茶山守廣・隠岐三味線ブログ

名残尽きぬに 銅鑼が鳴る今宵

西郷港は 小雨も降らぬに 袖しぼる

        (隠岐民謡・しげさ節)

武良祭風流(むらまつりふりゅう)

2007年03月29日 | 気まぐれ日記
 隠岐の三大祭りと云われている玉若酢神社の御霊会風流と水若酢神社の祭礼風流
は以前にこのブログにて紹介しましたが、今日はその三大祭りの一つでもある武良
祭り風流を紹介します。

 武良祭りの起源は建久4年(1204年)佐々木定綱が幕府より隠岐地頭を拝命したことに始まる。
定綱が訪れたときの隠岐は気候は不順、五穀も不熟で人畜ともに病災に苦しむと云う有り様だったという。
このような困窮の実情を救済することこそ地頭の責務であると考えた定綱は、本国
近江の国より日・月その他の神々を勧請し、そして日神・月神の両神をそれぞれ近くの神社に奉斎した。
すると人畜は無病息災五穀は豊穣になったと云われ、以来今日まで祭りは継承されている。