縄文人(見習い)の糸魚川発!

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燻し焼き・・・縄文オカリナができるまで

2022年11月13日 08時51分17秒 | 縄文
デコモリ風ヘアーや栗っぽいカタチ、大きさと焼き色もバラバラなのは、手づくりの証し。
洗って乾かした後も、ペンダント紐をつけ、パッキングに入れてと色々と面倒なのだ。
開放型ストーブの上で炙り焼きしてあるから、バーベキューコンロで炭をカンカンに熾したらドーナツ状に広げ、真ん中にオカリナを置く。自然に温度が高くなるように炭を足して・・・
炭に着火して40分くらいでオカリナの上に炭を乗せた状態・・・このまま約1時間弱放置
バーベキューコンロを使って焼成した直後は、ハニワと同じ赤っぽい黄土色をしている。
 
熱いうちに燻し焼きをして黒くするが、数が多いから一発で綺麗に黒くなるのもあれば、部分的に色ムラも出てしまうこともあるので、ある程度は均質になるまで繰り返す。燻し焼きしてないオカリナより値段が高いのはそのため。
 
きれいに色ムラがついたオカリナは「この色ムラがかわいい!」と女性客が喜んで買ってくれるが、やはり均質に色が付いているオカリナから売れていくし、実物を観て選べないネット通販や、京都の「民族楽器コイズミ」さんに卸す商品は、色ムラの少ないオカリナを選んで売っている。だから色ムラのオカリナが売れ残ったら、次回の焼成の時に再度の燻し焼きをしている。
利益面を考えると微妙で、ヒスイ加工したほうが儲かるぞとは思うが、面白いからやめられない(笑)
 
 
 
 


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