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OPUS MAGNUM

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似ている似ていないは別として…

2010-10-22 14:54:29 | ニュース
ウサギのキャラクター「ミッフィー」の生みの親であるオランダの作家ディック・ブルーナ氏がサンリオのウサギキャラクター「キャシー」著作権の侵害として製品の生産停止を求める訴訟を起こしたことがわかりました。
オランダのメディアによると、サンリオのキャシーがミッフィーを模倣しているとし、サンリオが生産停止に応じない場合は1日5万ユーロ(約560万円)の罰金を科すように裁判所に求めました。
判決は11月2日の予定。

これに対しサンリオ広報は

「ミッフィー16件とキャシーは類似していないと考えている。裁判を通じて当社の考えを主張していきたい」

とコメントしています。


この訴訟が起こされるまでサンリオキャシーというキャラを知りませんでしたが、実際見てみたら確かに似ている…。
並べられたら違いは一目瞭然ですが、別々に見たら間違えてもおかしくないレベル…でしょう。

個人的にはミッフィーが好きなので別々に見ても違いはわかりますが、ミッフィーを知らない人がキャシーを見たらミッフィーと間違えるかもしれません。
お年寄りの方が孫にミッフィー製品を買ってあげたと思っていたら、実はキャシーだった…なんてことはあり得そうですね。

まぁ、それでも一応サンリオですからねぇ。
全くのバッタモンという訳ではありませんから良いでしょうけど。

この訴訟に対し日本人の意見としては「似ていない」とか「争う必要はない」「ウサギをデフォルメしたら似ても仕方がない」というような意見が多い気がしますね。
確かに、ウサギなんて簡単に書いたらこんな感じになるのは当たり前でしょう。

ただ、これが逆の立場だったらどうなるでしょうね?
日本が発祥で世界的にも有名なキャラに似た商品を海外で発売していたら…。
しかも、それが海外の大手メーカーで発売したら。

さらに、この大手メーカーが自分たちよりも格下と思えたら…。
実際はわかりませんが、どうも日本アジアって世界から見たら格下に見られていると思えますからねぇ…。

例えるなら失礼ですが、中国が日本のキャラを似せていたらどう思うか?
まぁ、中国は明らかに模倣したキャラが多いだけにまたか?!程度にしか思えないかもしれませんが。

もう少し具体的に言ったら、アジア諸国で有名なメーカーがサンリオのキティちゃんに似たキャラを販売していたらどう思うか?
もちろん、全くの複製ではなく、明らかに変えているところがあることは確かだとしたら。
例えば、キティちゃんのリボンがないとか程度の違いだったら…。

それを見たら多分模倣していると言うでしょう。
「パクリぢゃん!」ってね。

今回の件は個人的にも訴えられるレベルではない気がしないでもないし、勝訴のような気がしています。
ただ、残念なのはサンリオのような大手のメーカーが訴訟を起こされるようなキャラクターの販売を行っていたことが残念ですね。
ましてやミッフィーちゃんなんて超メジャーキャラですからねぇ。

情報化社会となった今はちょっと調べれば名前や見た目が似てしまわないか分かることですからねぇ。
ちょっと前にも小学校名の問題が話題になりましたが、どんなことでも事前調査は必要だと思います。

まぁ今回はサンリオが早めに折れた方が身のためでしょうね。
サンリオも幼い子供たちに商品を売る立場だったら商売に走ったドロドロとした争いをするのは良くないでしょう。
ただでさえ、今回の訴訟でミッフィーのイメージが悪くなったように思えますし。

一刻も早く和解することを願います。


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