仮面ライダーカブト第35話「地獄の兄弟」

昨日は忙しくて書けなかった「仮面ライダーカブト第35話」の感想です。
忙しすぎてほとんど寝ていないのでちょっと忘れかけていますが。

タイトルは「地獄の兄弟」だそうです。
地獄の兄弟？！
このタイトルを聞いて田所兄弟を思い出した人は多いはず…。

前回はハイパーゼクターがひよりの描いていた妖精の絵を映し出すというめずらしく続かないようなシーンで終わりました。
これは新たな展開を予想させる終わり方でした。

そして今回は、前回のハイパーフォーム変身のシーンから…。
なんだよ、それ。
ＣＭ後にＣＭ前のシーンをダラダラ流すしょぼい番組を思い出させますね。


天道が歩いていると前方から一人の男が現れます。
そして、その男は

「選ばれし人よ、もうゼクター集めはやめてください」

と言い出します。
天道は敵と思いカブトゼクターを呼ぶが、カブトゼクターはその男の手の中に…。
さらにその男は天道に「大切な人のためでもある」と言い去っていきます。


天道家はなぜか騒がしいことになっています。
前回で完全に天道の部下になった蓮華と、ザビーゼクターをとられたため返してもらおうと必死な影山が「師匠」と呼び天道家に家事手伝いをしに来ています。

蓮華は食事を、影山は掃除をするが、二人とも失敗だらけ。
窓を掃除して落ちてくる影山、食事を運ぶ途中に転ぶ蓮華…。
二人ともお笑い担当？

さらに、二人のやりとりも子供の言い争いのような感じです。
影山は元々お笑い担当のようでしたが、蓮華までお笑いだったとは…。
もっと「女戦士」としてダークな雰囲気を維持すると思ったのに。

サソードゼクターを天道に売ってしまったことを心配する加賀美が神代家に出向きます。
しかし、加賀美の心配など知りもしないぼっちゃまは親友の「カ・ガーミ」のおもてなしとして風呂へ入れたり服を着替えさせたり。
いつまでも続くおもてなしにいらだつ加賀美…。

やっと本件サソードゼクターのことを話すと、ぼっちゃまは「ディスカリバーがあるからいい」と強気。
しかし、じいやはこっそりサソードゼクターを取り戻して欲しいと頼みます。
これはやっぱりスコルピオワームとゼクターには何らかの関わりがありそうですね。


天道にサソードゼクターを神代に返して欲しいと頼む加賀美。
サソードゼクターがないと神代は…と、ワームであることを言い出してしまいそうでしたが、なんとかごまかします。
しかし、天道の意志は変わらず、さらにガタックゼクターも要求されてしまいます。

ゼクターを集める理由はライダーを排除すると言うことでしたが、それならなぜ前回でガタックが爆死させられたときに助けたのでしょうね。
別にゼクターそのものが欲しいわけでもないのならライダーが減るのは天道の望み通りと思うのに…。
それに、ガタックゼクターは凶暴なので有資格者以外は手懐けられないのでは？

怒り心頭の加賀美が廊下を歩いていると影山と出くわします。
影山は天道の友達である加賀美にザビーゼクターを取り戻して欲しいと頼みますが、

「あいつは友達なんかじゃない！」

と豪語します。


サルでは怖い顔をして田所さんが店内にいます。
ベラベラとしゃべりながら食べている女性客に説教までしています。
さすがにこれは天道も「その顔が営業妨害だな…」と。

田所さんはただ「食事はこの店で…」という司令官の指示に従っただけだとか。
その後は「ごちそうさまでした」と礼儀良く挨拶して帰っていきます。

たっ田所さん…、もっと本筋に絡んでくださいよ。
もう、変身してしまうしかないのでは？！
そば屋の弟と一緒に「地獄兄弟ライダー」になってください！！


と思ったら、加賀美に指令を出す田所さん。
指令の内容は「立川大吾」という男を「ワームから守れ」ということでした。
ワームを倒せは過去に何度もあったが、「ワームから守れ」という今までにない指令に戸惑う加賀美…。


