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北京五輪なんかどーにでもなれっ

次世代技術の本命は?

2006-01-11 | 科学ネタ
首相が絶賛、電気自動車に注目集まる 業界には困惑も
小泉首相が電気自動車普及の旗振り役を演じている。昨年暮れに試乗し「エネルギー革命、産業構造改革だ!」と絶賛。通常国会の施政方針演説でも「脱石油」の立場から電気自動車への言及を検討している。ただ、自動車大手はかつて量産化を断念し、現在は環境車ではハイブリッド車や燃料電池車に力を入れており、困惑気味に首相の言動を見守っている。

 5日、日本経団連など経済3団体の新年祝賀パーティーで、首相は「日本は石油をほとんど外国に依存している。これからは脱石油、環境重視。日本の弱点をいかに強みに変えていくかが課題だ」とあいさつした。これを聞いて、電気自動車の試乗を思い出した出席者も少なくなかった。

 仕掛けたのは経済産業省。水素を用いる燃料電池車実用化に熱心だった米ゼネラル・モーターズ(GM)が経営不振に陥り、2020年代を目標にした燃料電池車普及の道筋が不透明になりつつある。一方、携帯電話の技術革新で、電気自動車にも使われるリチウムイオン電池の性能向上と小型化が進んできた。「原油高も進んでおり、環境車として電気自動車も健在だと再認識する機会にしたい」との思いが、首相試乗につながった。

 「加速がすごい。石油を産出しない日本にはうってつけだ」。慶応大のプロジェクトチームが製作した8輪駆動の電気自動車「エリーカ」に試乗した首相は、興奮気味に語った。首相の意向をくみ、内閣官房では施政方針演説でも電気自動車に言及して、低公害車の重要な選択肢に据える方針を打ち出すことを検討している。

 こうした動きに、自動車メーカーは戸惑いを隠さない。ハイブリッド車普及に力を入れるトヨタ自動車の奥田碩会長は官邸で記者団に「まあ、(首相が)いろんなものに乗るのはいいんじゃない。電気自動車は重たいし充電しないといけないから難しい。トヨタ本体としては『やるだけやって下さい』という感じだ」。石油危機のあった70年代から各社は多額の研究開発費を電気自動車に投じたが、電池が高価で走行距離も短く、量産化を断念した経緯があるからだ。

 構造的な問題もある。電気自動車は車輪内に設置したインホイールモーターで車輪を回転させるため、エンジンが不要になる。「エンジンのすそ野は部品メーカーを含めて広い。エンジンをなくす方向での急激な技術進化には積極的にはなれない」(自動車メーカー幹部)というのだ。

 エリーカのプロジェクトに名を連ねる約30社のうち、自動車メーカーの参加はリコール(回収・無償修理)隠しの不祥事にあえいだ三菱自動車だけ。「勝ち組」であるトヨタや日産自動車、ホンダの関心は決して高くない。
【朝日新聞 以上引用】--------------------------

前々日のネタですが、急遽中国ネタが入ってきたので今日になりました(特亜ネタは鮮度が命)。

オイラ以前から思っていましたが、燃料電池車てホントに物になるのか?て。
2020年頃には実用化する、なんて見通しがありますが、あまりに遅すぎますな。コストも現状では数千万から数億、ホンマにコレは物になりますかいな?
で、燃料電池車の開発で手こずっている間に再び脚光を浴びようとしているのが電気自動車。ここ数年での携帯電話やノートパソコンの普及も手伝って電池の性能は格段に向上した。

電気自動車は非力と見られがちですが、元来ガソリンエンジンよりも電気のほうが馬力が出せるもので、電気を使う新幹線は試験走行で時速460キロ以上を出せてますから。
以前NHKの番組でやってましたが、この慶応大学が開発した「エリーカ」てクルマの性能は半端ではありません。最高速度は370キロ以上、加速性能もポルシェを軽く上回るなどスゲー代物です。もちろん公道ではオーバースペックですが、従来の電気自動車の概念を覆す意味で効果的だと思う。

んで、この「エリーカ」に注目したのが、あのダメな三菱自動車。どーやら社運を掛けるようですな。でもオイラは応援したい。アンチ体制・アンチ強者・アンチマスゴミ・アンチ巨人のオイラは、もちろんアンチトヨタ。
トヨタの奥田会長は中国様と商売のためには日本は土下座しろ、靖國参拝するな、てほざいてますからな~。

燃料電池車に注ぎ込む莫大な資金を電気自動車につぎ込んでいれば、もうとっくに電気自動車が街を走っていたかもしれません。走行距離に問題があると指摘されてますが、コレも電池をカートリッジ式にし各社各車種ある程度共通の電池を搭載することにより、ガソリンスタンドのような施設での電池交換だけで充填できるシステムを構築すれば容易に解決できるかも。

この話と少し似通ってますが、次世代DVDについても一言。

次世代の記録メディアとして「ブルーレイ BD」と「HD DVD」が開発されているが、コリャどっちもボツかもしれない、て話です。

こちらを参照 またはNewton2月号をどーぞ

日米のメーカーによって開発されているホログラフィックメモリです。次々世代記録メディアとも言われていますが、早くも今年実用化のようです。

コレはDVDと同じ12センチのディスクに200GB~1TBの記録容量があります。またDVDやHDDのような機械的な回転部分を用いず、角砂糖程度の大きさで透明なキューブ状のものに1TB、例えば映画なら100本以、しかも読み出し速度が1GBと言うスゲー物も開発されている。ちなみに従来のBDやHD DVDは20~50GB程度。
パソコンやDVDレコーダーで映像を管理している人なら解ると思うけど、ハイビジョン時代には20~50GB程度の容量では話になりません(録画時間2~4時間程度)。これからはテラバイトの時代ですな(ちなみにオイラのパソの容量は900GB)。オプトウェアや日立マクセル等がもう年内に発売するそうです。当面はパソコン用でしょうけど、性能面で次世代DVDを遙かに凌駕している点で、今度の動向を見逃せません。

当分は次世代DVD買いではありませんよ~。


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