午後1時、狼火が上がった。狼火20発。御神旗40本。争奪戦が始まった。
高く天に打ち上げられた御神旗2本がひらひらと舞い落ちてくる。
落下地点に人馬が集まる。御神旗が馬群に吸い込まれていく。
その様が本陣山からの遠望でよくわかる。
御神旗には色がついているが、旗指物の色と被ることが分かった。
御神旗を手に出来た者は本陣へ持参して報告する。
厳しい羊腸の坂も嬉しい凱旋となる。
争奪戦と勝者。
終了後に戻ってくる人々の満足げな表情が印象的だ。
それと年齢の違う者同士の交流。人生の大先輩と中堅どころと若者。
みな甲冑姿がよく似合っていた。いやこれほどまでに馴染んでいるとは。。
国の重要無形文化財。一千有余年の歴史は伊達ではなかった。
早くもスマホの来年のカレンダーにマークを刻んだ。
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