海の師匠に巡り合えた。
神奈川県湯河原の漁師さんの竹内真治さんで、このブログにリンクを貼らせて欲しいとコメントを頂いたご縁で知遇を得たのだけど、先日沖縄で出土した旧石器時代の釣り針、すなわち世界最古の釣り針を漁師さんならではの観察で、ウナギの穴釣り用の釣り針ではないだろうか?という仮説をたてておられるのだ。
朝日新聞電子版に掲載された旧石器時代出土の釣り針写真の転載です。
竹内さんのウナギ穴釣り用釣り針説が紹介されているのは、「湯河原・真鶴/野生生物探検隊」(http://takezoumaru.blog.fc2.com/)
聞けば釣りに関する著述や著作も多数あるプロのライターさん!
縄文時代の仮説には強引な我田引水が目立ったりするのだけど、流石に文章は読みやすく、仮説をたてる過程も丁寧でウナギ穴釣り用説に納得できて非常に勉強になる。
かっては自身設計の5.5mの漁船で湯河原から佐渡へ、釣りをしながら日本半周の航海をしてきたのだそう。
5.5m小型漁船といえば波をかぶればジャカジャカと海水が入ってくるオープンデッキ。
そんな小舟で荒波で知られる鹿島灘、津軽海峡、竜飛岬を越えるのは怖い想いをした事も多かっただろう。
こんな大冒険、もっと多くの人に知って欲しいもんだ。
縄文の記述、強引でしたか?(笑) ただ、後期旧石器時代の裸のような格好と裸足がどうも納得できないのです。
だいぶ昔の話ですが、小笠原の誰も歩いたことのない磯を巡ったことがあります。そのとき地面が針のように尖っていて、ボキボキ針を潰しながら歩いたのです。岩場は雨などによりそんなふうになるのです。とても裸足で歩けるようなもんではありません。
また、植村直己の北極圏12000キロの犬ぞりの旅で、犬の足が傷ついて走らなくなるので、足袋を履かせるのがありましたが、これも同じように尖っているからです。
アフリカの草原やジャングルの中などは裸足でも生活できるでしょうが、古の磯の岩場や、ノイバラなどで棘だらけの森の中など、日本の自然は歩けないところが多かったと思います。
pdf届いております。ありがとうございます。今日じっくり読ませていただきます。
縄文の記述、ちっとも強引じゃなく、大変面白く読ませて頂き、文章のお手本にさせて欲しいくらいです。
ネット上に溢れる、眉唾で強引な縄文礼賛の文章には辟易していますので、私は縄文中華思想、縄文教信者と呼んでいます(笑)
脚絆と履物らしき模様の入った土偶の出土例があり、藁沓そのもののような形の土器も出土していますので、考古学者も履物の可能性を推測しているようです。
植村直己の北極探検記も高校の時に夢中になって読みました。
私が磯歩きする時は、ギョサンを愛用!
ただ、戦後まもない頃までの日本では、都内の農村地帯でさえも裸足という暮らしが残っていたようです。
古今亭志ん生の貧乏時代も、電車に乗る金もなく都内を裸足で歩いていたそうで、その時も下駄が減るからという理由で裸足だった(笑)
また海外には現在でも裸足で荒地を歩き回る人たちもいますので、縄文人が日常的に履物を履いていたかどうかは、タイムスリップして確認するしかありませんね(笑)