私の人生の中での忘れられないことを、「思い出語り」として書いています。
今は、『看病記☆4』、小学3年生の夏休み・・・
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第4話 ≪ボンボンベッド≫
ちょうど学校は夏休みに入ったばかりでした。
私はまだ小学3年生でしたし、一人っ子でもありました。
山の一軒屋には、子供ひとり置いておけません。
仕事場の近所の病院の方が安心だろうということで、
結果、付添いなら病院にいてられるということで、
そのまま病院で、母の横で看病しながら暮らすことになりました。
足を骨折していたので、身動きとれない母にとっても、
夜勤の看護士さん(当時は看護婦さんといってました)達も
助かるわと、どちらかといえば、付添歓迎のようでした。
一応二人部屋でしたが、ちょうどベッドが空いてましたので、
使ってもいいよといってくれてました。
しかし、ベッドから落ちたら怖いのと、
母のお世話をしなければなりませんでしたので、
声が遠すぎて母の呼び声が聞こえない(=起きれない)こともあり、
当時流行っていたボンボンベッド(=パイプ式折りたたみベッド)
を家から持ってきてもらいました。
どこの家にも一つはあったのではないでしょうか
付添いといえばこのベッドを見かけた気がします。