12月1日(木)
朝 シャワーの湯が出なかったが、温かいので水風呂(と言っても生温いので)に入って洗濯をし、6時頃から散歩に出かけました。
昨日気になっていた「大神山神社」から「日の出」を見ようと思って・・・すぐ近くに見えたのですが・・・結構な階段で・・・
階段結構きつかったで~す。 神社の下には「土俵」がありました。相撲が盛んなんでしょうね
神社に着くと、お祈りの声が聞こえてきましたので、そっとお参りし「展望台」の矢印に沿って登って行くと「メイン展望台」が有り
大神山神社 山道標識
「メイン展望台」から見る日の出・・・もう少し時間掛かるかな? 地質の説明版
完全な「日の出」にはもう少し時間が有るかな?と上への階段が有ったので登ってみると戦跡の「防空壕」が・・・入ると通り抜けられるようになっていて、その上に「山頂展望台」が有りました。
「防空壕跡」入口を入ると、行き止まりには鉄策がしてあり、その傍を通り抜けると出口に出てきました。
「大神山山頂展望台」から見る「日の出」もやっぱり雲で綺麗には見えませんでした。 展望台からの「大村の家並」
この一帯が「大神山公園」になっていて・・・展望台だけでも4カ所有りました。登り口も南・北・西・東と今登って来たのが、南入り口のようです。帰りは異なった道を、とも思ったのですが、朝食の時間に遅れるといけないので、来た道を帰り、下の公園を歩いて帰りました。
「大神山公園」に建つ東屋(屋根オガサワラビロウの葉) 朝食に島で採れた「グァバ」を使用した「グァバジャム」も付いていました。
9時集合 ガイドの車で出発~!昨夜行った「小港海岸」目指して・・・昨夜は、真っ暗で「川」の傍を通ったとは思いませんでしたが、「八ツ瀬川」のほとりには「木道」が有り(確か昨夜も「木道」歩いた気がした)バスの終点(東京都最南端のバス停)そこから海に向かって歩くと「小港海岸」に出ます。昨夜はここに寝転んで「星空」を眺めたんだな~!こんなに素敵な砂浜だったとは・・・
集合は何時もこの場所です 父島で一番大きい川「八ツ瀬川」
村営バス(大村~小港を走っています)
← 小港海岸停留所は「東京都最南端のバス停」
オオハマボウ一年中花が見られる。朝の内は黄色だが、夕刻になるにつれ赤く変化する一日花(小笠原固有種)海岸近くに生育し花はやや大きく、葉の裏面には細毛があり種子は海水に浮く。山にあるのは、小さく葉の裏面の細毛が有りません海辺と山では同じ花でも違いが出るんですよね
小港海岸に出ると広い砂浜が・・・昨夜はここで「星空」を見たんだったよな~!
砂浜に咲く花名前は? 海底火山が隆起してできた島だけあって岩の形が面白い
岩肌が鱗の様な形に・・・ 岩に開く穴から戦時中は、敵機を狙って打っていたとの事
八ツ瀬橋 東京都の道路標識
いよいよ「森林生態系保護地域」に入ります。ここに入るには、許可を受けた「ガイド」の同行が必要です。
至る所に「保護地域」がありますが、入山者を調べるために石・サンゴの化石等で、●ガイド●観光者●調査・研究者●役人・業者と4つに分け、それぞれの石をそれぞれの箱に入れてから入ります。また、 小笠原の固有種の「カタツムリ」を守る為保護区に入る時はシッカリと靴の砂を取り花粉等ズボンに付いていないかコロコロで、落とし、食酸スプレー(プラナリアを死滅させるため)かけて、ガイドと一緒に入ります。(プラナリア)の侵入を防ぐ為)
岩に生えている「苔」も固有種だと言われたのですが・・・名前は? 至る所に石積みが・・・軍隊の基地だったのかな?
