A cat on the Quilt

猫とキルトとテニス好き。日々思ったこと、感じたことを綴っています。

オリジナルか、トラディショナルか

2008-03-19 | キルト&手作り品
10年ほど前に作った犬型ポーチ。

外でパッチワークをするために必要な小道具が入れられる。

自慢は中に骨の形をした針山が付いてるとこ

試作品みたいなもので、ファスナーも確か子供のズボンを捨てる時に切り取った物(殆ど使わないからきれいでしたよ)

色が生地と合わなくても、全然かまわない・・・

その後2個作成。

引っ越したキルト好きの友達にあげるために。

これは、オリジナルです。

形も、色もサイズも全て・・・・と、言いたいところですが、参考にした物は有りました。

確か、フェリシモで、ちらっ!!!と見た。

その記憶は、耳が入れ物でクレイジーキルト、そして犬顔だったことくらい(←って、イメージとしては殆どの部分じゃん!)

・・・じゃ、私のポーチはオリジナルでは無いのか?

ここが、パッチワークの難しいところ。

先日から、私の好きな素人キルターさんが(この方の作品はオークションで常に高値取引をされてます)自身のブログで「作品が真似されて、悲しい」とコメントを出してちょっとした騒動になっちゃいました。

パッチワークは300年近く前から存在する物で(もしかしてもっと古い物が有るかも)いろんなパターンがある。

近年新しいパターンも次々発表されている。

それら全てが誰かのオリジナルだ!と言えるかな?

私も以前友達に請われて人を集めパッチワークを教えたことがある(もち、有料)

で、一応オリジナルとして、クレイジーキルトの通帳入れを考えた。

やっぱり、本に載ってる作品はまずいよなぁ・・・と世間に疎いnunkikiも考えました。

伝承文化は、伝承する物だからデザインに特許性を持たせるのは無理がある・・・と思います。

おまけにこれだけ個人がネットで自由に売買出来る世の中だもの。

そのキルターさんが気の毒なのは真似されたからでは無く、「悲しい」と率直な気持ちをブログに書いただけなのに、「ネットに公開しておいてそんな言い方は変だ!」と責められていたこと。

毎回、何かある度に取りざたされる「パッチワークのオリジナル性」

パターンに作家の名前を付けるとかして主張しますか?

結局狭い世の中、何かが何かに似てる気がする・・・のは致し方ございませんのでは無いでしょうか?

・・・って、こう書くとさ、デザイナー全否定みたいに聞こえるかも知れませんが、全くそんなこと無いんですよ。

これでもグラフィックデザイン勉強した人間ですから。

だからこその意見だと思ってくださいまし

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