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nonocanonoco

お久しぶりです。またよろしくお願い致します。

例の本

2010年04月28日 | weblog10
 友人5人でお食事。場所はとあるエステティックサロン経営?系列?の自然食レストラン。「身体の内側から綺麗になる」みたいなコンセプトのお店に着くなり「あなたに見せたいと思って持ってきたのよ」と友人が。「ありがとう!なあに?」出てきたのは・・・石〇〇仁&koziくんの例の本。

 うぅ、温野菜と豆腐ステーキの昼下がりに白塗り2ショット・・・。身体の内側から綺麗になれなそう・・・。でも嬉しくて「こうしてみるとkoziくんって大きいね。石〇が小さいのかな」「二人とも全然年取らないね」とか言いながらしばし見入る。すると「石〇がkoziのことを書いたブログもあるのよ」と携帯も差し出される。うぅ、至れり尽くせり・・・。もう綺麗になれなくてもいい・・・。

 「マリスミゼルのkoziさんとお会いしました」という出だしの一文で「石〇がkoziに敬語使ってる・・・!」と別な友人が爆笑(←コラ!そこは笑うところじゃないってば~!)。

 Koziくんに「石〇」ではなく「しゅーぢ」と呼ばれているとか、一緒に行った呑み屋でkoziくんがコートを脱がなかったとか色々書いてある日記を読みながら「それにしても石〇にとってマリスは黒歴史だと思ってたのにね・・・」とみんなでため息。

 Koziくんと一緒に写真を撮るっていうことは、koziくんと仲良いのを公表するだけじゃ済まなくて、koziくん→マリスミゼル→manaさま→kamijoと芋づる式に繋がっちゃうのにね。カ〇〇リってビジュアル系を嘲笑うような芸風なのに、Moi dix MoisやVersaillesやmoranと元お仲間だと世間にバレてもいいのかな・・・(コラ)。

 「koziさんといえば一杯やっかの人ですから~」とも書いてあって、石〇はkoziくんの日記をちゃんと読んでるんですね!先輩の日記チェックしてるなんて微笑ましくない・・・?koziくんの日記を読み直したらちゃんと「ニューウェーブの」と書いてあって、今時ニューウェーブなのは石〇だけだし、ちゃんとヒントをくれてたんだな~と今になって思います。相変わらず「分かる人には分かる」ほのめかしで、不親切なようで親切です。

 カ〇〇リは学生時代、私の周囲でとても流行っていたのだけど、当時のボーカルは違う人だったんです。その人がある時失踪→脱退し、後任に石〇が加入して。「前のボーカルの方が良かった」って散々言われてたのを覚えているから、今、バンドのボーカルとしてちゃんと認められているのを見るのは不思議な気持ちがします。

 こういう本が出て日記も書いてるあたり、もう伏字にしなくてもいいのかな。これまでこのブログでは石〇に関してあえて触れないようにしてきたんだけど(蒸し返されたくない過去かと思って気を遣ってあげてたのよ・・・)、石〇は哲くんとも対バンしたこともあったし、他にも色々あるんだけど、書いちゃってもいいかな・・・。

 90年代のあのバンドもあのバンドも再結成したんだよ、という話を聞いて「なんで再結成流行ってるんだろうね?みんな仲直りしたのかなあ」と言ったら

「お金なくなったからに決まってるでしょ!」
「切羽詰まってるから仲悪くても頑張るんだよ!」
 と即座に否定されました・・・

「絶対、仲良い振りしてるだけだって~」
「元ファンからの集金目的だから期間限定が多いんだよ」
 ってみんな夢がないなあ・・・

ロックバンド

2010年04月10日 | weblog10
 私がロックバンドを見てて不思議なのは、エックス、バクチク、グレイ、ルナシーなど、ごく身近で結成されたバンドのメンバーがすごくお似合いなことです。

 一緒に成長するうちにお似合いになったというより、同じ年代に同じ地域に生まれたのがもう運命だったんじゃないかと思っちゃう。曲と声の相性も、ルックスも、性格の傾向もこれほど釣り合う相手をよく見つけられたな、と思うんだけど、オーディションで選んだとかではなく、たまたま同じ学校だったっていうからすごい!学生時代の同級生でなくても、上京してまもなくハタチ前後で知り合った相手が最高のパートナーになってるバンドって多い気がします・・・。

