さあ~てと 帯しめましょか。

人生、山あり谷あり
向かうはわが身の置き場所よ。
帯締め、気を染め、往きましょか・・・  ~part 2~   

胎児の超音波検診に思うこと 【2】

2017年12月09日 09時58分58秒 | 環境・科学・生活

英米医学界から強く発信され始めた「エコー検査と

ドップラー心音計の胎児への悪影響」
http://oka-jp.seesaa.net/article/415546619.html

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ただ、転載の際にはその記事へのリンクをしていただけると大変に助かります。
よろしくお願いいたします。 

 ~~~とのことですので転載させていただきます、感謝!~~~
 

イギリス産婦人科学会は妊娠10週までのエコー検査を行わないガイドラインを
策定中、アメリカ食品医薬品局は、必要のない超音波検査を「推奨しない」と勧告


超音波で「胎内の赤ちゃんの記念画像」を欲しがる人々が多い中
 、
最近は子どもや赤ちゃんに関しての記事をたまに書きますが、

・胎内で200種類以上の汚染物質に包まれながら成長して生まれてくる赤ちゃんたちのサバイバル…

 2015年02月01日

という記事で書きました内容など、現代生活の中では、生まれてからというよりも、
むしろ「生まれる以前」から、子どもたちは様々な外部の要因と戦いながら生まれてきます。
 

そして、中には問題を抱えて生まれてくる赤ちゃんたちもいて、あるいは、
喘息やアレルギーの子どもたちの率も増え続けています。
 

ここ十数年の子どもたちに起きている様々な問題が「もしかすると、
生まれる以前のお母さんの胎内にいる時から始まっているかもしれない」
というような感覚は、最近は多少は持っていますが、そんな中、
イギリスのデイリーメールに下のようなニュースがありました。

 

scan-baby-top.gif

▲ 2015年3月12日の英国デイリーメールより。

 

今回、この記事をご紹介しようと思っていますが、先に概要を書きますと、
イギリスの産婦人科学会や、アメリカ食品医薬品局( FDA )などが相次
いで以下のような主張をしているという内容です。

胎児への超音波(エコー)での画像取得の安全性について、イギリス産婦人科学会
では、妊娠10週以前の妊婦へのエコー検査を見直す動きを見せており、アメリカ
食品医薬品局も、胎児が最も脆弱である妊娠初期に過剰な超音波診断、あるいは、
3Dや4Dの高負担の超音波スキャンはお薦めすることができないとしている。


アメリカ食品医薬品局が発表したのは昨年 12月ですが、そのページが下です。


avoid-ultrasound.gif

▲ アメリカ食品医薬品局ウェブサイト
 Avoid Fetal "Keepsake" Images, Heartbeat Monitors より。


上の見出しの英語に「ドップラー」という単語はなく、
「 Heartbeat Monitors (心拍モニター)」となっていますが、本文にこれが
ドップラー心音計(あるいは、ドップラー胎児超音波心音モニター)というもの
だと書かれてありましたので、そうしました。


ところで、「ドップラー心音計」とは一体何なのか?

知りませんでしたので、ちょっと調べてみますと、こちらに、

妊娠9~12週以降のお母さんのお腹にいる赤ちゃんの心音などが聞ける聴診器心音計


とありました。

そして、これも「超音波」を胎児に当てる器具ということになるようです。



エコーも、このドップラー心音計にしても、このような超音波を使う医療
器具について、アメリカ食品医薬品局が上のページで問題としているのは、
以下のことのようです。

 超音波はわずかに組織を加熱する可能性を持ち、場合によっては、
 それにより、いくつかの組織に対して非常に小さな気泡(キャビテーション
 と呼ばれる)を生成する懸念がある。しかし、組織の加熱と気泡の生成が
 胎児に与える長期的な影響はわかっていない。

ということで、胎児の組織がわずかに加熱されることで、組織に気泡が
作られる可能性があることが最近わかってきたということのようですが、
ただ、それが胎児に何らかの影響を与えるのかどうかはわかっていません。

ただし、すでに現時点で、アメリカ食品医薬品局は
「使用しないことを推奨する」
としています。


ところで、この「エコー」なんですが、今はいろいろとあるようで、
デイリーメールの記事には、3D とか 4D という言葉が出てきます。


今は平面の 2D だけではなく、3D とか 4D とかのエコーがあるようです。
しかし、3D (立体)まではわかるとして 4D とは?

