試行錯誤しながら作っていた超小型勾玉が、少しづつ売れるようになってきた。
オンラインショップにアップしてあっても、実物を観て貰わないことにはサイズ感やデイティールが伝わらないもの。
有難いことに県外市外の来客が増えたり、色んなイベントにゲストとして呼ばれたりするようになって、実物を観てもらえる機会が増えてきた。
そして「なにこれ!ちょうカワイイ!」と口コミで売れてきたのだ。
新しいモノを作るとすぐにパクられる世界、いっそのこと誰も真似できんものを!と作った試作品で、初めてシルバーを取入れてみた。
ユラユラ揺れます!クルクル回ります!これだけ細かいワイヤーワークはちょっと真似できないでせう。
こんなにちっちゃい!
勾玉の意味する処は牙玉由来説、新月由来説、胎児由来説と諸説あるが、私は牙玉を源流として、時の流れと共に新月、胎児と意味を重ねてきたという説をとっている。
縄文時代の勾玉はギャク漫画で描かれるような胎児そのものという形状をしており、弥生時代、古墳時代と時を経て、「定形勾玉」という今日見慣れた勾玉に変遷しているのだ。
そこで胎児らしく、というコンセプトで開発したのが、子宮に浮かぶ胎児、あるいはゆりカゴに揺れる嬰児をイメージした勾玉。
シルバーリングも自作だが、まだ加工は未熟。それでも実物を指に嵌めてみた友人から指輪を作って欲しいと注文が来たので、ムハ~!と調子に乗っている。
次回作はシルバーリングの内側をピカピカの鏡面仕上げにしたいもんだ。
光を通します!
石笛もそうだったが、誰も観た事の無いモノをカタチにして世に出す事の出来ることは、職人冥利に尽きる。
そんな事ばかりしていたら、先週はテレビ取材を受けたぞ。
これまでマスコミ取材は縄文文化紹介者としてだったが、今回は初めてヒスイ職人としての取材なので感無量。
2月6日テレビ新潟の「ゆうがた一番」で紹介されますわ。
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