 星の数ほどバンドマンはいるのに、上手い人もカッコいい人もたくさんいるのに、古くから一緒にいる身近な人が結局、性格的にも音楽的にも一番相性が良くて、ルックス的にもお似合いなことが多くて、不思議だな~、と思います。

 逆にオーディションで選んだ後任メンバーとの人間関係って数年で破綻することが多いですよね…(泣)。それは実力重視で人柄を二の次にした人選だったからなのか、積み重ねてきた歴史に勝てなかったのか、分からないけど。10代後半~20代前半の若い時期を一緒に過ごした相手の方が、その後バンドが変わっても人間関係が長続きしている気がします・・・。

 今の再結成ブームにはそういう側面もあると思うんです。ソロや次バンドでの活動では経済的に苦しくなってきたから過去の栄光で一山当てようとか、あっちが再結成したからこっちも再結成させて儲けようと事務所やレーベルが画策するってのももちろんあるだろうけど、「色々な人と組んでみたけど、やっぱり昔の仲間が一番だな」「もう一度一緒に音楽をやりたいな」っていう純粋な気持ちもあるんじゃないかなあ・・・。お金儲けは別にして、再び世間から注目されたり、往年のファンに喜んで迎え入れられることはアーティストにとってもきっと嬉しいことでしょうし・・・。

 それでいうと、私はmanaとkoziくんにはまた一緒にやってほしいです。マリス再結成は望まないけど、二人には単発の企画モノでいいからまた一緒に音楽を作ってほしいと思っちゃう。性格的にも音楽的にもルックス的にも最高にお似合いだと思うし、manaがこの9年間、結局誰ともパートナーシップを組まなかったのはそのへんをご本人も分かってたからなのかな~と思ってしまいます(ラクリマのhiroさんやエックスのpataさんなど、有名どころからのラブコールはあったのにね。ちょっともったいない・・・)。

 マリスが解散した時に理由は語られなかったけれど、傍から見てて何となく分かる、と思った。何か一つの理由というわけじゃなく、色々な要因が合わさってのことなんだと思ったし、ご本人たちにとっても苦渋の決断なのだろうと思ったから、メンバーを責める気にはなれなかった。当時もmanaとkoziくんの絆に修復不能な溝が入ったから解散、ではないと思ったし、近年また一緒にライブやったりしてるのを見ても、私の予測は外れてなかったと思う。

 別に一緒にバンドやらなくても、表舞台に出てこなくても、彼らがずっと元気で仲良くしてくれればそれでいい、と思ってたのだけど、近年mana&koziでツアー回ったり、夏にはついにyu~kiちゃんまで引っぱりだしてくるみたいだし。今度、どうなるのかなあ。


ちょっと前の話

2010年03月28日 | weblog10
 サッズ再結成のメンバーが発表されました。

 勝さん、入ってない・・・!!

 私は勝さんがすごく好きってわけじゃないんだけど、哲くんが勝さんをすごく好きなのは分かるから(「遅れてきた男」なんて歌まで作っちゃって・・・泣)、哲くん良かったねって感じです。無理やり連れ戻さなかった清春にもありがとう、です。

 それにしてもメンバー総入れ替えでも「再結成」なんですね・・・。Kamijoも以前「自分一人でもLAREINEを復活させようと思った」とか言ってたし、ボーカルが作詞作曲するバンドってそうなるのかしら。私はそもそもサッズを「黒夢の清春のソロ活動」と思ってたので、清春名義の作品との違いがよく分からない・・・。後期黒夢、サッズ、ソロは「忘却の空」以外、全部同じ曲に聴こえ・・・・(キャー)。同じ人が作詞作曲して歌ってもやっぱりソロらしさ、サッズらしさってあるのかな。

 それを言うなら、nilも哲くんが作詞作曲してというのはZIGZOと同じだし、nilになってからも一度メンバー総入れ替えになってるし(泣)、ドラムなんて3人目(号泣)だけど「nilはnil」で、ZIGZOとは違うし。他所のことは言えないんだった・・・。