これについては、クリムフ夫津子マタニティクリニック臨床胎児医学研究所
という診療所のサイトに「2D, 3D, 4Dって何?」という記述があります。


2D, 3D, 4Dって何?

技術開発により最近では三次元超音波(3D)や四次元超音波(4D)
などといった機能を搭載している機器も普及してきました。

簡単に言うと、普通に赤ちゃんの断面を見ている超音波法は二次元
(2D)法です。これに対して3Dというのは、羊水中に浮かぶ赤ちゃん
の表面をリアルに表現するものです。4Dはこの立体表現に時間軸を
プラスして「動く立体画像の赤ちゃん」をリアルに表現するものです。

これらの3D, 4D超音波法というのはお母さんに「まだ見ぬ赤ちゃん」
を見てもらう絶好の機会を与えてくれ、精神的に安定したマタニティ
ライフを送っていただくことに貢献しています。
(略)
付け加えておきたいのは、3D/4D超音波がないと診断ができないの
ではなく、ほとんどの胎児診断は2D超音波で可能なのです。


~~少々略します~~


エコー検査の歴史

現在の日本の産婦人科医で、3D や 4D はともかくとして、エコー検査
そのものがないという病院は多分ないと思うのですが、いつ頃から普及
したものなのかを調べていましたら、川崎医療福祉学会誌に
超音波診断を含む妊婦健診の導入と普及要因」という研究論文がありました。


そこにある歴史を箇条書きにしますと、



日本における胎児の超音波検査の歴史

・1960年代までは妊婦検診は一般診察、外診、聴診、骨盤計測などで、
当時は医師も助産婦も妊婦に対しての検診項目は同じようなものだった。
また、定期検診も特にはなかった。

(私が生まれたのは 1963年でしたので、このあたりです)

・1965年に「母子保健法」が制定され、医師の定期的な妊婦検診が奨励された。

・1968年に超音波ドップラー法を応用した分娩監視装置の普及が進み、1,000台以上が市販される。

・1970年代になり、早期妊娠診断に超音波診断が有効であるとされ、この頃から普及が始まる。

・1980年代になって、胎児の詳細な形態診断や臓器の診断のための超音波検査機の開発が進む。

・1990年代になり、3D 超音波診断が臨床の現場に登場する。




という感じのようです。
 

超音波応用機器の市場の拡大は下のグラフのようになるようで、太い線が現在
まで続く系統の超音波機器だと思いますが、このような大きな伸びを見せてきました。
数百億円規模の市場ですから、小さくはないです。


1969年から2001年までの超音波検査機器の市場規模の拡大
echo-market.gif

まあ……このグラフを何かと関連させたくはないですが(エコー検査そのものには、
大事な面があるとは思いますので)、最近の記事に載せたグラフで年代などと
比較的連動しているものをふと思い浮かべてしまいます。
 

日本における低出生体重児の1970年から2000年までの推移
t-baby-number2.gif

▲ 2015年01月30日の記事
「そのうち日本から子どもが消えちゃうんじゃないか」と思わせる日本をめぐる統計グラフ…より。
元グラフ赤ちゃん通信より。


日本におけるおける先天異常発生頻度の1974年から2004年までの推移
dna-anomaly-5.gif

▲ 2015年02月01日の記事
胎内で200種類以上の汚染物質に包まれながら成長して生まれてくる赤ちゃんたちのサバイバル…より。
グラフはニコチル調査より。


うーん……まあ、いろいろと考える部分もないではないですが、ちなみに、
最初のほうにも書いていますけれど、イギリスの産婦人科学会は、
「妊娠初期の超音波検査と医療的な根拠のない過度な超音波使用は避けるべき」
と言っているわけで、エコー検査そのものを否定しているわけではありません
(ただ、アメリカ食品医薬品局は基本的にすべての妊婦に「非推奨」としています)。


しかし、たとえば、エコーで赤ちゃんの病気や異常が実際に見つかるケースは
多いと思われ、また、お母さんにしても、今のこの時代に、お腹の中の赤ちゃん
