日野土地家屋調査士・行政書士事務所のブログです。最近は更新滞りがちだけど、もう1年半以上も続いてます!これで良いのだ♪

宮城県石巻市で土地家屋調査士・行政書士事務所を開業してる好事家オヤジです。ただコメント不可に設定してますので悪しからず…

死刑執行

2012年04月03日 | 追憶・つぶやき・日記
先日、久しぶりの死刑執行がありましたね。私も一応は法学部出身ですから、学生時代にその事については勉強させられました。「死刑について論ぜよ」。これ、試験によく出るパターンなんです。まぁ難しい問題ですので、私の頭では結論は出せませんがね。ただこれは日本の法律によって定められている行政行為だから、その執行を否定する事はできないだろう…とだけは思います。だからその行政行為を大臣が恣意的にサインしないという行為で否定するのは…疑問を感じざるを得ませんね。
ただ私は極端な肯定論者でもないし、反対に否定論者でもありません。難しい問題だからわかりません。ただ中長期的には、世界の動向通りの方向に動くのだろう…と思うだけです。ただね、某元法務大臣がネクスト法相時代に「悪いことをした子どもたちはそれなりの事情があって、そういうことになったと思う」などという、所謂「犯罪者にも事情がある発言」には呆れました。被害者少年の親に「どういう事情ですか?」と突っ込まれると「いろいろありますが、それはとにかく置いといて…」とはぐらかしたけど案の定、法務大臣時代は全く仕事らしき仕事もしなかったような…まぁ彼も適材適所の就任だったんでしょう(笑)

もう10数年前にお亡くなりになりましたが、実を言うと私は、かつて死刑執行施設のある刑務所(厳密に言うと拘置所)で課長(たぶん保安課長?)をしていた、言わば死刑執行官の方と知り合いで、その方から死刑執行の様子を2度ばかり聞いた事がありました。それは巷でよく語られていることと極端な違いはないような気がしました。ただ執行時には「目隠し」とか足を結わえる事が無かった事もあったようです。戦後のゴタゴタ時はどれだけの死刑囚を執行したか記憶に無いけど、仕事だから辛い・嫌だとは思わないようにしたとの事でした。

刑務所とか拘置所、まぁ一生のうちで絶対にお世話になりたくない場所ではありますね。
それにしても嫌な生臭い犯罪は無くなりませんね…それに近頃多いのが、子供への虐待や、学校でのイジメの問題、それと無差別大量殺人。
ある著名な方の講演で聞いたんだけど、日本は確実に犯罪大国化している。そのうち夜も歩けない国へと変貌するだろう。日本の10~20年後は、現在のアメリカ社会なのだという…怖い世の中になってきたもんだ。