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穴窯焼成と窯出し

2012-05-02 | 陶芸
秋に頑張って大量に作った黒松の薪を使い、いよいよ穴窯焼成です。



まずは窯詰め。



窯内部は狭いので、あらかじめ外で並べる順序決め。



窯の内部です。



床や棚板に作品が引っ付かないよう、昔ながらに道具土を使って赤貝の殻の上に作品を置いていきます。

窯詰めには丸一日。

お疲れ様でした、木原さん(主幹事)。^^



翌朝火入れ!

はじめチョロチョロ中パッパで90時間焼成します。



信楽の土中心でかなりの高温で焼成するので、熱電対(温度計)は使いません。

炎の色、音とゼーゲルコーンが頼り!



中盤、窯サイドからも還元の炎が出てきています。



焚き口の鉄の扉もまっかっか。



夜も誰かしら窯の前に座って5分置きくらいに薪くべ。



夜番の人は車に寝泊まりしながらの作業です。



火入れ前に飾った榊も煙と熱でこの通り。




そして90時間の焼成が終了しました。

内部が十分冷めるのに1週間ほどかかります。

そして1週間後の窯出し。



じゃーん!

手間暇掛けた分、成功したみたい。^^



参加者全員でそれぞれの作品を見ながら品評会。



中々いいんじゃない~

私も初めて穴窯に自らの作品を入れてもらい、焼くことができました。



しっかりビードロ(灰から出来る自然のガラス成分)が出てる。









大満足な結果でした。

これも参加させてくれた穴窯先輩達のおかげです。

秋にまた皆でやろう!ということになったので今からもう楽しみでワクワクです。^^



これは窯出した後の内部の壁。



なんとも味わい深い。

この壁自体が作品かのようです。




































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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (km)
2012-05-02 18:02:04
美しい壁ですね。まさに無作為の美。
いつか、そんな境地で創れるようになりたいものですね。
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kmさん (oceansidecafe)
2012-05-02 19:21:04
そう、まさに無作為の美です。
究極の世界ですね!
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