沼津工業高校サッカー部のトレーナーであり、バドミントン日本代表トレーナーでもある大石さんから連絡がありました。
選手の写真は期間中は肖像権の問題で掲載はありませんが、現場の雰囲気が感じとれます。
バドミントン日本代表の活躍には、日本中が興奮しています。
尋常ではないオリンピックという全世界が注目する環境の中で、彼女たちはいつも通りのプレーをできたことが勝因ではないかと大石さんは言っています。
これは、容易いことではありません。
もし、自分がワールドカップの決勝、チャンピオンズリーグの決勝のピッチにいたらどうでしょうか?
想像もできないという人がほとんどだと思います。自分だけでなく、仲間や敵の人生もかかる試合です。口ではどうってことはないと言っても、試合だけに集中できない様々な情報が選手の心を横切ります。その心が身体を支配します。
バドミントンの彼女たちは、トレーニングから、オリンピックも超えるプレッシャーをかけながらも実力を発揮する「追い込んだ」状況を作っていたと言います。後がない、あの場面で強気に且つ冷静な判断ができて、それをプレーに表現できるのです。どれだけトレーニングから集中して、イメージして、心身ともに全力で取り組んでいたか想像できるでしょうか。、
しかも彼女たちはランキング1位というプレッシャーがあったはずです。
勝って当然というプレッシャーは、失うものはないというチャレンジャーのプレッシャーとは比べものになりません。
そのトレーニングの積み重ね、ひいては日頃の生活にいたるまでこだわる。世界一を意識する。これが大一番で相手の流れに負けず、大逆転した「いつも通り、ランキング1位」の実力が発揮できた要因ではないかと思います。
いわゆるこの全てが「準備」ということです。
沼津工業高校サッカー部に移してみましょう。
サッカーに限らず、生活態度や進路実現でもそうです。「その時だけ、帳尻を合わせる」ことではなく、常に自分が見られていると思い、いつでも、どの場でも努力してきた積み重ね、すなわち、「いつも通り」の実力が発揮できることが大切です。
目標があって
逆算して今日という1日があり、それはもうもどらない。誰にも同じように時間は過ぎていく。
目の前の練習試合でも、常に無駄なものはなく、自分にとって最後の試合、決勝のつもりでプレーする。
その積み重ねが最終的にどのレベルまでいけるか決まる「準備」だと思います。
世界一を知っている大石トレーナーから直接指導を受けている沼津工業の選手たちは恵まれていると思います。だからこそもっと貪欲に、もっと目標を高く持って取り組んでいってみよう。
必ず何か変わるはずです。
次の大石トレーナーのトレーニングまでできる「準備」をしてみよう。