「相知高菜-おうちたかな」
【生産地】唐津市相知町、
【特徴】やや小ぶりで柔らかい肉質が特徴。
【食味】相知高菜漬けは、他の高菜漬けと比べて柔らかな食感と甘酸っぱさが特徴。
【料理】高菜漬によるチャーハン、おむすび、スパゲティ、ギョーザなど
【来歴】1907(明治40)年頃から1965(昭和40)年代にかけて、唐津市相知地区を中心に盛んに栽培されてきた。
相知高菜の誕生由来は、1952(昭和27)年1月に誠文堂新光社から発行された「園藝大辞典(えんげいだいじてん)」第3巻の記載に「明治37年に中国四川省から導入された青菜(せいさい)と江戸時代以前から存在していたであろう相知の在来紫高菜との交雑により誕生した相知高菜」との記述などから1907(明治40)年頃に多肉性高菜として全国で初めて誕生したと判断される。1920(大正9)年には相知高菜を商品として地元の広瀬仙吉商店が製造販売しました。
しかし、1965(昭和40)年代以降、小ぶりな相知高菜より収穫量が多い大型品種(三池高菜)の栽培に移行しため、生産が激減し「まぼろしの高菜」となった。
1998(平成10)年頃、佐賀県漬物工業協同組合の前田理事長は全国漬物協同組合連合会の地域特産品委員会の活動を機に、子供の頃よく食べていた「相知高菜」を捜し始め、2007(平成19)年、相知地区の高菜農家の納屋から、少量の種を発見。翌2008(平成20)年佐賀県東松浦農業改良普及センターで種子の採集を行い、本来の相知高菜に近いものを厳選しつつ、交配を繰り返す努力が続けられ、2009(平成21)年春に初収穫し、漬け込みを行って、かつての相知高菜漬を復活させた。現在、種子管理はJAからつ管内の相知町農産物加工団体「逢地の里」1カ所で厳重に行い、相知町の契約農家3軒と漬物業者で「相知高菜」の栽培を手掛けている。
【時期】3月~4月
*https://tradveggie.or.jp/41-saga/#i-8 より
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