大首飾りに含まれる変わり種の一つが、江戸か明治期に作られたらしきJグループNo,231の赤瑪瑙の丸玉。
他の丸玉は見事に丸まっているのに、No,231だけは表面がテコテコと小さな平面の連続になっているのが不思議。
表面がテコテコと角張っているのも、きちんと再現・・・写真では解り難いので、もう少しテコテコさせてみる事にした。
丸玉加工途中の未成品かも知れないが、表面が荒れておらず光沢もあるので、鋼製板に金剛砂を溶かした水を付けて根気よく擦って丸玉を作っていたのかも・・・と、作られ方や作った職人の苦労、武四郎が未成品と知りながら形が面白しと求めたのか?など想像しながら作るのは非常に愉しい。
冬など手がかじかんでシモヤケも酷かったのだろう。
レプリカ作りは書道家の臨書と同じく、モノを通してヒトを知る行為だとシミジミ思う。
装飾品とヒトのモノガタリだ。
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