こんにちは。Dr.Waveです。連投です。
1/16の『岡山市民病院ケースカンファレンス』は多発膿瘍の症例でした。
入院時にははっきりしなかった傍脊柱筋内の膿瘍が数日後の造影CTで顕在化してきたケースでした。
感染症診療ではフォーカスを同定することが重要ですが、入院時にどうしてもはっきりと同定できない場合があります。
どのようにフォーカスを同定していくか、日程を含めた検査計画・治療計画を組んでいかねばなりません。
一番避けたいのはCRPだけを見ながら「漫然」と抗菌薬を投与するスタイルです。臨床感染症がきちんと教えていないときは、よく見受けられたように思います。
最終的に当ケースでは腸腰筋、傍脊柱筋、骨髄、胸水にMSSAが感染していました。
ドレナージを適宜導入することで感染症のコントロールは上手くいきました。
今後は潜在疾患などの同定を行っていくこととなります。潜在疾患については、現在同定できなくても今後顕在化する可能性も踏まえてフォローしていかなくてはなりません。
「時間軸」を念頭に置いた診療計画を立てる意義を深く考えさせられたケースでした。
M田先生、プレゼンテーションのほどありがとうございました。
1/16の『岡山市民病院ケースカンファレンス』は多発膿瘍の症例でした。
入院時にははっきりしなかった傍脊柱筋内の膿瘍が数日後の造影CTで顕在化してきたケースでした。
感染症診療ではフォーカスを同定することが重要ですが、入院時にどうしてもはっきりと同定できない場合があります。
どのようにフォーカスを同定していくか、日程を含めた検査計画・治療計画を組んでいかねばなりません。
一番避けたいのはCRPだけを見ながら「漫然」と抗菌薬を投与するスタイルです。臨床感染症がきちんと教えていないときは、よく見受けられたように思います。
最終的に当ケースでは腸腰筋、傍脊柱筋、骨髄、胸水にMSSAが感染していました。
ドレナージを適宜導入することで感染症のコントロールは上手くいきました。
今後は潜在疾患などの同定を行っていくこととなります。潜在疾患については、現在同定できなくても今後顕在化する可能性も踏まえてフォローしていかなくてはなりません。
「時間軸」を念頭に置いた診療計画を立てる意義を深く考えさせられたケースでした。
M田先生、プレゼンテーションのほどありがとうございました。
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