第974話 「ミドリフグ・・・・亡くなりました」

ショック・・・です・・・本当にショックです。
早すぎる・・・もう私の頭の中はなんで？なんで？なんで？・・・でした。
ミドリフグが2匹ともあっという間に死んでしまいました。
もう・・・ホントがっくりでした。

ちょっとですね、ミドリフグを水槽に迎えてからの流れを書いて色々と検証していきたいと思います。

取りあえず2匹のミドリフグにはまだ名前は付けてなかったんで
ミドリフグAとミドリフグBという仮名にしてみます。

前回からの続きになるんですが水合わせをした後は水槽内に2匹のミドリフグを放流。
2匹のミドリフグは初めて入る水槽内をゆっくりと徘徊。
最初に気になったのはオートヒーターでした。暖かいからなのかしばらくはオートヒーター周辺にいました。

次に気になったのは水槽の角みたいで何かちょっかいを出してました。


そして数時間、ミドリフグAが上下運動を始めました。
上下運動とはミドリフグ特有の動きらしくテンションが高いときは上に行って下に行ってという動きを激しくします。
もう何回も上下運動をしてるんですよね。

一方、ミドリフグBはゆったりと泳いでました。
たまにBも上下運動をやろうとするんだけど何か下手くそで2、3回で辞めてました。
他には珊瑚砂を口に入れてかじってプッと吐き出すみたいな行為をしてました。
基本的にAが泳いでその後をBが追いかけるという感じでした。

設置した土管に中々入ってくれなかったけど・・・



2匹とも一緒に土管を通り抜けてくれました


取りあえず初日はエサを与えてはいけないそうです。
2日目には水槽にも慣れるらしいんで次の日にエサをやることに。

LEDの照明は付けてるんだけどタイマーも購入したんですよ。
夜は設定時間に消えて朝は設定時間には着くみたいなやつを。

そして夜になって覗いてみるとフィルターと人口水草の陰で2匹とも丸まって寝てました。
凄く可愛かったんですよね・・・。
それでも私が起きてたからなのか寝て起きての繰り返しでした。

次の日の朝、私が起きたらすでに2匹は起きててスイスイ泳いでました。
そして私はそのまま仕事に行きました。問題はここからです・・・。

仕事から帰ってきて早速エサをやろうとクリル(エサの種類でエビです)
のフレーク状になってるエサを与えました。これが初のエサです。
2匹ともパクパク食べてました。



しかし・・・数時間後の事です。

2匹のうちの1匹が人口水草に隠れたり土管の中に隠れたりする行動が増えてきました。
まるで何かに怯えてるような感じでした。

「うーん・・・1匹は何ともないのに・・・どーしたんだろう？」と思ってたら


土管の中でクルクル回ってたんです


何か眠たそうで水の中で漂いながらそして寝ながらクルクル回るんですよ。
昨日はきちんとお気に入りの寝床で寝てたのに。

何か・・・何か・・・おかしい。

そしたらですね・・・


フィルターと水槽のガラス面の間に挟まって逆さで寝てるんです・・・

面白い画像だけどちょっと行動がおかしいんで私は気が気じゃなかったんですよね。

そして次の日の朝・・・お気に入りの寝床のとこで・・・寝てる？まさか・・・？
前の日は私が起きる前にはすでに起きてたんですよ。
しかし今回は1匹は起きて泳いでるのにもう1匹は寝床から動かないんです。
もう仕事行く時間だったので取りあえず仕事に行きました。

仕事中も色々と気にはなってたんですが・・仕事が終わって水槽を除いてみました。
そしたら・・・朝と一緒の場所で固まってました。

うっそー！！と思いスポイトでつついてみたらそのままの状態で水面に浮かびました。
1匹・・・亡くなりました・・・・。
理由も分からないままショックを受けてましたがもう1匹にエサをあげなくてはならないので
冷凍赤虫を解凍して与えました。
そしたら物凄い勢いでバクバク食べました。
頭の中では「あーしてやれば良かった・・・こーしてやれば良かった・・」と
頭の中はグルグルでした。

そして・・・数時間後・・・今度はもう1匹の泳ぎがよわよわしくなって何かおかしい。
さすがに全滅は避けたいし全滅したらそうとう落ち込む。
急遽、予定外の水替えを決行することにしました。
本当は来週やる予定だったけど背に腹は変えられません。

水替え用のプロホースという道具で水替えをやり始めましたが初めてやったんで少し苦戦。
1/4の水を抜き取り、新たに汽水を作って水槽に足して完了。
果たしてこれでいい結果がでるのだろうか？

次の日の朝、残った1匹は普通に泳いでました。
何とか大丈夫か・・・と思った矢先、またしても変な動きが。
もうね・・・私は1匹を亡くしてからはちょいパニックですよ。
そーいうことで私はエアレーション(ぶくぶくするやつ)をすることに。
そして仕事に行く時間になり、あとは天に祈るしかありませんでした。

仕事から帰って水槽を覗くとエアレーションの近くで亡くなってました。
もう・・もう・・・喪失感です。
じっくり2週間以上かけて水作りしたのにわずかな日にちで全滅してしまいました。

水槽の水質を測ってもアンモニア、亜硝酸、硝酸塩の濃度はほとんど無いに等しいし
汽水の塩分濃度も悪くない。原因がよく分かりませんでした。
最初はミドリフグ同志で喧嘩したのかな？とかフィルターの水流を弱めたからかな？とか
色々と考えましたが。

亡くなったミドリフグ2匹は近所の川の近くの土に埋めました。
申し訳ない気持ちで一杯になりました。

帰りに私がミドリフグを購入した熱帯魚屋に寄りました。
何となくミドリフグの水槽をぼーっと見てました。
水槽には私が買ったミドリフグより少し大きめなミドリフグが1匹いました。

店員さんに色々と話しかけられているうちに
その1匹のミドリフグを思わず購入してしまいました。
また死んじゃうんじゃないか？とか色々と頭の中を駆け巡りましたが。

しかしこの1匹のミドリフグを購入した事によって
2匹のミドリフグが亡くなった原因が何となく分かるのでした。


・・・・・続く。