ニュージーランド・ラグビー:オフ・ザ・ピッチ

ラグビー王国からのそのまんまレポート。子どもラグビーからオールブラックスまで、見たこと感じたことをお送りしています。

スーパー14第10週 ハリケーンズ戦-訳ありの試合

2006-04-18 | スーパー14
昨日はクルセイダーズ戦とチーフス戦の話をしましたが、UPしたエントリをよくよく見て、
「どこの世界に天下のクルセイダーズよりチーフスの話の方が長くなるブログがあるかな」
と、自分でも可笑しくなってしまいました。しかも、クルセイダーズの話で出てくる選手は、
ブラッド・ミカだけ。
「誰ソレ?」
と言われても、キラ星を集めたようなチームにあっては文句の言えないドラフト選手。

世界最高の7番と言われるリッチー・マッコウの「リ」の字も、国の至宝となりつつあるダニエル・カーターの「ダ」の字も出て来ないなんて、やっぱり素人ブログ。書いてる本人も先が読めませ~ん。

それでも、4年半も続いているNZ移住日記「さいらん日和」 (去年11月からブログ化)よりも、
このラグビーブログの方がアクセスの多い日がけっこうあって、驚きです☆_☆
う~ん、世の中、不思議がいっぱい@@
たくさんのご訪問、本当にありがとうございます。ラグビー強し、です。

さて、前置きが長くなりましたが昨日の続きです。

ハリケーンズ対ハイランダーズ戦■29:13
前半はお互いミスが目立ち、キックもボロボロ、ハリケーンズの7番クリス・マソエにはペナルティーの多さから早々に警告が出るなど、なんだか雑~な印象の試合。テレビ解説者の、
「なんてsloppy(ずさんな、だらしない、ルーズな、粗雑な、いい加減な、でれでれする:英辞郎より)な試合なんでしょう!」
という感嘆に思わずうなずいてしまいました。

「ハリケーンズはこれだけオールブラックスを揃え今年は戦績も悪くないのに、10番ニック・エバンスのいないハイランダーズにここまでてこずるってどういうこと?」
と、ビックリ@@ 
しかし、これにはちょっとした訳が・・・。

そんなモヤモヤにもケガからカンバックしたタナ・ウマガの先制トライでちょっと晴れ間が。しかし、10番ジミー・ゴパースがまったく不振で、キックが決まらないばかりか、バックパスならぬ世にも珍し~いバックキックなんかやって、もーガタガタ。けっきょく、13:5と力強さはないもののハイランダーズのリードで前半終了。

後半はジミーに代わって夫が「ヤンキー」と呼んで気に入ってるデビッド・ホルウェル登場。
リーゼントっぽいヘアスタイルといい、マッチョなハリケーンズのポリネシアン軍団に囲まれると、優男(やさおとこ)に見えるところといい、都会で花開くことなく故郷で終わった往年のロックンローラーという雰囲気。

「これでキックも決まるだろう♪」
とホッとしてたら、甘い甘い。ハリケーンズですからね~、安心なんかさせてくれません(笑)
せっかく最年少オールブラックの15番イサイア・トエアバが2本目のトライを決めたのに、デビッドはゴールキックを外し、計2本のキックをフイに。

50メートルのペナルティーキックでは、とうとう9番ピリ・ウィープまで借り出され、本人、
「なっ、なんでオレが?」
という浮かない表情のまま、「今シーズン初」という練習してないのがアリアリのキックを一発・・・
もちろん外れました。
(キックはね~、6割男なんだよ、オレ。特に今シーズンは標高の高いチーターズのホームで高山病になったり、「謎の熱」に苦しめられたりなんだから、カンベンしてよ~→)

こんなにチャンスがあるのにスコアは13:10のままTT
(あまりにも前置きが長すぎて~、つづく)


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