の様子を少しでも詳細に知りたいと思うのは、ある程度は当然だと思います。
ですので、なかなか難しい問題ですよね。

自分のお腹の中の状態をまったく知らないまま、すべての妊娠期間を過ごすと
いうのも、今の時代ではやや勇気がいることだと思います。

結局、イギリスの産婦人科学会の言うように「妊娠初期には(できるなら)控える」
ことや、あるいは、例えば、超音波ドップラー心音計などを個人で「医療上の根拠
のないまま何度も使う」というようなことは慎んだほうがいいということなのかもしれません。

ただ、日本ではこの理論は通用しないと思いますが。

 

記念のための胎内スキャンは「妊娠初期10週は禁止されるべき」。
超音波での画像撮影は胎児が未知のリスクに晒される可能性がある

 
お腹の赤ちゃんの記念のスキャンは妊娠の初期 10週以内で行われる
べきではないと医師たちは言う。

今はこれから両親になる人々が、記念のために妊娠のあらゆる時期的
段階において胎児の画像を超音波で撮影し、それらを記念として部屋に
飾ったりする人々も多い。

そのような中で、英国産婦人科学会は、医学的な理由がない場合の妊娠初期
の妊婦に対してのエコー検査はおこなわない方向でのルール作りを進めている。

胎児の画像撮影には高周波数の超音波を使用するが、これによって、胎児が
未知のリスクにさらされる可能性があることが新たな科学レビューで述べられているのだ。

現時点で、超音波が胎児に有害であるというエビデンス(医学的証拠)はない。
しかし、レビューは「予防原則は適用されるべきだ」だと述べる。

レビューの主筆の英国インペリアル・カレッジ・ロンドンの胎児医学者であり
産婦人科医のクリストフ・リーズ( Christoph Lees )博士は、
特にそれは妊娠10週以内では顕著に見えたと語っている。

本来なら、エコー検査は、臨床医によって潜在的な問題を識別された場合
に使用されるものであったが、クリニックの数が増え、今では妊娠6週目
から画像提供をおこなう場合もある。


リーズ博士はこのように述べる。

「胚の期間での超音波検査は、いくつかの重要な筋書きから、胚に対しての
リスクを持つ可能性があるのです。もっとも、現在、超音波診断の安全性に
対しての問題があるという根拠はありません」

「しかし、現実として、超音波画像診断が、ますます明白な医療的な目的では
ないことでも使用されるようになっており、胎児が胚という脆弱な妊娠初期の
時期に
おこなわれる超音波の長期的な悪影響を認識する必要があると考えます」

アメリカ食品医薬品局( FDA )は、昨年 12月、妊娠のどの段階であっても、
必要のない超音波検査をするべきではないという勧告を出した。


リーズ博士は、有害性の可能性とひとつとして、超音波によってわずかに
発生する過熱効果をあげる。博士は、記念の胎児の画像がほしい場合、
妊娠 20週以降にしたほうが良いと述べている。

また、同時に、超音波を使用するドップラー心音計も、妊娠初期 10週以前
に使うことは全くお勧めできないと博士は言う。

さらに、3D 、 4D の超音波エコーに関しては、特に4D 超音波は、リアルタイム
で、スキャン時間が長く、また、通常より高い電力放出を伴うことにも言及している。

=====≠=========== (引用ここまで)===================

 

                     

 

 スキャンっていうとパソコン用語と私などは思いがちですが、もう既に日本でも

利用されている体重を計ればわかる体組成計・体脂肪計などがそうなんですね。

体脂肪計って普通に売ってますが、けっこう怖いなあって思いますね。

(ちなみに我が家ではまだ昔からの簡単な体重計しかありません)

 

体内の心音ってわざわざ家で聞かなくてもいいと思うんですが・・・

お母さんのお腹を蹴ればそれで十分元気なのがわかると思います。

まあ、何か異常があって家でも聞きなさいと言われたなら必要かもしれませんが

 

ところで、知っていますか?