またまたサルで、天道が影山と蓮華のどちらかをバイトとして採用するというになりました。
店主の手伝いが出来るように料理のうまい方を採用すると言うことで、またまた料理対決です。
う…、カブトで料理対決をするってことはまたギャグ展開か？！

食材は「カレイ」。
そのカレイをのぞき込む影山と蓮華。
蓮華は寄り目で早くもギャグの予感が…。

出来上がった料理を試食する天道。
まずは影山の「カレイの煮付け」から。
一口食べて「合格」と言われ喜ぶ影山。

そして次は蓮華。
出来上がった料理はなぜか「カレー」。
さらにその横に「漬け物」があり、「カレーに漬け物」…。

　カレーに漬け物
　　　　↓
　かれーに漬け物
　　　　↓
　かれいにつけもの
　　　　↓
　かれいのにつけ
　　　　↓
　カレイの煮付け

…くっ苦しいね。
そういうギャグですか。

しかし、一口も食べないまま蓮華の勝ちと言い出します。
理由は、影山の「カレイの煮付け」は別の割烹料理店のものと判明。
料理通の天道は一口食べただけで有名料理店の味付けが区別できるためバレたようです。

嘘泣きする影山。
野次る蓮華。
天道に「天の道を外れた」と言われ、影山は捨てゼリフをはいて店を出て行きます。

しかし、これで蓮華をバイトとして採用するの？
味はどうなのかねぇ？
７年も食事していない＝料理もしてないと思うのでどんな味になっているのか…。


幼稚園で園児を遊ぶ立川大吾。
その立川をZECTの指示通り警護する加賀美。
そこへ喪服の女性が現れてコキリアワームに変身し立川に襲いかかります。

加賀美がガタックに変身しコキリアワームと戦っていると別のワームが現れ園児たちに襲いかかります。
立川はワームから園児を守ろうと戦うが、なんと立川はワームに変身してワームと戦い出します。
立川が変身したワームは映画でも出てきた大きなツノを持つワームでした。

ワームと戦いながら立川はガタックに助けを求めるが、ガタックは戸惑いを隠しきれません…。
そうしていると、どこからともなく「ドレイクゼクター＋ドレイクグリップ付き」が飛んできて立川の手に収まりました。
そして、立川はドレイクに変身してワームを一掃し去っていきます。

ドレイクに変身できるというよりも、ドレイクゼクターを意のままに呼び寄せられることに驚かされますね。
しかも強い！！
立川はいったい何者？


捨てゼリフを吐いてサルを飛び出した影山がブランコで落ち込んでいます。
そこへ麗奈が現れザビーゼクターを取り返してあげても良いと言い出します。
交換条件として立川を始末するということで…。


地下駐車場のようなところを彷徨い歩く立川。
柱の陰では影山がゼクトルーパーの格好で立川を狙っていました。

そして影山が突然立川の前に飛び出しマシンガンを向けるが、シャドウ部隊に阻止されます。
シャドウ部隊と向かい合い躊躇していると、シャドウ部隊に発砲されてしまいます。
さらに、麗奈も現れワームにも攻撃される影山は身も心もボロボロとなり倒れ込んでしまいます。
その隙に立川はどこかへ逃げてしまいました。

そこへ変わり果てた矢車さんが登場！
シャドウ部隊を蹴りで攻撃します。
シャドウ部隊は俺が守る！といっていた矢車さんだけど、今は自ら攻撃をしています…。
さらに、キックホッパーに変身して攻撃を続けます。


買い物帰りの天道。
蓮華が買い物袋を持ってくれるが、おばあちゃん語録を勘違いした蓮華は買い物袋を道路に置き歩いていってしまいます。

倒れる買い物袋から転がり出たオレンジの先には立川が居ました。
立川はオレンジを拾いながら

「人間がライダーになってワームを倒してくれないと、我々ネイティブは困るんです」

と意味深なことを言い出します。
そこへ現れたコキリアワームが立川に襲いかかります。
また立川はワームに変身して戦い出します。

立川のワームを見て天道はあることを思い出します。
そうこうしている間に蓮華を人質に取られるが、ハイパーフォームに変身してなんとか救い出します。
しかし、コキリアワームにも立川にも逃げられて…。


