春になって雪がとけると、歩道除雪車のブレードで砕かれた点字ブロックの細かい屑が大量にでてきて暗い気持ちになる。
もちろん歩道除雪はありがたいし、オペレーターは悪くない。
10月時点でもこんな感じだが、春先はもっとたくさんの黄色い粒々が散らばっている。
気になって調べたら点字ブロックだけでなく、道路の車線や横断歩道の白い塗料も含めて、「合成高分子化合物」に分類されるマイクロチップゴミの発生源だそうだ。
世界中の道路の塗装が、マイクロチップになってが大気に舞い、川と海に流れていく。世界的なロングセラーになっているレイチェル・カーソンの「沈黙の春」は農薬と除草剤の問題に警鐘を鳴らしたが、あらたに放射能やプラスチックゴミも加わわり、脅威は減るということはない。
ストローやビニール袋の削減や、ビーチクリーン活動が報道される一方で、より広範囲に大量のマイクロチップが発生している事態に環境省は対策を考えているのだろうか?
政治主導で代替品の開発をする必要があるのではないか?青い海が黄色や白に濁るようになってからでは遅い。
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