ホタルイカを掬いに浜に降りたら、深夜なのに多くの人。発電機の音や集魚灯の灯りもあって、なにかの祭りのようだ。
SNSの発達のせいか、のどかな春の風物詩も様変わりした。
人気のない磯に移動して喧噪をぼんやり見ていたら、遠くでタバコの吸殻を海に捨てた男を見て、ここは自分の居る所じゃないと諦め、アオサをちょっとだけ摘んで早々に帰宅。
長野県の釣具店では、発電機を含めた「ホタルイカセット」なるものが売られているそうだが、そんなにお金をかけて元が取れるの?と聞いたら、クーラーボックス何個分は獲れるので売れば投資は回収できますとの返事。
わしら地元は自家消費分以上に獲れたら近所におすそ分けするし、パチンコみたいに換金することは微塵も思い浮かばんのだがな。
海で遊ばせてもらうなら、それなりの仁義というものはある。せめてタバコの吸い殻やゴミのポイ捨ては勘弁して欲しい。
嗚呼、ホタルイカ狂想曲。
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