おが の 冗談本気

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第1100話「退院・・・その後(その4)」

2021年03月28日 21時11分08秒 | Weblog
それでは前回からの続きです。

私が入院した病室には私以外には二人いた。
その二人は何だか仲が良いらしくカーテン越しに楽しそうに会話をしていた。
その一人がコロナの症状からほぼ回復したらしく退院した。
中が良かった人に「頑張ってねっ」と声を掛けていた。

早速新たな患者がこの病室に入院してきた。
一人は70代の人で年齢の関係で色んな薬を服用しているようだった。
何でもその人は最近までホテルで待機中だったらしい。

もう一人は30代の人でかなり太っていてこれもまた色んな
薬を服用しているようだった。

あくまでもカーテン越しに会話とか嫌でも聞こえてくるので
その情報がまぁ分かったんだけど。

二人とも色んな薬を服用しているのでこの新型コロナは
薬を色々と服用しているとそれはそれでめんどくさい事になるらしい。
詳しくは分からないんだけど。

私は相変わらず熱はまだあって食欲はまったく無し。
病院からもらった薬を食後に飲むという感じ。

病室にテレビはあるんだけどテレビを視聴するには視聴カード
なるものを購入しなくてはならず、結局はテレビは観ない事に。
もう暇なんでスマホをいじるか電子書籍で本を読むのが日課に。

前に鎖骨を骨折して入院したときもそうだったんだけど
入院中は電子書籍があるとすごく便利。
スマホとデザリングしてネットで本を購入できるので
入院中でも外に出なくても本を買って読むことができる。

そんな中たまに主治医が各患者の様子を見にくる事がある。
そして各患者に現在の状況を説明してくれる。

私の場合は肺炎は少しづつ減っていってる様子。
後は熱が下がって血液検査の結果がよければ退院はできるとの事。
それを聞いて私は少し安心。

他の患者は服用している薬がネックらしいとの事を言われていた
ような気がする。

問題は私がこの部屋に入院したときに仲が良かった二人のうちの
残った一人の方。
カーテン越しに会話が聞こえるのだが結構ヤバい状況らしく
体に機器をつけるとか点滴をやるとかそんな会話が聞こえてきた。
たしかにその人、声がかすれて声をだしづらい感じになってた。
私がこの病室に来た当初は普通だったのに。

おそらくこの病室で一番まともなのは私かもしれないと
このとき実感した。

トイレに行くときとか水を飲むときとか病室を出て
廊下に出てくるんだけど物凄い咳をしてる人とかが廊下にいたり
隣や向かいの部屋のネームプレートが変わってて
人の入れ替えが激しいのを実感したりとかで
改めて新型コロナウィルスの怖さを実感してしまった。
でもその中で自分はまだましなほうなのかもしれないと思ってしまった。


つづく



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