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フテイキログ

不定期更新。

完全に欠落している記憶。

2005年07月21日 | 日記系
ちょっと暑過ぎです。
エアコンの効いていない場所では、息が詰まりそうになるくらい暑いです。
これだけ暑いと身体はダルいし、頭は回らないし、何か重苦しくてドロドロとしたものにすべてがスポイルされていくような錯覚さえ憶えます。

そんな風にダルい日々ですが、最近は韓ドラばかり(いまは『美しき日々』)観ているので、たまには毛色の違ったものをと思い、グチャグチャになっているビデオラックを眺めていたら、なんとも古いビデオが見つかって、ためしにデッキに突っ込んで再生してみたら、思わず引き込まれてしまいました。

それは、もう十年以上前のサザンオールスターズの『歌う日本シリーズ1992~1993』というライブビデオで、そんなテープを所持していること自体、完全に忘れていたのだけれども、なぜか家のラックの中にあって、観てみたら、かなり楽しかったです。
ただ、それをどうして持っているのか、そのあたりは全く思い出せません。
たぶん誰かに貰ったのだと思うけれども、「誰に」、「どういう状況」でもらったのか、記憶は完全に欠落していて、しばらく思い出そうと努力してみたものの、やはり全然駄目でした。

それでも、ずいぶん古いライブなのだけれども、色褪せた感じはなく、選曲も絶妙で、久しぶりにじっくりとサザンの曲を聴いたのだけれども、「ミス・ブランニュー・デイ」とか「希望の轍」とか「ボディ・スペシャル2」とか、自分の記憶の中にある風景とリンクしている曲を聴くと、正直、イントロが流れてくるだけで細胞がザワザワしてきて、鳥肌が立ってしまいました。
そして桑田さんの言語感覚は素晴らしく、CDとしてきちんとレコーディングされたものでもちょっと聞いただけでは歌詞がわからず、何を言っているのか全く不明だったりするけれども、ライブだとそれがさらに酷くて、その独特な節回しと特殊な言語感覚にドップリと浸かると、心地よささえ感じてしまいました。

日本語の歌なのに、どこの国の言葉でもないような、あの歌詞の感覚は痺れます。