身も心もボロボロになった影山に矢車さんが「俺の弟になれ…」と言い出します。
そしてホッパーゼクターをもらい、影山はパンチホッパーに変身…。

つづく


とうとう登場したパンチホッパー！！
とは言っても、赤いバックのところで回想シーンのように変身しただけでしたけどね。
それにしても、二人ともうなだれたまま変身とは、さすがネガティブライダー！

矢車さんのキックホッパーは「どうせ俺なんて…」、「今誰か俺のことを笑ったか？」、「おまえも笑えよ、あ？！」と、まだ数回しか出ていないのにインパクトのあるセリフを吐きまくりですね。
影山のパンチホッパーはどういうセリフを吐いてくれるのでしょうね。
今回のセリフからいくと「わぁ～ん(嘘泣き)どうせ俺なんて使えない男だよ！」、「誰か友達になってくれよぉ～！」とかだったりして…。

影山も天道に恨みを持っていることは確かですね。
サルを出て行くときの影山の顔は「いつか仕返しをしてやる！！」って顔でしたし。

そういえば、ライダージャンプは上手いこと出来ている感じでしたね。
地下道のようなところで「…ライダージャンプ」って言ったときは天井にぶつかるのでは？！と心配しましたけど、難なく決めちゃいましたからねぇ。
ホッパーの弱点は狭いところでの戦闘かと思っていましたけど。

矢車さんは変身する前から強いですね！
変身後のアクションを抜きにしたら今回の矢車さんの跳び蹴りが一番迫力があったね！


大きなストーリー展開として「立川大吾」という人物が現れたことでしょうね。
自らを「ネイティブ」と呼んでいるワームです。

天道にゼクター集めを止めて欲しいとか、ライダーにはワームを倒して欲しいなどと意味深なことも言っています。
一番意味深なのは「あなたの大切な人のためでもある」ということですが…。

天道の大切な人と言ったらひよりしか居ませんね。
なんせ、人間やワームのすべてを敵に回してもひよりを守ると言っていますし。

今までの流れから勝手に想像すると、立川はひよりの子孫ではないでしょうか？
ひよりはハイパーゼクターの暴走により時空を超えどこかに消えてしまいました。
そして、飛ばされた先が「過去」と言うことではないでしょうか？

ひよりは自分が過去に飛ばされた事を知る。
しかし、現在に戻れないのでそこで生活を始め、やがて結婚して子供を生む。
その子供に、いつか天道という人間が現れて…という話しを語り継ぐ…。

ネイティブというだけあって、ひよりの結婚相手は人間ではないのでしょう。
でないと、ワームと人間のハーフになってしまいます。
これはボウケンジャーのボウケンシルバーがアシュと人間のハーフという設定のように…。
まぁ、実際ネイティブという定義が良く解りませんけどね。

ワームであるひよりともう一人のワーム人間とは誰か？
ワームでありながら人間というとぼっちゃまが居ますね。
でも、ぼっちゃまのお気に入りはミサキーヌでは？
あー、あれは姉の面影を追いかけているだけか？

そういえばもう一人居ましたね。
一度死んだのに何らかの力で蘇った…、加賀美新！
加賀美はワームとなって蘇ってのか、単に時間が巻き戻されたのか、それによっては単なる人間かもしれませんが。

加賀美が過去に戻ることは、AREA Xにあった３５年前の資料にも書かれていただけあって在り得る話しでしょう。
どうやって過去へ行くかは解りませんけどね。
ガタックがハイパーフォームになればいけるのでしょうけど、ハイパーガタックは雑誌のオマケだけっぽいのでカブトに連れて行ってもらうのかもしれません。

それにしても、立川はゼクターを簡単に操ることができるんですねぇ。
ドレイクゼクターを呼び寄せて変身してしまうし…。
どんな秘密があるのでしょうか？

またまた勝手な推測…。
ゼクターはネイティブの変身力を科学で解明して人間が作成したものではないでしょうか？
その為、ネイティブは簡単に扱うことが出来るのでは？

ネイティブの登場で謎が明確になってきそうですね。