ドイツ 大腸菌 O-104で大きな風評被害

ヨーロッパで連日騒がれている大腸菌感染症ですがスウェーデンでも死者が１名出て合計１７人の死亡となりました。
感染患者は拡大しており更に被害者が出る予測がされています。

最初はスペイン産のキュウリが原因とされていましたがそうではないとの衛生当局の見解が出ましたがこれは初期判断の大きな誤りです。
牛乳や牛等の食用動物と野菜が接触し野菜に菌が付着したのではないかと言う見方も出てきました。　

ただ未だ原因の解明には至っておらず当然対策は施されていません。
隣国ポーランドはドイツ政府からの初期通達が遅れた事に不満を述べ、スペインに至っては風評被害で２億ユーロの損失を出しドイツ側へ損害賠償を求める気配です。

加えてロシアが当面の間ヨーロッパからの野菜の禁輸入措置を決めたため今後はヨーロッパ全土の農業主に被害が及ぶ事になります。
もし原因が野菜でなかった場合は保障問題でかなり揉める事になりそうです。

国を置き換えて考えると身近に感じます。
「日本から中国へ輸出された商品から感染症が広がったとされ中国は日本からの特定商品の輸入を停止し日本の生産者へ大打撃を与えた後に原因は日本からの商品ではなかったと中国が発表。
更にロシアが中国日本からの特定商品及びその関連商品の輸入を停止した。」

今年も天候不安定で潤沢な食糧供給が懸念される中で起こった事件ですが早く原因を解き明かして欲しいものです。

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