おが の 冗談本気

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第1099話「退院・・・その後(その3)」

2021年03月21日 19時29分49秒 | Weblog
仕事が忙しすぎて全然更新できませんでした・・・。
続きを書こう書こうと思ってたんですが。

前回からだいぶ空いてしまいましたが続きを書いていきます。

コロナの陽性と診断を受けその日から入院。
病室は4人部屋なんだけど最初は私が一人だけでした。
しかし他の女性患者が入院するというので部屋を移動する事に。

後になって分かったんだけど患者の部屋の入れ替えが激しい。
おそらく入院したくても部屋が無いとか患者の症状が急変したりとか
色んな理由があると思われる。

私の症状は高熱、咳、あと食欲がまったく無かった。
病室にいるときは基本的には何にもやる事がなくて暇。
朝起きたら検温と酸素濃度を測る機器を指に挟んで酸素濃度の測定。
それを朝、昼、夕方と各個人で測定して紙に記入する。
それを毎日。

そして一日一回、体温と酸素濃度と食事を完食したかを聞かれる。
私の場合は酸素濃度は問題無かったが体温は高め、
そして食事をとる事が出来なかった。
無理して食事をしようとすると気持ち悪くなった。
さっぱりしたものとかスッパイものは少し食べれるがそれ以外は
食べれなかった。

後は採血がほぼ毎日といってもいいくらいあった。
「また採血かよ・・・」と思いながら受けていたが
腕が注射の跡だらけになった。
後は何日置きにレントゲンとCTを受けた。
私の場合は肺炎も併発していた。

正直、陽性と言われ入院したときは死を意識した。
「もしかしたら俺、死ぬかもしれないな」と思った。
入院前に母親にその事を話したら母親はパニックになってた。

寂しさもあったが死を意識したときに私にとって大事だと
思う人にメールをした。
もしかしたらこれが最後になるかもしれないと思ったからだ。
そのメールのやり取りで私の気持ちはかなり助けられた。
気持ち的にだいぶ落ち着いてきた。
これはもうその人に感謝しかないと思う。

死を意識したと言ったが、周りの患者の状況を見ているうちに
自分はまだましなのかもしれないと思ってくるようになった。
それは時間が経つにつれて少しづつ実感してきた。

つづく



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