岡山市立市民病院 総合診療グループ(ER+GIM)

岡山市立市民病院の総合診療グループである『総合内科』と『救急総合診療科』の日常の雰囲気を伝えていきます。

第4回中四国総合医セミナー(2015/03/07-03/08)

2015-03-20 23:43:19 | 院外イベント
こんばんは。Dr.Waveです。

つい先ほどまでK山救急センター長と岡山市民病院救急センターの今後について色々と話し込んでいました。
岡山市民病院だけでなく、県北も含んだ岡山全体の救急の課題にどう取り組んでいくかなど非常に有意義な話ができました。



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3/7-3/8は徳島で「第4回中四国総合医セミナー」が開催されました。
中四国の各大学や各施設から有志が集い、共に学び、共に語ったセミナーでした。

参加できなかった方へのセミナー報告をしたいと思います。

初日の最初のプログラムは、ケースカンファレンス2例でした。徳島県立中央病院と亀田総合病院の先生方から症例提示をいただきました。一瞬かぶったように思える臨床経過でしたが、一つは悪性リンパ腫、もう一つは腸腰筋膿瘍を伴った椎間板炎でした。臨床推論を進めながら、様々な鑑別診断を通して多くのパールを学ぶことができました。

その後、特別講演として国立国際医療研究センター病院国際感染症センター長の大曲貴夫先生から『発熱の診方』についてレクチャーいただきました。こういうタイトルからすると、お決まりの内容と思われると思いますが、ところがどっこい。「大曲先生節」にかかると、ここまで奥深いものになるかと、多くのTipsを教えていただきました。10数枚用意しておられましたが1つ1つのトピックが拡がり、たった2-3枚のスライドで終わったこともちょっとしたサプライズとなりました。

特別講演が終わった後はみんなで夕食となりました。
途中、有志の施設がフリータイトルでプレゼンテーションをしてくださり、会場を盛り上げてくださいました。

夕食の後は二次会(同じホテル内でしたが)となり、ざっくばらんな雰囲気のなかリアルなトークに花が咲き、お互いに多くの情報交換をすることができました。

2日目のプログラムは、大曲先生から前日の続きのレクチャーをいただきました。本当にお忙しい中東京から徳島にお越しいただき、十二分にご講演いただきましたことを改めて感謝の意を申し上げたいと思います。

講演の後は、3つのグループに分かれたワークショップとなりました。テーマは「外傷診療」「頸椎X線の診方」「気胸エコー」でした。シミュレーターや画像を用意いただき、非常に分かりやすい内容でした。明日から役に立つ内容でした。ファシリテーターの皆様、ありがとうございました。



こうして昼の12時に全プログラムは終了したのですが、本当に「あっ」と言う間の2日間でした。

今回このようなセミナーの準備・運営してくださった那賀町国民健康保険木頭診療所の小幡史明先生をはじめとした運営スタッフの皆様には多大なる感謝の意を表したいと思います。

来年度は3月に高知で開催される予定です。

中四国で総合医の道を考えられている皆様、もしくは総合医のスキルを身につけておきたいと考えている皆様、是非このセミナーに参加していただければと思います。



























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