ニュージーランド・ラグビー:オフ・ザ・ピッチ

ラグビー王国からのそのまんまレポート。子どもラグビーからオールブラックスまで、見たこと感じたことをお送りしています。

スーパー14第2週 ブルース戦

2006-02-19 | スーパー14
今週末は少々立て込んでいて、観られた試合は3試合だけでした。来週以降、2週間ほど香港へ行ってしまうので、しばらく更新ができなくなります。香港は14年も暮らした第二の故郷、行きたいのは山々なんですが、シーズン中だったのはちょ~っと残念TT 順番が前後してしまいましたが、今日はブルース戦の話を・・・。

【ハイランダーズ対ブルース】 25:13
この一戦、本来だったら、「ブルース勝利で決まり!」だったんでしょうが、第1週を終えた時点で、
「案外、どっこいどっこいだったりして?」
という夫の予想に、ついうなずいてしまいました´。`A 
結果はご存知のように、25:13とほぼダブルスコアでハイランダーズの勝利! 

ブルースの立ち上がりはニック・ウィリアムスのトライが早々に決まり、けっして悪くなかったものの、前半途中で12番ルーク・マクアリスターをあごの骨の骨折で失い、この辺から失速が目立ちだしました。全幅の信任を寄せるキッカーを失うことは、今のブルースには相当の追い打ちだったのでしょうか? 

10:7とハイランダーズがわずかにリードして前半を終えたものの、後半のブルースは先週より失調が顕著になり、ハイランダーズにイエローカードが出たにもかかわらず、新聞に「バスケットボールのようなパス」と書かれたパスをインターセプトされるなどして、点差は開いていくばかり。

ケビン・メアラム新キャプテンは終始うつむきがちで、重責へのストレスなのか、オールブラックスで激しくポジション争いをしているアントン・オリバーとの一戦だからなのか、チーム内に釈然としないものがあるのか(私はなんとなくコレのような気がしてますが)、彼らしからぬ浮かない表情。
グラウンドに駆け出してくる時の表情を見たとたん、なんだか不安になってしまいました。
とても「勝ちに行く」という様子には見えませんでした。
残念ながら予想的中

一方のハイランダーズ。第1週でクルセイダーズに38:15と大敗を喫してはいるものの、なんとなく落ち着きがあり、ホームの利か余裕さえ感じられました。プレーそのものは、
ニック・エバンスのキックにハラハラさせられ、
普通のパスでも球を落とすんじゃないかと手に汗握り、
トライしに行くウィンガーの足の遅さにドキドキし、

と、最後の最後まで目が離せませんでした´。`A

しかし、ブルースの足並みが揃わないところに助けられ、ハラハラドキドキが一つ一つ報われるかたちで着実に得点を重ねていきました。ブルースのヌシフォラ監督は先週のハリケーンズ戦の後、
「我々の後半でのメルトダウンぶりを見ても、ハイランダーズは我々がどう挑んでくるのか手がかりのつかみようがないだろう。」
と、思い切りジョークをかましていましたが、フタを開けてみたら冗談どころではなく、方向性がつかめないのはむしろ自分たち、という冴えない展開に。つい去年のブルースを思い出してしまいました。

ルークは全治6週間とかTT
(←去年のハイランダーズ戦のあと、サインをするルーク。数日前の笑顔から一転・・・お大事に)
ジャスティン・コリンズもアキレス腱を痛め、残りのスーパー14すべてを棒に振ることにTT 
アンガス・マクドナルドもケガで来週戻れるかどうか微妙なところTT
ベン・アティガも練習中に歯を何本か折るほど顔にケガをしてしまいましたTT
去年に続いてケガに泣かされているブルース。

そこへ日本から帰国したばかりの、“バッドボーイ(=札付きのワル)”として名を轟かすトロイ・フラベルが入って・・・と、変更に次ぐ変更。一刻も早く立ち直ってNPCの時のがんばりが蘇りますように(祈)!


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