こんばんは。Dr.Waveです。
今日も送別会です。これから行ってきます。
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3/24は後期CPCが行われました。
症例は3例でした。
1つ目はMDSの治療中に発症した肺炎で転帰を迎えたケースで化学療法のコントロールは良好でしたが全身に侵襲性真菌感染症を認めました。コントロール不良の肺炎領域は感染ではなくて真菌による血栓による肺壊死でした。通常の抗真菌薬や抗菌薬でコントロールできない肺炎の場合にはこうした病態を想定せねばならないことを再認識しました。
2つ目は進行膵体尾部癌のケースで化学療法により腫瘍崩壊症候群を起こし積極的加療が不能となり転帰を迎えました。腫瘍崩壊症候群か薬物性肝障害による全身悪化かが病理で言及を試みましたが、腫瘍増殖の速度が速いため線維化や瘢痕化の領域をあまり確認できませんでした。進行癌における化学療法は進むも退くも厳しい状況が想定できるため、癌診療のの難しさを再確認しました。
3つ目は肺腺扁平上皮癌の術後に発生した肝腫瘤と肺腫瘤のケースで途中経過でさらに別のタイプの肝腫瘤を併発し全身状態が悪化し転帰をたどりました。
最終的に肝細胞癌と肺小細胞癌と肺小細胞癌肝転移と病理診断がなされました。肺小細胞癌は気管支鏡的に組織を採取するのが困難でCTガイド下でも不可能な領域にあり、確定に至るに難渋をしました。
いわゆる中期的に見た場合triple cancerであり、組織採取困難部位を含む場合臨床診断が非常に困難であることを再認識しました。
CPCは臨床医の臨床経過と病理所見を照らし合わせることにより、decision makingのevaluationができ、臨床能力を各段に上げてくれます。
岡山市立市民病院で年に2回行われるCPCは今後も学びの場として大切にしていきたいと思います。
今日も送別会です。これから行ってきます。
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3/24は後期CPCが行われました。
症例は3例でした。
1つ目はMDSの治療中に発症した肺炎で転帰を迎えたケースで化学療法のコントロールは良好でしたが全身に侵襲性真菌感染症を認めました。コントロール不良の肺炎領域は感染ではなくて真菌による血栓による肺壊死でした。通常の抗真菌薬や抗菌薬でコントロールできない肺炎の場合にはこうした病態を想定せねばならないことを再認識しました。
2つ目は進行膵体尾部癌のケースで化学療法により腫瘍崩壊症候群を起こし積極的加療が不能となり転帰を迎えました。腫瘍崩壊症候群か薬物性肝障害による全身悪化かが病理で言及を試みましたが、腫瘍増殖の速度が速いため線維化や瘢痕化の領域をあまり確認できませんでした。進行癌における化学療法は進むも退くも厳しい状況が想定できるため、癌診療のの難しさを再確認しました。
3つ目は肺腺扁平上皮癌の術後に発生した肝腫瘤と肺腫瘤のケースで途中経過でさらに別のタイプの肝腫瘤を併発し全身状態が悪化し転帰をたどりました。
最終的に肝細胞癌と肺小細胞癌と肺小細胞癌肝転移と病理診断がなされました。肺小細胞癌は気管支鏡的に組織を採取するのが困難でCTガイド下でも不可能な領域にあり、確定に至るに難渋をしました。
いわゆる中期的に見た場合triple cancerであり、組織採取困難部位を含む場合臨床診断が非常に困難であることを再認識しました。
CPCは臨床医の臨床経過と病理所見を照らし合わせることにより、decision makingのevaluationができ、臨床能力を各段に上げてくれます。
岡山市立市民病院で年に2回行われるCPCは今後も学びの場として大切にしていきたいと思います。