殆どの家電製品が身体に悪影響を与えるっていうことを。

携帯電話と電子レンジが大体似通った周波らしいですが、その他

家電製品全てにもなんらかの影響があるようなことがネットで見つけられます。
 

大人でも何らかの影響があると思われるのに、これから人の体へと

細胞が変化してゆく胎児となればそれはめっちゃやばいのではないでしょうか。

上記参考ブログの表をみても、電磁気が利用されるようになってから

外見ではわからない内面での突然変異での異常が出ているようにもみえます。

 

電磁波が危険だなんて売り出した当時は考えもしなかったと思いますが、

実は影響は有ることはすでにわかっていたようです。

古くは第2次世界大戦中のレーザー技師に体調不良を訴える人が

続出した記録があるそうですが、低周波である送電線の電磁波問題は、

1970年代の「ニューヨーク州送電線訴訟」がはじまりと言われています。


≪参考サイト≫


ケー・タイ電磁波レポート(携帯電話の電磁波から身を守れ)より

[電磁波はいつ頃から問題視されるようになりましたか?]は → こちら

  http://ktai-denjiha.boo.jp/faq/kabinsho
’(gooブログでは何度かの修正回数超えるとリンクが貼り付けられないようですのでURL記載します) 


上記のサイトにわかりやすく書かれていますが、2番目の

1979年の磁界の影響が現れることを示したのが初報告らしいです。

 

 電磁波過敏症とは何ですか? (上記サイトより抜粋)

「電磁波過敏症」

電磁波に過敏なため、身の回りにある微弱な電磁波を浴びただけでも、
頭痛や吐き気を感じてしまう人々がいます。

電磁波過敏症は、アメリカの医学者ウィリアム・レイ博士によって命名されました。
博士によると、電磁波過敏症の患者の特徴は、最初に目、皮膚、神経に症状が
現れます。そして次に呼吸困難や動悸、めまいや吐き気などの症状が現れてきます。
また、疲労感やうつを伴う頭痛や短期的な記憶喪失、手足のしびれやまひが
起こってくる人もいます。その他、下記のような症状が確認されています。

電磁波過敏症の13の症状分類(ウィリアム・レイ博士による)

  1. 目の症状:見にくい、目が痛い、目がうずくなど
  2. 皮膚の症状:乾燥する、赤くなる、できものなど
  3. 鼻の症状:鼻づまり、鼻水など
  4. 顔の痛み:顔がほてる、むくむ、水泡、ひりひりする
  5. 口の症状:口内炎、メタリックな味がする
  6. 歯や顎の痛み
  7. 粘膜の症状:乾燥、異常な渇き
  8. 頭痛:単なる頭痛のみならず記憶喪失やうつ症状まで
  9. 疲労:異常な疲れ、集中力の欠如
  10. めまい:気を失いそうな感覚、吐き気
  11. 関節痛:肩こり、腕や関節の痛み
  12. 呼吸:呼吸困難、動悸
  13. 呼吸:呼吸困難、動悸

電磁波対策先進国のスウェーデンやデンマークでは電磁波過敏症は認知
され、公的保健の対象になっています。特にスウェーデンは1995年に国策
として「プルーデント・アボイダンス(慎重なる回避)」が確認され、労働者の
安全と健康を守る法律をはじめ、コンピュータ画面からの電磁波放射の規制
を制定し、その規制をクリアした製品しか販売できなくなっています。

電磁波過敏症の原因については、まだはっきりとは分かりませんが、電磁波
によるカルシウムイオン流出や脳中心部の松果体(しょうかたい)からの分泌
ホルモンの抑制で、免疫機能の低下でアレルギー状態になりやすいことが
原因ではないかと考えられています。

 

 

 

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