 勝さんと一緒にやるようになってから哲くんは穏やかな人になったと思います。以前の、元々気性が激しい&すごく賢い人であるがゆえの鋭さとか、表現者としてのヒリヒリしたところが薄まった気がして。それは良いことだと思うんだけど反面、勝さんが加入してからのnilは、一枚のアルバムの中に似た曲が複数入るようになって、完成度が下がったようにも感じます・・・。

 以前のような新鮮な感動がなくて、近年ちょっと退屈になってきているのも事実。「アガペー(当たり)」→「ペインキラー(ハズレ)」→「マルチネス(当たり)」→「スコトマ(ハズレ)」と交互にきてるので、今年のアルバムは当たりが出るんじゃないかと期待してるんだけど、それ以前は全部当たりだったのを思い出すとやっぱりマンネリかも・・・。

 哲くんに限らず、一人で全部の曲を作詞作曲していると段々「・・・この曲と前に作ったこの曲、似てないか?」って自分では気づかなくなるのかなあ(←コラ)。それならせめて、他のメンバーやスタッフさんが「2曲目と3曲目と7曲目と8曲目と9曲目、同じ曲に聴こえるんですけど、2曲残して他はボツにしませんか?」と進言できないのかなあ(←キャー!ホントにファンなのかよって感じ。ファンなのです)。

 

集合写真

2010年03月23日 | weblog10
 先日の鹿鳴館の30周年記念ライブの44マグナムとデランジェとdead endの対バン。私はライブ重視の人間じゃないので、行けなかったライブを悔しく思うことってほとんどないんだけど、これは行きたかったかも・・・。私の今好きなバンドベスト3が勢ぞろい!平均年齢は45、6歳くらいになるのかな?

 いいな~行けた人うらやましいなあ、と思っていたのですが、現代社会ってすごいですね。次の日にはもう写真と記事がアップされてました。来月の雑誌が出るまで待たなきゃならなかった時代がウソみたい。便利な世の中になったものです・・・。

 それでこの集合写真を見ながら、一人ずつ「この人はdead endのベース?ギター?」とか言いながら、バンド名とパートと名前当てをして遊んでたのですが、どう見ても一人よく知ってる人が・・・・。

http://moocs.nifty.com/HRJ/news/detail/100321037996_1.htm

 左から二人目、morrieの横にいるの、sakuraですよね。久々に見たんだけどやだー、なんかむくんでない?長〇〇力(最近テレビ出てなくて寂しい・・・)そっくりじゃない。やばいって・・・!っていうか、なんでいるんだろう。しかも出演者より良いポジションで写ってていいんだろうか・・・。

 そしてdead endに新ドラマーが入ったそうだけど、その人が集合写真の中から見つけられないのですが・・・写ってますか?その人写ってなくてsakura写ってたらまずいよねえ。・・・もしかしてsakuraかと思ってたけど、実は新ドラマーってこの人とか?(なわけないよねえ。見間違えるはずもなく、完全にsakuraです・・・)。

 あとは、デランジェファンの方のレポではキスシーンが話題になっているのに、他バンドのファンの方のレポでは触れられていなくて。皆さん、見てなかったのか、見なかったことにしたのか・・・(キャー)。とにかく羨ましいイベントでした。カメラ入ってなかったのかなあ。テレビで放送してほしいです。

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 追記 

 この写真のsakura、あちこちで「邪魔!」って言われてますね~(トホホ)。せめて10センチかがめばjimmyさんの顔が隠れなかったのに・・・。そもそも一緒に写るのは遠慮すべきだったよねえ。

 Morrieとは相当親しいみたいだから(毎回空港の送り迎えしてるんでしょ?なぜスタッフさんでなくsakuraが・・・)、出演者たちにとってはsakuraが一緒に写っていても違和感なかったのかもしれないけど、世間一般から見れば「なんでいるの?」になるよねえ。Sakuraは悪い人じゃないし、むしろ良い人の括りに入る人なだけに、みんなに叩かれてお気の毒です・・・。

 私が思うに、sakuraとshuseには辞退してもらって80年代組だけの集合写真にする。スティーヴィーくんは実の息子だから一緒に写って良し。そしてsakuraの場所にkyoさん、shuseの場所にスティーヴィーくんを配置すると、良い集合写真になったと思うんだけど。どうでしょう?

