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<伝統野菜> 宮城 観音寺せり

2021-05-31 09:24:54 | 伝統野菜

 「観音寺せり」

 【生産地】宮城県登米市迫町北方の観音寺(真言宗海岸山観音寺のあった)地区

 【形状】「根ゼリ」は、根っこの部分まで食べることが出来るのが特徴で、正月の雑煮には無くてはならない食材。「葉ゼリ」は60から70㎝もなる長さと太くて柔らかい葉柄が特徴。

 【食味】井戸の水で栽培することで独特の香りがあり、しゃきしゃきした食感がうまれる。味噌汁や鍋に入れると、独特の香りにより風味がよく出る。おひたしにしても柔らかい食感と香りのよさが際立ちます。

 【来歴】弘法大師が諸国を行脚している途中にこの地に立ち寄った際、井戸が無く水に不便なところであったにもかかわらず、住民が水を飲ませてくれたことに感謝し、お礼として井戸を授け、その弘法水で薬草である「セリ」を栽培するよう話されたことが始まりといわれている。他の地区でこの「セリ」の栽培を試みてもうまく生長せず、弘法水を利用するという神秘的な由来より《幻のセリ》とも言われている。

 【収穫時期】5月上旬葉ゼリ、12月下旬根ゼリ

*https://tradveggie.or.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E4%BC%9D%E7%B5%B1%E9%87%8E%E8%8F%9C%EF%BC%8D%E5%AE%AE%E5%9F%8E/#i-18 より

 

 観音寺セリ
 生産地 登米市迫町北方観音寺地区

 由来
 セリ観音寺セリは、古くから登米市迫町北方の観音寺(真言宗海岸山観音寺のあった)地区で代々受け継がれている「地ゼリ」です。

 弘法大師が諸国を行脚している途中にこの地に立ち寄った際、井戸が無く水に不便なところであったにもかかわらず、住民(木村寿さんの家の”ねえや”と言われています)が水を飲ませてくれたことに感謝し、お礼として井戸を授け、その弘法水で薬草である「セリ」を栽培するよう話されたことが始まりといわれています。この井戸こそ、現在、木村寿さんの家の自己敷地内に残る井戸と言われています。

 他の地区でこの「セリ」の栽培を試みてもうまく生長せず、弘法水を利用するという神秘的な由来より《幻のセリ》とも言われております。

 

 特徴
 セリ田12月下旬に「根ゼリ」が収穫されます。この「根ゼリ」は、根っこの部分まで食べることができるのが特徴で、正月の雑煮には無くてはならない食材と重宝されています。

 5月上旬には「葉ゼリ」が収穫されます。「葉ゼリ」は60から70cmもなる長さと太くて柔らかい葉柄が特徴です。

 この井戸の水で栽培することで独特の香りがあり、しゃきしゃきした食感がうまれると言われています。

 

 栽培方法
 セリ収穫観音寺地区にある面積約2千平方メートルのセリ田で、7戸の農家が栽培しています。8月下旬にセリ田に「種ゼリ」を植え付け、12月下旬に「根ゼリ」、5月上旬に「葉ゼリ」を収穫します。収穫から洗い、選別まですべて手作業で行われますが、特に「根ゼリ」の収穫は、真冬の冷たい田の中に入る大変な作業になります。

 

 主な活用・料理方法
 セリ鍋味噌汁や鍋に入れると、独特の香りにより風味がよく出ます。おひたしにしてもよく食べます。おひたしにすると、柔らかい食感と香りのよさが際立ちます。そのほか仙台ロイヤルパークホテルの池田総料理長により、「観音寺セリとセロリのソテー柚子胡椒風味」のレシピが開発されました。

 

 生産者インタビュー木村寿さん
 ひさしさん今は7戸で生産していますが、生産者は高齢化しており後継者もいないのが現状です。私も体の許す限りは頑張るつもりですが、毎年観音寺セリを楽しみに待ってくれているお得意さんのためにも、なんとかして残していきたいと思っています。水仕事、しかも手作業なので他の作物にくらべ大変なのですが、興味がありやってみたい人がいれば出てきてほしいです。

 

 お問い合わせ

 登米市産業経済部地域ビジネス支援課

*https://www.city.tome.miyagi.jp/business/dentoyasai/kannonjiseri.html より


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