【2月23日】
★春水の月もろともに掬いけり/まえかわをとじ
水鏡の中の月は両の手で掬えるほどの丸さ、そっと手を入れてみた水はもう春の水の感触です。ときめきのある好きな句です。(甲斐ひさこ)
【2月22日/2句】
★耕さる土白々と風光る/かつらたろう
「土黒々と」であれば、並みであろうが、作者は、「土白々と」見たのだ。季語「風光る」があって、言葉が真実のものとなった。(高橋信之)
★竹林をさらさら越ゆる春夕陽/かわな ますみ
私の自宅からも夕日を受ける竹林が見えています。しかしなかなか詠めませんでした。「さらさら越ゆる」とすらすら詠まれる所に感じ入ります。(まえかわをとじ)
【2月21日/2句】
★真直ぐな石の参道風光る/飯島治蝶
うらうらと晴れた春の日に、やわらかな風が吹き、まっすぐに伸びた参道の木々が風にゆらぎまばゆいような明るさを感じさせてくれますね。明るい明日を約束されているようです。(小口泰與)
★春月の届く畳に座りけり/黒谷光子
この時期のお月様はまだまだ冴えた感じが残っており、そのお月様を眺めるべく、また、月の光が届く座敷で、ゆつたりと家族で話し合っている様子がとても素敵だと思います。(小口泰與)
【2月20日】
★該当作なし
【2月19日】
★水溢れほうれん草を洗いけり/宮本和美
「水溢れ」いて、ほうれん草の鮮やかな緑だ。二月、冬から春にかけて収穫するのは、秋蒔きの在来種で、立春過ぎの寒さが厳しい頃のほうれん草だが、生きいきとして鮮やかな緑だ。(高橋信之)
【2月18日】
★信号を待つ間も春光子らにふる/小川美和
子ども達への眼差しも春光のように温かです。(黒谷光子)
【2月17日/2句】
★春めきて少し明るい紅を買う/大山 凉
少しずつ春めいて来ました。心も温かくなってまいります。作者が街で何を買ったか知る由もありませんが、「少し明るい紅を買う」遠慮がちな作者の、浮き立つような心の弾みがよく表現され、御婦人らしい春の句になりました。(おおにし ひろし)
★芽吹くもの深く覆いて雪積もる/黒谷光子
立春を過ぎての「冬」本番が芽吹くものを深く覆うという様子に表れています。(高橋秀之)
★春水の月もろともに掬いけり/まえかわをとじ
水鏡の中の月は両の手で掬えるほどの丸さ、そっと手を入れてみた水はもう春の水の感触です。ときめきのある好きな句です。(甲斐ひさこ)
【2月22日/2句】
★耕さる土白々と風光る/かつらたろう
「土黒々と」であれば、並みであろうが、作者は、「土白々と」見たのだ。季語「風光る」があって、言葉が真実のものとなった。(高橋信之)
★竹林をさらさら越ゆる春夕陽/かわな ますみ
私の自宅からも夕日を受ける竹林が見えています。しかしなかなか詠めませんでした。「さらさら越ゆる」とすらすら詠まれる所に感じ入ります。(まえかわをとじ)
【2月21日/2句】
★真直ぐな石の参道風光る/飯島治蝶
うらうらと晴れた春の日に、やわらかな風が吹き、まっすぐに伸びた参道の木々が風にゆらぎまばゆいような明るさを感じさせてくれますね。明るい明日を約束されているようです。(小口泰與)
★春月の届く畳に座りけり/黒谷光子
この時期のお月様はまだまだ冴えた感じが残っており、そのお月様を眺めるべく、また、月の光が届く座敷で、ゆつたりと家族で話し合っている様子がとても素敵だと思います。(小口泰與)
【2月20日】
★該当作なし
【2月19日】
★水溢れほうれん草を洗いけり/宮本和美
「水溢れ」いて、ほうれん草の鮮やかな緑だ。二月、冬から春にかけて収穫するのは、秋蒔きの在来種で、立春過ぎの寒さが厳しい頃のほうれん草だが、生きいきとして鮮やかな緑だ。(高橋信之)
【2月18日】
★信号を待つ間も春光子らにふる/小川美和
子ども達への眼差しも春光のように温かです。(黒谷光子)
【2月17日/2句】
★春めきて少し明るい紅を買う/大山 凉
少しずつ春めいて来ました。心も温かくなってまいります。作者が街で何を買ったか知る由もありませんが、「少し明るい紅を買う」遠慮がちな作者の、浮き立つような心の弾みがよく表現され、御婦人らしい春の句になりました。(おおにし ひろし)
★芽吹くもの深く覆いて雪積もる/黒谷光子
立春を過ぎての「冬」本番が芽吹くものを深く覆うという様子に表れています。(高橋秀之)
「春めきて」を2月17日の今日の秀句にお選びくださいまして有難うございました。
信之先生、「真直ぐな石の参道風光る」の句を、2月21日の今日の秀句に御選頂き、誠にありがとうございました。厚く御礼申し上げます。また、貴重なコメントを頂きましたか小口泰與様に、改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。
2月19日の秀句に「ほうれん草」をお選び頂いた上、直々、素敵なコメントを添えて頂き、有難う御座いました。
信之先生
「春水の」の句を2月23日の秀句にお選び戴き大変有り難うございました。
甲斐ひさこ様 同句に素敵なコメントを戴き有り難うございます。
「風光る」の句を22日の秀句にお選び頂き有難うございました。当地、京都洛西は風の強い丘陵地帯の為か、耕された土が直ぐ乾いて白く見えております。
をとじさまには、同句をお好きな句にお選び頂き、勿体ないようなコメントを頂戴しまして、感謝いたします。
お礼が遅くなりまして、失礼いたしました。お詫び申し上げます。