にいはんは周回遅れ

世間の流れとは違う時空に生きる

特集記事のリニューアルについて

2007-08-01 | オーマイニュース

8月8日に開幕する第89回全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)は、今日、東東京・静岡・新潟の代表校が決定し、出場49校が出揃いました。

オーマイニュース(以下OMN)では今大会に向けて球児たちの夏を追うのタイトルで特集ページを設けています。しかし、特集ページ開設から今日までに掲載された記事はたった1本。かなり寂しい現状です。その1本も東東京大会のレポートでした。OMNが期待していたであろう地方発の記事は全く掲載されていない事になります。

新聞やTVといった大手マスメディアがローカルニュースでしか伝えない、あるいはローカルニュースにすら載らないような独自の視点からの記事を募集し、全世界に向けて発信する試みは、ネットニュースメディアであるはずのOMNが進むべき方向に沿ったもので、企画の意図は評価に値すると考えます。記事が集まらなかったのは、市民記者の関心がさほど高くなかったか、こちらの記事にある「現場に足を運び、見聞きし、感じたことを記事にする」という条件が予想外に高いハードルになったかのどちらかだと思われますが、ちょっともったいない気がします。

もう、明日から甲子園練習が始まります。代表決定が遅かった一部の地区を除く代表校の多くは既に甲子園入りしているのでしょう。今後現場に足を運べるのは、地元の市民記者以外では、母校の応援に行くなど余程特殊な機会に恵まれた人だけだと思いますが、さすがに甲子園大会ともなると、OMN独自の存在感を示せる現地取材記事を書くのはなかなか難しいのではないかと思います。

とはいえ、このまま埋もれさせるにはやはり惜しい企画です。編集部は、試合の模様とは別に大会中の地元の盛り上がりを伝える、敗退して帰郷した選手や関係者の模様を伝えるなどといった形で記事の募集を改めて行ってみてはいかがでしょう。