岡山市立市民病院 総合診療グループ(ER+GIM)

岡山市立市民病院の総合診療グループである『総合内科』と『救急総合診療科』の日常の雰囲気を伝えていきます。

岡山市民病院ケースカンファレンス(2014/11/07)

2015-02-05 22:03:44 | 院内カンファレンス
こんばんは。Dr.Waveです。

探していた過去のケースカンファレンスの写真が出てきたので、遅ばせながら。。。。

2014/11/07にあった岡山市民病院ケースカンファレンス報告です。


この日の症例は発熱を主訴で受診され各精査の結果、EORA(高齢者発症関節リウマチ)の診断がついたケースでした。
診断に難渋した経過があり、もう少しで「不明熱」の領域に入るところでした。

今回はこの症例をとおして、いわゆる「不明熱」患者の診療の進め方を皆で勉強しました。

「不明熱」は定義はありますが、診療の質自体でその意義は変動することが多々あります。不十分な診療(とくに問診の上で)で、不本意な形で「不明熱」になっていることもありますし、単なる「フォーカス不明」熱となっていることもあります。

時によっては治療的診断を要する場合もありますし、時間経過を待たなくてはならない場合もあります。
膠原病の診断の進め方も知っておかねばなりません。

全国的に臨床研修病院として成熟している病院は標準的な「不明熱」の診療スタイルが確立しているところが多いのが現状です。

岡山市立市民病院でも標準的な診療方針を作っていきたいと思っています。

W邉先生、プレゼンテーションありがとうございました。









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