Versaillesサポートベースにkoziバンドのmasashiさん就任!

2010年03月07日 | weblog10
 びっくりです。教えていただいたのですが、Versaillesのサポートベースにkoziくんバンドのmasashiさんが就任しました~!

 誰になるんだろう?とずっと思ってたんです。ベース不在で打ち込みでライブってことはないでしょうし、誰かが入るのは確実で。Versaillesのメンバーは20代後半~30代前半だから、大体そのくらいの年齢で、「テクニックがあって容姿も良くて協調性があって今身体が空いている人」が入るんだろうな~とは思っていて。(でもそんな人って・・・?)と思っていたのだけど、やはり関係者からの選出でしたね~。

 Versaillesファンとしても、koziくんファンとしても嬉しいです。Koziくん、kamijoを助けてくれてありがとう・・・!私はkoziファンとして、結構前からmasashiさんのブログを拝見してkoziくん情報を頂いたり、猫好きだったり、「尊敬する人:櫻井敦司(←本日お誕生日♪44歳おめでとうございます!)」とか親しみを感じてしまっていて、masashiさんはすごく良さそうな方なので一安心です。masashiさん、Versaillesをよろしくお願いします・・・。

 それとmana&koziの共演&yu~kiちゃんの10年ぶりの復活は7月のいつ頃になるんだろう?というのも気になっていたのですが、Versaillesのツアー日程を見る限り、7月後半になりそうですね(6月~7月前半はワールドツアー)。

 mana&koziの共演&yu~kiちゃんの10年ぶりの復活はもちろんすごく嬉しいし楽しみだったのですが、Versaillesがずっと気がかりだったので、それが思いがけず(でもちょっと当てにしてました・・・)マリス繋がりの人選で解決して、嬉しいです~。

 kamijoやhizakiくんと上手くやっていかれる人が世の中にそう多いとは思えないし(トホホ)、エミルが帰ってくる可能性もあるのかな~と思ってました(エミルは意外にもベースが上手いのです)。私はもうビジュアル系詳しくないし、私の全く知らない人が就任する可能性もあるのかなあ、とか。それがhizakiくんは「自分やジャスミンさんとは長い付き合いで~」とは言っているけれど、私にとっては「チームkozi」(←この言い方、可愛いですよね~。微笑ましい!)のmasashiさんが・・・っていうのはこのへんの長年のファンとして本当に嬉しいです。

 こういうことがあるからファン歴は長くなればなるほど楽しい、と思います。10年位前は「意外なところが繋がっているんだなあ・・・」と思ってみてました。それが今は「だいたいあのへんは全体的に繋がっている」と分かってしまっていて、近年石〇〇仁まで出てきてるし(マリスにいたのは黒歴史じゃなかったんだ、とビックリデス・・・)、見てておもしろいです。

 こういう嬉しい驚きはこれが初めてではなくて、過去に何度もあったのですが、こういうことがあるたびに、私は(やっぱり好きでいて良かった~)と思います。


お久しぶりです~

2010年03月06日 | weblog10
 オリンピックに夢中になってたら、更新が止まってしまってました。ゴメンナサイ・・・。

 Dead endにはまり、デランジェにはまった私は、ついに44マグナムにまで手を出してしまいました・・・。1977年結成って生まれてないよ~と思いつつも、かっこいいものはかっこいいのです。色あせない音楽もあるんだなあ・・・。

 80年代のバンドのpvやライブ映像を見ると、一番時の流れを感じるのは映像の加工の技術です。格段に進歩しました・・・。次に衣装やメイクや髪型も、眉が太かったりとか肩パット入ってたり髪の毛チリチリしていたり、その時々の流行を感じます・・・。次に歌詞、最後に楽曲って感じがします。歌が上手いとか声が魅力的なのもさることながら、44マグナムもデランジェも Dead endもやっぱり曲がいいもの。

 ちなみに44マグナムは今、父・息子のツインボーカルなんだけど、同じ声、同じ顔でびっくりです・・・。DNAの威力って凄い!

