京都のシンボルの一つに東寺の五重塔があります。
いつも近くの道を車で走ったり、電車から眺めるだけで
お参りした事がありませんでした。
丁度春季と秋季に行われる「宝物館特別公開」が開かれているので、
京都文化博物館で開催されている「カポディモンテ美術館展」鑑賞の
前にJR京都駅から歩いて秋を散策してきました。
真言宗総本山、「世界遺産条例」に登録されている。
五重塔、金堂、講堂拝観で800円。
五重塔
弘法大師(826年)によって創建が行われ
焼失が4回、現在の塔は1644年徳川家光によって竣工された総高55Mの
日本一の国宝五重の塔です。
中に入ると太い大日如来に見立てた心柱を囲む四仏坐像が祭られていました。
木材の切り組や単純な釘打ちだけで緊結されていない柔構造で耐震にすぐれている。
金堂
桃山時代を代表する薬師三尊、十二神将が祭られている。
講堂
弘法大師のよって825年に創建され現在の講堂は1491年に再建された。
カポディモンテ美術館展
イタリアを代表するナポリ・カポディモンテ美術館のルネッサンスからバロックまでが
紹介されている。
ポスターにも掲載されている「謎の美女・アンティア」は
貴婦人とも高級娼婦ともいわれています。
白く透き通る肌、鋭い眼差し、サテン生地洋服の光沢、レースのスカート等
まるで生きている様な絵画を見て「芸術の秋」に浸れました。
ユーチューブをお借りしてライブムービーメーカーで作成しました。
広い境内に国宝や重文の建物が散在し、広々
のんびりとして静かなお寺ですね。
表通りは幹線道路でやかましいですが…(笑)
カポティモンデ美術館展は見ごたえがあったでしょう。
といってもキリスト教の知識が無いとよく分からないので、yukarikoも解説機器を借りて説明を聞きながら廻ったのですが…(笑)
今週は主人の頸椎ねんざの騒ぎでブログどころじゃなかったので、先週の高野山や美術館もどこかに吹っ飛びました。
日曜の行事もどうやら済んで主人もようやく山を越えて少しましで歩けるようになりほっとして、コメントが書けました。
やはり健康であちこち出歩けるのが一番ですね。
油絵と水彩画では絵具が違うので無理でしょうが生きている様なリアルな表現は何度見ても感動しますね!
残念なことに薄暗い金堂や講堂の仏像が埃まみれで目で見ても真っ白の確認、せっかく公開の時期なのにせめてその前にでもお身拭いしないのかと不思議に思いました。仏像が可愛そうな気がしました。