goo blog サービス終了のお知らせ 

りんごっこ劇場

どうせ一度っきりの人生,楽しまなくっちゃ!損々、
お酒に趣味に好きな事をして 我が老後まっ盛り! 花盛り!

宮本輝『オレンジの壺」上下巻読後感想

2021年06月15日 |  小説 読書

令和3年6月15日(火)

○○郵便局の仔ひつじ文庫からお借りしていました、

宮本輝『オレンジの壺』上下巻 完読いたしました。

区の図書館は、

新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言第2弾のため、

20日まで休館中です。

いつまで続くやら・・

晴耕雨読と言いながらも、図書館からお借りしてのこと

自粛要請守るにしてもこうまで制限されるとね~

 

 

あらすじ 

石のような女と夫に言われ、

結婚生活はわずか1年で破綻

あと二つで五十のバツイチ女 

亡き祖父の遺譜日記を、孫にとの遺言があり

父から手渡されたが・・

日記に書かれた『オレンジの壺』とは何か、

祖父の生きざまを、

フランス アスワンと追いかけるのだが・・

 

 

ミステリー小説なの⁈、

なんとなく終わったのだが、

もやもやの残る1冊となりました。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雫井脩介「検察側の罪人」読後感想

2021年05月31日 |  小説 読書

令和3年5月31日(月)

 

区の図書館からお借りしていました、

雫井脩介「検察側の罪人」完読いたしました。

 

 

あらすじ  文中から

「起」

「はい。法律という剣を極めて、世の中の悪を一刀両断にする・・

最上先生のおっしゃる通り、そんな検事になってみたいです」

 

「承」 

難しいなどと泣き言を吐いている場合ではない。

最上から降りた仕事では、

諏訪部の聴取でも結果を出せないのだ。

あの時 最上にも余裕があり

不首尾にも多めに見てもらえたが、

今度の事件には、そんな情けが入る余裕などどこにも見当たらない。

結果は求められている。

沖野はその責任を深刻に嚙み締めた。

 

「転」

「どうしてそこまでやらなきゃならないのか僕にはわかりません」

「物証中の物証が出てきたのに立件を見送るという選択は俺にはない。

検事として役目を放棄するようなものだ。

検事でいる意味がない」

 

「異例になるが、今度の事件は最上に立てさせる。

君のほうにある関係書類を最上に渡してくれ。

調書もだいぶそろってきたようだしあとは彼が何とかする」

 

「最上さんには一方ならずお世話になりました。

短い検事生活でしたが最後に一緒に仕事ができて光栄でした」

 

「結」

「最上さん・・僕に弁護人をやらせてください。」

沖野が告発に動いたくらい最上は察していただろう。

しかし沖野は、自分が弁護士として一歩を踏み出すなら、

最初の仕事はこれしかないと思う様になっていた

 

最上を救いたいと思って願い出たが、

本当に救いたかったの自分自身だったかもしれない。

「おおおおおおおおああああああああ・・・」

 

 

最後はどうなるんだろうかと

後ろのページにいきたくなりましたね。

 

なんや下巻があるとか?

「検察側の罪人」完読したがその後が知りたいわ。

 

 と思うものの、

新型コロナウイルス緊急事態第2弾

6月20日迄休館延長です。

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

連城三紀彦『隠れ菊』読後感想

2021年05月22日 |  小説 読書

令和3年5月22日(土)午後時々 

 

区の図書館からお借りしていました、

連城三紀彦『隠れ菊』長編小説

完読いたしました。

図書館で選ぶにあたって、

貫井徳郎『空白の叫び』 百田尚樹『プリズム』の、

テーマが心に重くのしかかる2作の後でもあり、

知識はないものの、連城三紀彦『隠れ菊』を手にしたのですが、

 

料亭を舞台に女の闘いが・・

駆け引きある愛の激しさが・・

夫を売り飛ばす妻が・・

    ・

    ・

終始とどまることなく続きます。

 

 

完読は致しましたが、

満足得られずなのは、

我が度量の無さが災い?

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

貫井徳郎『空白の叫び』読後感想

2021年05月09日 |  小説 読書

令和3年5月9日(日)のち

 

降水確率60%の雨  

雨読です。

 

区の図書館からお借りしていました、

貫井徳郎『空白の叫び』上下巻 完読いたしました。

少年犯罪がテーマの小説でした。

第1部 胎動   

第2部 接触  

第3部 発動 の三部作で、

上下巻1100頁余りにも及びましたが完読です。

 

冒頭に、

この物語は二〇〇〇年の少年法改正以前を舞台にしています

とあるように、

主人公3人は事件当時14歳の中学生

普通の少年3人は

それぞれに殺人事件を起こすのですが・・

 

本文には、

心の闇ーー、便利な言葉だと久藤(くどう)も思う。

それですべてに説明がついた気になるではないか。

少年は心に闇を抱えていたのだ。

闇は社会が生み出した病巣だ。

闇を抱えているから犯罪に走る。

普通の人は闇など抱えていない。

だから安心だ。  

めでたし めでたし  とあるのだが、

 

 

百田尚樹『プリズム』の長編小説も完読

解離性同一性障害をテーマにした作品

一人の主婦が、

一人の多重人格者の男性の二人を好きになる話

 

 

最後まで感情移入がいかんともしがたい

重くのしかかる難儀な二編でした。

それでも完読したということは

まんまとやられたのかな。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

篠田節子『女たちのジハード』読後感想

2021年04月30日 |  小説 読書

令和3年4月30日(金)

 


雨読です。

区の図書館からお借りしていました、

篠田節子『女たちのジハード』完読いたしました。

初読み作家 『篠田節子』

図書館で、表表紙を開いた途端

直木賞受賞作品

踏まれても、虐げられても、「現代OL」を極める5人の女たち

めげず挫けず我が道を行く 域聖ジハードという企み

の 華やかなる色文字が飛びこんできた。

 

 

90年代 バブルがはじけリストラの言葉が聞かれた頃の

損保会社の一般職で働く 

20代から30代の OLたち5人の連作短編小説

時代遅れの題材を 山ほどプンプンさせつつも、

グイグイ読み進められるのは、

直木賞受賞作品のなせる技

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする