NPO法人 ホスピタル・プレイ協会 -すべての子どもの遊びと支援を考える会-

本ブログは、チャイルド・フレンドリーな医療と環境の実現のためホスピタル・プレイに関する情報を発信しています。

保育士のためのホスピタル・プレイ・ワークショップのご報告

2013年07月12日 | 日記
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、
2年前から日総研の依頼を受けて看護師を対象にした
プレパレーションセミナーを開催して来ました。

その関係で、しばしばHPSから保育士を対象にした
ホスピタル・プレイワークショップの開催を要望する声が出されていました。

実際に、HPS養成講座は数カ月かかる大変長い講座なので、
受講のために職場に休みの許可をなかなかとることはできないけど、
せめて病児に対する遊びの組み立て方を学びたい
という保育士のために開催するワークショップです。


6月29日(土)に静岡会場が終了しました。
25名のみなさまにご参加いただきました。

保育士や看護師はもちろんのこと、保育や児童福祉を学んでいる大学生も
参加できるところがよかったなと思っています。

2名のHPSも頑張って、自分の知識や技術を教えてくれました。
保育士との違いも(もちろん共通性もありますが。。。)
しっかり学んでくれたようでうれしいです

当日の様子をご紹介します。

     
    

みなさん、立ち上がり何かを作っている様子です。
何を作っているか、わかりますか
  


答えは、ケモタイプのアロマオイルの入ったバスボムです

今度は、真剣に考えたり、描いたりしています。
何を作っているんでしょうか


  
入院している子どものきょうだいのための本を作成していたんですね

ご参加のみなさま、誠にありがとうございました。


今回のワークショップは、静岡と大阪で試験的に開催をする計画だったのですが、
関東ブロックからもぜひ開催したいという要望があったので、
急きょ追加で東京においても開催する予定です。

詳細はブログにて、またお知らせいたします


第1回総会のご報告

2013年07月12日 | 日記
6月15日(土)に、NPO法人ホスピタル・プレイ協会の第1回総会を開催しました。

全国から27名の会員が会場である静岡まで集まってきてくれました。
秋田、横浜、大阪、岡山も遠隔会議システムを使い、参加してくれたメンバーもいました。

NPO法人として審議するべき予算などの決議の後、
4つのワークショップ&レクチャーがHPSによって開かれました。

     

     


総会に開催し、感じたことは、
やっぱり修了生のみんな(NPOに入ってまで頑張ろうとするメンバー)は、
本当に素晴らしいメンバーだなということです。

みんなが話し合う様子を見て何に感銘したかというと、
もちろん彼女たちが持つ優れた遊びの力もそうなのですが、
それよりも子どもや家族のために、自分の経験や知識を惜しみなく仲間と分かち合う心と
態度が素晴らしいなと思いました。


ご存じの通り、私たちはいわゆる業界のビッグネームの力は使ってきませんでした。
高尚な考えがあって使わなかったわけではなく、
そういうビッグネームに縁が無かっただけなのかもしれませんが、
のびのびと経験を話し合う姿を見て、草の根的な活動を積み上げてきて、
本当に良かったなと改めて感じました


英国のHPSパイオニアたちも言っていたことですが、
「分かち合う心」が私たちHPSの専門性であり誇りです。