自民党の石破茂元幹事長が米核兵器の国内配備の議論を提起したことが7日、波紋を広げた。北朝鮮の核・ミサイルへの抑止力強化の方策として、石破氏は日本政府が堅持してきた非核三原則の見直しを促した形だが、政府や公明党、主要野党は見直しに否定的だ。ただ、自民党内の一部には石破氏に同調する声も上がっている。
石破氏は6日のテレビ朝日の番組で、「米国の核の傘に守ってもらいながら『日本国内には置かない』というのは本当に正しいか」と問題提起。7日も同局に出演し、「(核の)傘が小さかったら日本の抑止力はどうなるのか」と改めて主張した。「ポスト安倍」をにらみ独自色を発揮したいとの思惑がありそうだ。
核兵器を「持たず、つくらず、持ち込ませず」の非核三原則のうち、石破氏は日本による保有と製造については「核拡散防止条約(NPT)体制が崩壊する」と否定。だが、「持ち込ませず」の見直しを促し、核兵器受け入れ国が使用に際して意思決定に加わるニュークリア・シェアリング(核兵器の共有)を検討すべきだと提案した。
これに対し、菅義偉官房長官は7日の記者会見で「政府として非核三原則の見直しはこれまでも議論しておらず、今後も考えていない」と明言。公明党の山口那津男代表も会見で「国是は変えてはならない」と訴えた。
自民党で「ハト派」を自認する岸田文雄政調会長は記者団に「米国の核抑止力に不備があるとは考えていない」と強調し、三原則を見直す必要はないとの認識を示した。同党中堅議員は「石破氏は来年の総裁選をにらんで目立ちたいのだろう」と冷ややかに語った。
民進党の前原誠司代表は、日米安全保障体制の基本は「米国が『矛』、日本が『盾』だ」として、「三原則を変えることに何の意味があるのか」と指摘。共産党の志位和夫委員長は「日本の核武装につながる道を選択していいのか」と三原則見直しに強く反対した。
一方、自民党幹部の1人は「米軍の核を配備すれば、北朝鮮への抑止力は高まる」と主張。逢沢一郎元国対委員長は谷垣グループの会合で「米国の核の傘の実効性がどう確保されているか、責任ある議論をしなければならない」と述べた。
非核三原則・・・・
将来的に国際情勢が変わればそれも変わらざるを得ないだろうに。
北朝鮮に核ミサイルを実際に打ちこまれたら、それ以上の二発目、三発目の惨事を避けるためにも報復用の核が必要になってくることもあり得るだろう。
何発も核を打ちこまれて国が滅びるのを今の政府の対応のように、ただただ「遺憾」だとか「抗議する」だとか口先で言っているだけでは済まないだろうに。
石破氏は6日のテレビ朝日の番組で、「米国の核の傘に守ってもらいながら『日本国内には置かない』というのは本当に正しいか」と問題提起。7日も同局に出演し、「(核の)傘が小さかったら日本の抑止力はどうなるのか」と改めて主張した。「ポスト安倍」をにらみ独自色を発揮したいとの思惑がありそうだ。
核兵器を「持たず、つくらず、持ち込ませず」の非核三原則のうち、石破氏は日本による保有と製造については「核拡散防止条約(NPT)体制が崩壊する」と否定。だが、「持ち込ませず」の見直しを促し、核兵器受け入れ国が使用に際して意思決定に加わるニュークリア・シェアリング(核兵器の共有)を検討すべきだと提案した。
これに対し、菅義偉官房長官は7日の記者会見で「政府として非核三原則の見直しはこれまでも議論しておらず、今後も考えていない」と明言。公明党の山口那津男代表も会見で「国是は変えてはならない」と訴えた。
自民党で「ハト派」を自認する岸田文雄政調会長は記者団に「米国の核抑止力に不備があるとは考えていない」と強調し、三原則を見直す必要はないとの認識を示した。同党中堅議員は「石破氏は来年の総裁選をにらんで目立ちたいのだろう」と冷ややかに語った。
民進党の前原誠司代表は、日米安全保障体制の基本は「米国が『矛』、日本が『盾』だ」として、「三原則を変えることに何の意味があるのか」と指摘。共産党の志位和夫委員長は「日本の核武装につながる道を選択していいのか」と三原則見直しに強く反対した。
一方、自民党幹部の1人は「米軍の核を配備すれば、北朝鮮への抑止力は高まる」と主張。逢沢一郎元国対委員長は谷垣グループの会合で「米国の核の傘の実効性がどう確保されているか、責任ある議論をしなければならない」と述べた。
非核三原則・・・・
将来的に国際情勢が変わればそれも変わらざるを得ないだろうに。
北朝鮮に核ミサイルを実際に打ちこまれたら、それ以上の二発目、三発目の惨事を避けるためにも報復用の核が必要になってくることもあり得るだろう。
何発も核を打ちこまれて国が滅びるのを今の政府の対応のように、ただただ「遺憾」だとか「抗議する」だとか口先で言っているだけでは済まないだろうに。