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飲食店の淘汰が始まっている

2019-12-14 10:27:51 | 米屋の親父のつぶやき
帝国データバンクによると、今年「飲食店の倒産」が過去最高になったと。
「飲食事業を主業とする事業者(法人・個人事業者)で、法的整理かつ負債1000 万円以上を対象」としているため、それ以下の「清算」も含めるともっと多くなるのかもしれない。

米屋の親父としては「危機感」を持たざるを得ない状況である。

個人的な感覚としては、「飲食店」もオーバーストアだと思っている。
チェーン店の過剰な出店が、「地元密着型」のお店の商圏を侵食し、特に「個人経営」のお店を直撃する。
しかしチェーン店それも低価格店だと、「人件費高騰」もあり、開店後2年も持たないこともある。
ただ「その箱(店)」だけが残り「居抜き」で別のチェーン店が入る。
そうなると「個人経営店」はたまったもんじゃない。
いつまで経っても「良い環境」にはならないからだ。

たしかに飲食店の「安易な出店」はいまだ継続している。
将来を見据えた「経営」を疎かにし、短期間(2年未満)の営業で終了する飲食店は多いのが現状。

帝国データバンクの分析によると、「節約志向の高まりに加え、今年10月に消費税率の引き上げとそれに伴う軽減税率が導入されたことで、消費者はテイクアウトやデリバリーなどの中食や、内食を選ぶ傾向が強まったと言われる。飲食店は他にも、人手不足、社長の高齢化、後継者問題、キャッシュレス化、改正健康増進法の施行が2020年に控えるなど今後も懸念が尽きない。」と。

本当に「中食や内食」の傾向がどこまで進んでいるのか?
それ以上に「生活スタイルの変化」の方がもっと進んではいないか?

今年のトレンドとして「ノー忘年会」が挙げられている。
85%が「サラリーマン」という社会。
会社内でのコミュニケーションとして「飲み会」が挙げられるが、それが「ノー忘年会」といった風潮でどんどん減少しているのでは?
「気兼ねない仲間」だけでの飲み会への移行で、それらは埋められるとは思えない。

「ノー残業」で「飲み会」が増加すると思われたが、それは「昭和の時代」の感覚なのでは?

「個人のライフスタイル」を重視する傾向がどんどん増し、「昭和期飲み会」を敬遠するため、「飲食店」もどうやって対応してくのか?

昨今の飲食店は一度「淘汰」され、また新しい波を作れるのか?
いくつもの課題を将来にわたって検討することが望まれる。
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