 これは以前この続きに書こうと思っていたことなんだけど、「v-rock fes」を見ていても80年代より90年代、90年代より21世紀は映像や写真の加工の技術が格段に進歩しているのを実感しました・・・。みんな写真で見るよりかっこよくなくてびっくりでした・・・。

 ビジュアル系雑誌の表紙を眺めて(最近のバンドマンはみんな目が大きくて小柄で可愛い人ばっかりで、バンドマンかジャニーズか分からないなあ)と思ってたんだけど、ライブ映像は全然別人でした・・・。なんだ大してかっこよくないじゃない、とほっとしたようながっかりなような気がしました。

 90年代は写真=映像=ステージでの実物、だったんです。握手会でのスッピンや、原宿で売られている隠し撮り写真及び打ち上げ写真は「なにこれ別人!詐〇だよ!」って人も結構いたけれど(コラ)、写真=映像=ステージでの化粧した実像、ではあった。

 でも21世紀の人たちは写真とライブ映像が全然違うよぉ。実物がブサイクというより写真が良すぎる・・・。これっていいのかなあ、みんなライブ行って実物見てがっかりしないのかなあ。

 そして全体的にみんな小柄になった気がするんだけど、これはおそらくファッションの流行のせいですよね。90年代は厚底ブーツが流行ってたから竹馬状態でみんな背が高かった。マリスメンバーの18センチヒールはさすがに珍しかったけど、7センチくらいのラバーソールのブーツはどこのバンドマンも普段から履いてたもの。

 そしてブーツカットが流行ってたから、足が長く見えた。今の流行はスキニーだけど、あれってやっぱり足短く見えるし太ももが太く見える・・・。それは分かってるんだけど、可愛いので私もよく履いてます・・・。ただそういうファッションの流行の結果、90年代の人たちに比べて身長は縮んだし足は短くなったような錯覚がします・・・。

 オバンギャな私はちょっと物足りなくも思うのだけど、今の若い人が見ると、きっと90年代はやりすぎだったんだろうな、と思います。なんかこう90年代はキーワードとしては「異国情緒」とか「非現実」とか「終末思想」みたいな感じ。今のかっこよさは「バイト先にいそう」?親しみやすい明るいかっこよさな気がします。今の方が健全な気がするけれど、実情はどうなんだろう・・・。

座談会

2010年02月07日 | weblog10
 Cureのインタビュー読みました。この雑誌を手に取ったのは初めて。何年も前から「すごい(痛い)ことになってるな~」と遠巻きに見ていたけれど、おもしろそうな企画だったのでつい・・・。ビジュアル系のインディーレーベルの主催者たちによる座談会です。

 10人くらいの合同表紙で(kamijoどこにいるかな~?)と探すまでもなく、一人のけぞっていて、すぐ分かりました。kisaki、未散は多少知ってるけど他は知らない人。例によってkamijoが一人で語り倒していて、まさに独壇場beauty(←それは違うバンド)。

 「喧嘩でもなんでもすりゃーいーんですよ・・・」って、そんなこと言っていいのかよぉ。SASの掟は「フォークは外側から使いましょう」「食べるときに音を立ててはいけません」だそうです。「そういうことは人として教えるけど~」に「人じゃなくてヴァンパイアなんだろ?」「そんなの教えてるのkamijoのところだけだよ!」と突っ込まれていて笑いました。

 Kisakiはkamijoを「こうして喋ってるとシリアスな人に見えるかもしれないけど、実はめちゃくちゃおもしろい人。ビジュアル系お笑いナンバーワンだと思う」そうで、やっぱりそうよね!みたいな。私もお笑い芸人になればよかったのに・・・といつも思ってます(←褒めてるつもり)。

 最近のバンドマンは楽屋で携帯いじったりゲームしたり漫画読んだりしてるそうです。それで某事務所では「楽屋でゲームと酒は禁止」にしてるとか。飲酒禁止はともかく(酔っ払ってステージ上がるのはお客さんに失礼だし)、ゲーム禁止令って中学校みたい!

 「最近の若者は覇気がない。根性がない。すぐバンド解散するしバンドマン上がるし。常にメンバー同士ライバル心を持って、一つでも他のバンドに勝てる個性を磨かないと」とのことで。なんだかなあ。反体制側にあるはずのバンドの世界も説教臭いというか親父臭いというか。「昔は良かった」「最近の若い人の考えることが理解できない」と言い出したらクリエイターは終わりよね・・・。

 読みながら思ったのは「若手バンドマンに覇気がなくなった」という以前に、そういう血気盛んなヤンキー気質の、昔ならバイク乗り回したりバンドやって酒飲んで喧嘩してたタイプの人は今、エグザイルみたいなヒップホップ踊ったりラップ歌ったりの世界に流れているんじゃないか、ということです。ビジュアル系の世界にはそもそも今、そのテの若者が流れてきてないのでは・・・?

