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最期の選択。

2006年08月25日 | ニュース系
7月31日に膵臓がんで亡くなった作家の吉村昭さんは、尊厳死を選んでいたのだとか。
 津村さんによると、吉村さんは死の前日の30日夜、点滴の管を自ら抜き、ついで首の静脈に埋め込まれたカテーテルポートも引き抜き、直後に看病していた長女に「死ぬよ」と告げたという。遺言状にも「延命治療はしない」と明記していた。
 家族は本人の意思を尊重して治療を継続せず、吉村さんはその数時間後に死去した。

自分の意志で延命のための管を抜くなんて壮絶な光景っぽいのだけれど、看護の長女の方に「死ぬよ」と告げるあたり、「安楽死」みたいな生命のシャットダウンではなく、病気との戦いの果てのことなのにゆっくりと静かに幕を下ろすような妙に穏やかな雰囲気があって、人としての強さを感じます。

参照記事: Yahoo! ニュース

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