縄文研究の一環として、先史時代の画材の実験のために作り始めたヒスイ顔料を、これまでは画家の来客限定で小分けしていたが、銀座のカフェで売ったら大人気だったので、体裁を整えて個展会場でも販売することにした。
加工で研磨機の底に溜まったヒスイの粉を集めて、乳鉢で擂り潰し、フルイにかけて精製した顔料でござる。
メデユーム(固着材)にニカワを使えば日本画の岩絵具、アラビアゴムだと水彩絵の具、リンシードオイルだと油絵具、卵白だとテンペラ画になり、胡粉やアクリル系絵具に混ぜると、角度と光線の当たり具合によって結晶がキラキラ光るのですぞ。
エステシャンの方が、オイルマッサージだかで混ぜたら額のチャクラが開いた!と喜んでおられたけど、ヒスイの結晶を継続的に吸い込むと塵肺の危険も考えられ、美容目的で問題がおこった場合には自己責任でお願いしま~す( ´艸`)
寡作なのであまり採取できず、当面は対面販売限定品デス。
ありがたいことに、個展の前評判が高いらしく、入場制限が検討されているので、なるべくなら平日のご来場をお勧めします。