この穴も、軍人が身を隠したらしいとの事 これは「野良猫」取りの罠
これらも固有種の花木だったと思うが・・・名前は憶えていません、あしからず。
道路標識だが古そうなので戦前の物かな? 岩に張り付いた木の根
「ジャングル」の中を抜けると小高い丘に出て、今までより一変して、木々の背丈も短く、溶岩石が一面に・・・
公園内には「ヤシの木」も沢山有り実を付けていました 公園から見て 崖には沢山の「野ヤギ」が・・・
昼食は、宿から持参の「お弁当」で、場所は公園(名前はわかりませんでした) 島の中至る所にこんな看板が設置してあります
次へ移動中「コーヒー園」を見つけてチョット買い物(島コーヒーは、1杯1,000円民宿でも同じ値段です) コーヒーの栽培もしていました。 ↓
昼食後は「コーヒー園」に立ち寄りいよいよ「ジャングル」に入りました
島には年間何かの花が咲いているので「蜂蜜」の採取もしているようです(車窓より) オガサワラビロウ(葉で、屋根を葺いていたそうです)
マルハチ(大型のシダで中は空洞になっています。
「ガジュマル」の林?大きな木に登って少年時代を思い出していた人も居ました
「戦跡」を物語る遺品が至る所に転がっていました
「東平アカガシラカラスバトサンクチユアリ」では、2,009年からノヤギ・ネコ侵入防止柵を設置し、アカガシラカラスバトの繁殖を含む山域などで、猫の捕獲が行われています。その結果、アカガシラカラスバトの繁殖回数、幼鳥の確認数が増加している。弟島では環境省の捕獲作業により、2010年夏頃からノネコの痕跡が見られなくなり、完全排除を達成したが、万一に備え、監視は続けているそうです(環境省のパンフレットより) 私たちは、出会えなかったで~す。残念!
この囲いは「カラスバト」のえさ場なので入らないようにとの事 「ハハジマメジロ」に出会うことは出来ませんでしたが、「メジロ」には出会いました ↑
注意の立て札が至る所に立っていました
標識の左を登った所から「長崎」を見て・・・向こうには「兄島」も良く見えましたが・・・
降りる途中で見つけた「防空壕」?の名残・・・ 帰りの峠から見た「二見湾」の風景
夕食は、島寿司・豚しゃぶ 塩レモン焼き・ジャガイモとツナのチーズ焼き・ナスの煮びたし・パパイヤサラダ・島きゅうりの塩昆布和え・すまし汁・デザートにミルクプリン(ハイビスカスソース) ナス・パパイヤは民宿の農園で育ったものだそうです。モチロンビールも頂きました。
明日は「海」に出るそうですが・・・お天気 気にながら
小笠原に持ち込まれた生き物で「グリーンアノール」が、在来種の昆虫を食べるため数を減らし、島にもともと居る「オガサワラトカゲ」も住む場所や餌を奪われその生活を脅かされているため撲滅作戦を展開して居られる様です。
無人島には、まだ「小笠原本来の昆虫類」が残されているため、無人島に「アノール」を拡散させないための取り組みとして海の玄関口である二見港周辺などで「アノール」を重点的に捕獲し、船に紛れ込む可能性を低く抑える事に取り組んでいるそうです。
「グリーンアノール」は、きれいなグリーンをしていました。(初寝蒲で撮った写真 ボケててゴメンナサイ!)
← この「トカゲ」は茶色なので、もしかしたら「オガサワラトカゲ」かも・・・
港近くの木々にこの様な仕掛けが取り付けてありました。その他「初寝蒲」を始め至る所に仕掛けてありました。最初はきっとペットとして人間が持ち込んだのでしょう・・・その他にもノヤギ・ノネコ・クマネズミが居るとの事です。ノブタ(根絶)・ウシガエル(根絶)も以前は居たようです。
小笠原は「世界自然遺産」だけあって、多種多様な動植物が存在していますが、外来種によって、それらの存続が危ぶまれているので、国を始め東京都はもちろん島の人々も「外来種根絶」に日々努力しておられます。島を訪れる私達も心して、「持ち込まない」「持ち出さない」ようにしたいものです。