第615話 「おが の CD購入日記、その9」

もう今年も終わりですね・・・早いなぁ。
昨日が仕事納めでありまして今日から冬休みに入りました。
今月はほとんど日記書いてないなぁ・・。
そんな訳でありまして今から連発して書こうとしてた日記を
書いてみようかと思います。

12/26にRADIOHEADのニューアルバムである「IN RAINBOWS」が
リリースされました。今回のこのアルバムは色んな意味で問題作でした。
最初はRADIOHEADのHPからダウンロードのみでの発売でした。
しかも金額は買う人が勝手に決めれるというもの。
私もRADIOHEADの公式HPに行ってみたんですが英語だらけで
何がなんだか分からず断念。「早くCD化されないかなぁ・・・」
って思ってたら遂にCDでリリースとなった訳ですね。

今回の7枚目となるRADIOHEADのニューアルバム、色んな意見が
飛び交ってます。否定的な意見が多いような気がしますね。
なにやら「RADIOHEADは終わった・・・」的な意見もありました。
たしかに内容的にはちょっと淡白な感じはあるかもしれない。
「OK COMPUTER」や「KID A」のようなガツーンとくる衝撃はたしかに無い。
でも私は「駄作だ！」とか「最高傑作だ！」とか簡単に言いたく無いんです。
今回のアルバムはもっと聴き込まないと答えが出ないような気がするんです。

私にとってRADIOHEADは重要なバンドの一つなんです。
私が昔、パンクバンドを脱退し音楽から離れてた時期がありました。
アレだけ色んな音楽を聴いてたのにも関わらずです。
しかし当時の彼女とも別れ、再び音楽の世界に戻ったとき、
特にBRAND ROCKETSというバンドに私が加入したときに
当時のメンバーから色んな音楽的な影響を受けました。
オルタナやらローファイなどの音楽を吸収したのです。
その頃に出会ったのがRADIOHEADでした。

初めてRADIOHEADを聴いたのが3rdの「OK COMPUTER」でした。
そのドラマティックな展開に衝撃を受けたもんでした。
そして2ndの「the bends」や1stの「PABLO HONEY」を聴いて
RADIOHEADにのめり込んだのです。
そして今でも忘れないのが4thの「KID A」を聴いたときです。
ギターバンドのハズがバンドサウンドはほとんど無い。
しかし「KID A」を聴いた瞬間、天と地が逆さになる位の
衝撃がありました。私の今までのロックに対するイメージが
覆される感覚がありました。このアルバムをキッカケに
私はポストロックやエレクトロニカというジャンルに踏み込んでいった訳です。

RADIOHEADはその後、「AMNESIAC」「Hail to the Thief」を
リリースしたんですが私の中では「OK COMPUTER」や「KID A」を
超えた感じはしなかった。「AMNESIAC」は好きなんですけどね。
RADIOHEADはつねに進化を義務づけられたようなイメージのある
バンドだと思う。実は私もそれをつい期待してしまう。
周囲の感覚をひっくり返すような、今までの概念を覆すような・・。

でもバンドって生き物だと思うから色んな面があって当然だと思う。
前作と感覚が一緒とか。でも、RADIOHEADに色んな期待をするのは
RADIOHEADが好きなんだからだと思う。
「PABLO HONEY」から「KID A」までのRADIOHEADの進化は凄いもんが
あったと思う。RADIOHEADはつねに変化し先を見てたように思う。

今回リリースされた「IN RAINBOWS」は地味な感じはするけど
もうちょい聴き込んでみたい。
私はRADIOHEADは素晴らしいバンドだと今でも思ってるから。



※「おが の CD購入日記」日記過去ログ

●第612話 「おが の CD購入日記、その8」
●第601話 「おが の CD購入日記、その7」
●第598話 「おが の CD購入日記、その6」
●第597話 「おが の CD購入日記、その5」
●第589話 「おが の CD購入日記、その4」
●第584話 「おが の CD購入日記、その3」
●第570話 「おが の CD購入日記、その2」
●第569話 「おが の CD購入日記、その1」