さあ~てと 帯しめましょか。

人生、山あり谷あり
向かうはわが身の置き場所よ。
帯締め、気を染め、往きましょか・・・  ~part 2~   

大阪城の不思議 ≪2≫ 竜虎石

2008年11月07日 13時01分30秒 | 大阪城公園

 本丸

 

 桜門(さくらもん)と竜虎石(りゅうこいし) 

 

本丸への正面入り口が「桜門」です。

桜門へと向かう土橋の左右は「空堀」となっています。

桜門周辺が上町台地の中で本来一番高く地盤が堅かったため、

地下水の水脈のある深さまで掘ることが難しく、空堀になったよう

です。豊臣時代の大阪城もこの部分はやはり空堀でした。

 

桜門の両脇に「竜虎石」があります。

 

   右側 ーーー 「竜石(たついし)」

 

   左側 ーーー 「虎石(とらいし)」

 

雨が降ると石の表面に、右側には竜の姿が、左側には虎の姿が

浮き出ると言われています。赤枠で囲んだ部分がそうです。

実際に見た人がいるかどうかは未だにきいたことがないですが・・・

参考本の著者も何度も雨の日に通りましたが、

見たことがないと言っています。

 

 

竜虎石は、中国にある四神思想から、

北は亀の形をした玄武(げんぶ)、南は朱雀(すざく)という鳥、

東は青竜(せいりゅう)西は白虎(びゃっこ)

この4っつの動物が4っつの方角を守るという考えです。

それに基づいた命名らしいです。

 

 

大阪城本丸の正門がこの桜門ですが、秀吉の時代にもこれと

近い位置に門があり、門前に桜並木植えられていたため

「桜門」と呼ばれました。

その名前が徳川大阪城にも、継承されたのです。

 

 

 『大阪城ふしぎ発見ウォーク』 :参照

 大阪城天守閣主任学芸員:北川 央

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