にいはんは周回遅れ

世間の流れとは違う時空に生きる

現在の参加者は2名だけ

2007-08-07 | オーマイニュース

オーマイニュース(以下OMN)が創刊1周年記念と称して、10万円プレゼント企画を開始しています。ところが、市民記者の反応が思わしくありません。第1回の締め切りまでに予想記事を寄せた市民記者はわずか2名。先日1周年を迎えたアメーバニュースのプレゼント企画よりも寂しい事になっています。OMNの方は、このままいくと2分の1の確率で10万円が当たるという事です。

ただ、実際にはあと3回の応募機会がありますから、確率はどんどん下がっていくでしょう。最終的な競争率が何倍になるか、正直気になるところではあります。

今回の10万円プレゼント企画は、株価予想コンテストの形式を取った事に対して編集部に批判的なコメントも寄せられているようです。しかし、拙ブログとしては批判が出るのも当然と考える一方で、OMNにしては珍しく透明度の高い企画なのでその部分はきちんと評価したいとも思います。

まず、誰がどのような予想をしたのかが明らかになっている点です。同じような企画は5月に行われた日本ダービーの予想企画くらいしか思いつきません。次に、誰の目から見ても過程と結果が明らかになる点が素晴らしい。予想が公開されているのですから当然といえば当然ですが、優勝者の選定に編集部が関与する事は不可能です。1週終わるごとにその時点でのトップは誰か、編集部によって明らかにされるでしょうが、仮にそれがなくても市民記者を含めた読者が結果を検証できるようになっています。

少々気になる点としては、予想記事の投稿はペンネーム(以下PN)でも可となっているのに、優勝した場合は実名を併記されるというあたりでしょうか。これも透明性を確保するためのアイデアだとは思いますが、日頃からPNや旧姓あるいは通名等本名以外の名義で記事を書いている市民記者の扱いはどうするつもりなのでしょうか。

とはいえ、優勝者決定までのプロセスが誰にもわかるようになっているのは本当に素晴らしい事です。今回の企画でOMNがどれほど透明性を意識しているかはよくわかりませんが、今後行われるOMN主催イベントで市民記者を招待する場合には、この企画のように何名の応募者がいて競争率が何倍だったかという程度の情報は開示してほしいものです。ブラックボックスの多い組織は、どうしても信用度の面で疑問符がつきます。


OMNは透明性を高める努力をしましょう