9.11について

2001年の9.11事件や、その他色々な感想、思い、などを書いていけたらなと、思っています。

9.11について <BLOCKCHAIN REVOLUTION> その3 

2017年12月29日 | 日記
とあるスナックで

小林
ブロックチェーンという技術は、通貨だけでなくいろいろなところに使えるんですね。この本を読んでいくと、びっくりしますね。 P-237

ブロックチェーンは選挙をどう変えるか

ブロックチェーンは透明で信頼性の高い、新たな時代の投票システムを可能にしてくれる。
暗号通貨の二重使用ができないと同じように、ブロックチェーンなら二重投票やなりすましを防いで正確な投票システムを実現できる。スペインのアゴラ・ボーティング社は政府の協力のもと、ブロックチェーン技術を活用した投票システムの開発に取り組んできた。エドゥアルド・ロブレス・エルビラCTOは言う。
「セキュアな分散システムを作るのは非常に難しいのですが、ブロックチェーンならこれを実現できます。ただ分散させるだけでなく、安全に分散させるのです。これは電子投票システムをはじめとして、多くの分野に応用できます」
スペインの左翼政党ポデモスは、実際の予備選挙でアゴラの電子投票システムを利用している。大衆のための透明性の高い政治という彼らの思想に、ブロックチェーンがうまく一致したのだ。
ほかにも世界各地で、新たな電子投票への動きが進められている。最新のイノベーティブな動きをいくつか紹介しよう。

E2E検証可能投票システム

2015年、アテネ大学の研究チームがDEMOSという新たな投票システムの概要を発表した。エンド・ツー・エンド(E2E)でデータの正しさを検証できる電子投票システムだ。ブロックチェーンと同じように、分散的な検証システムを実現する。
これまでにも、投票結果の改ざんを防ぐためのE2E検証可能投票システムは開発されていた。ただし、DEMOS以前のシステムには、ランダムオラクル仮定という一定の条件のもとでしか信頼性を証明できないという問題があった。これに対し、DEMOSは数学的に信頼できる計算を利用して、データの正しさを確実に保証することを可能にした。
投票する人は2つのランダムな数字を受けとり、これを鍵として投票を行う。一方の数字は投票者に対応し、もう一方は投票先に対応している。この鍵を利用することで、中心となるサーバーがなくてもデータの正しさを証明することが可能になる。
DEMOSの登場で、E2E検証可能投票システムは今後一気に広まることになるかもしれない。

ニュートラル投票連合

オーストラリアで、NVB(ニュートラル)という団体がブロックチェーン投票を実施し、民主主義のあり方を大きく変えようとしている。彼らの主張はシンプルで前向きだ。
「政治を変えるためには、自分たちで参加するしかない」
創設者のマックス・ケイはNVBを「政治アプリ」と表現する。そこでは普通の人たちが、興味のある政策に対してブロックチェーンで「投票」することができる。投票期間が終わると、最終結果にもとづいて、実際の議会でどう投票すべきかという指示が議員に送られる。
なぜブロックチェーンを利用しようと思ったのか、という問いに、ケイは次のように応える。
「さまざまな政党に働きかけるわけですから、強く反発する党も当然出てきます。そのなかで情報の正しさと信頼を保つためには、結果を検証できる必要があると考えたのです。各党が自分で、結果の正しさと票の記録をたどれるようにするということです。」
検閲に強い仕組みや、データの不変性も重要だった。
「僕の知る限り、それを満足に実現できるのはビットコインのネットワークだけです。もちろんそれ以外にもブロックチェーンはありますが、ハッシュレート(計算量)を考慮するとビットコイン一択でした」


そして、この第9章も驚きでしたね。 P-249


第9章
僕らの音楽を取り戻せ
 ・・・アート、音楽、ジャーナリズム

それはちょっと見たこともないような、1歳の誕生パーティだった。
会場はロンドン屈指のライブ会場「ラウンドハウス」。円形の巨大な会場を彩るのは、音に反応して光るREDのツリー、お城をかとどったバルーン遊具、そして食べ尽くせないほどの豪華なビュッフェ。
人々の顔ぶれも多彩だ。クリスタルボールを自在に操るコンタクトジャグラーに、数十人の乳幼児、その親や近所の友人、ミュージシャンたち。その中に、ブロックチェーン関係者の姿もちらほら見える。
たとえば、カリスマエンジニアのヴィネイ・グプタ。彼は身近な材料でつくれる簡易シェルター「ヘクサユルト」の考案者として知られるが、現在はブロックチェーンの伝道師として活躍している。それから、イギリスのアーティスト団体FACのCEOを務めるポール・パシィフィコ。彼は金融業界から音楽業界へと転向し、現在はアーティストの権利を守るために活動している。
そうそうたるメンバーの中心にいるのが、パーティの主催者であるイモージュ・ヒープだ。ヒープは電子音とアコースティックの融合した美しいサウンドが印象的なミュージシャン。2015年にはミュージック・ウィーク誌の「インスプレーショナル・アーティスト・オブ・ザ・イヤー」にも選ばれた。そして彼女の1歳になる娘スカウトが、この豪華すぎる誕生日パーティーの主役である。
「自分の作っているものが、いつかこの子の役に立つと思いたいんです」
本書のインタビューに応じて、ヒープは音楽業界への思いを語った。
「ビジネス的な面でいえば、かなりネガティブな見方がひろがっています。わけがわからない状況ですよ。音楽をつくるアーティストが、食物連鎖のいちばん下においやられているんですから。それっておかしいですよね。音楽はいつでも私たちを取り巻いています。携帯の中にも、タクシーの車内にも、どこにでもある。それなのに、アーティストがうけとるものは年々少なくなっているんです」
ミュージシャンをはじめ、アーティストたちはジレンマに直面している。
インターネットは、アーティストの創作と表現の場を大きく広げた。ウェブはアーティストたちを結びつけ、すばらしいアイデアやコラボレーションを可能にしてくれた。販売のツールが不足しているわけでもない。デジタルダウンロードやストリーミング配信が可能になり、レコード会社は新たな収益源をつねに開拓してきた。
問題は、新たなメディアが登場するたびに、アーティストの取り分と発言力がどんどん小さくなっていることだ。トーキング・ヘッズのデヴィッド・バーンも、ガーディアン誌に次のような意見を寄稿している。
「今のやり方のままでは、クリエイティブな仕事はつぶれていくだろう。音楽だけじゃなく、あらゆる創作が危機に瀕している。このままインターネットが世界中のコンテンツを吸い込みつづけたら、そのうち世界は空っぽになってしまう」
この章では、ブロックチェーンを使ってアーティスト中心のビジネスを実現する方法について検討したい。必要なのは、自由に表現出来るだけでなく、表現の対価を十分にうけとれること。言い換えれば、当然の権利を取り戻すことだ。

巨大な業界に搾取され、政府の検閲につぶされる時代はそろそろ終わりにしよう。


コー
ブロックチェーン技術を使って、ほんとうにできるんだろうか。

この中で出てきたアーティストがこの人みたいだ
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