 そしてヤンキー気質のバンドマンをバンギャが求めなくなったのもあると思います。80年代~90年代前半に活躍したバンドには、親が離婚して貧乏で中卒で家出して裸一貫からここまできました!みたいな人が結構いましたよね。バイト歴も運送屋だったり土木現場だったり。停学処分になった傷害事件起こした鑑別所へ行ったなどの武勇伝を持ってたり、この手の経歴の持ち主はエグザイル界隈に今も結構いるんです・・・。

 それに対し90年代後半に活躍した人たちは実家が結構お金持ちで、親の職業が立派で、親との関係も良好で、本人も大学or専門学校中退など高卒以上の学歴を持っていて、別な仕事にも就けそうな人が多かった気がします。バイト歴も水商売、家庭教師、美術方面などなど。そしてkamijoのように中身はヤンキー気質のド根性(トホホ)でも熱血さを表に出さず、パッと見、物腰が柔らかくて言葉遣いも綺麗でマイルドな印象を与える人が多かった。何よりみんな容姿が良かった。それは単純に「そういう人が活躍した」のではなく、「そういう人がバンギャに支持された(結果、活躍できた)」んだと思います。

 10年前ですらそうだったんだから、もう80年代のようなヤンキー体質のド根性でオラオラやっても21世紀の少女たちには支持されないと思うし、物腰が柔らかくてひ弱そうで美しいバンドマンを見て「自分もああなりたい!」と思ってこの世界に飛び込んできた少年たちに根性がないのは当然だと思います・・・。

 私自身文科系の人間だし、静かな人が好きだし、バンドマンに文科系(草食系ともいえるかも)が増えるのは悪くないと思う。何かと言うとすぐ鉄拳制裁とか喧嘩とか暴力が出てくるのは日本の体育会系/縦社会の悪習だと思うし、そんなに昔のバンド業界が良かったとは思えない。そんなに血気盛んな若者が欲しいなら、夜中路上で踊ってる少年をスカウトしてきたらいいんじゃないかと思います・・・。

 やっぱりクリエイターは新しいものを生み出し続けていかなきゃ駄目よね。「原点回帰に未来はない」とマリスとラクリマを見てきた私は断言します。常に進化し続け、新しいファンを取り込んでいかないと先がない。今いるファンだけを相手にしていても、就職や結婚や出産でドンドン抜けていくんだから、脱落していく数以上の人を新たに魅了していかなきゃ現状維持すらできなくなる・・・という。

 そういう意味ではkamijoのVersaillesになってからの変貌ぶり(キャラも歌唱法も音楽性も全て変えて出直し→2度目のメジャーデビュー)は稀有な成功例で。(凄いじゃない!)と思う一方で、(あそこまで頑張らないと返り咲けないのか・・・過酷だな~)と痛々しく思う気持ちもあったりします。

 読みながら私は、変わらなければならないのは若いバンドマンではなくベテランの方だし、「30過ぎた自分たちが協力しあってシーンを盛り上げて、90年代のビジュアルバブルの日々をもう一度!」っていう発想が既にズレてるんじゃないかな、と思ってしまいました。老兵は去るべしとは言わないけど、80~90年代のやり方を復活させるのではなく、21世紀のやり方を若い人と一緒に作り出していくべきではないのかなあ・・・。

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 文句つけてるように見えるかもしれませんが、すごくおもしろい座談会だったんです。色々考えさせられたし、こういう業界の裏話って興味深いのでお時間ある方は是非どうぞ、とオススメしておきます~。

2009年を振り返って

2010年01月21日 | weblog10
 今さら振り返るの?って感じですけど、せっかく書いたのでアップしちゃいます。年末にタイムスリップした気分で読んでください・・・。

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 6月でこのブログは一段落でした。6月にゴールなのは始める前から決めていたので、何とか形にできて良かった~って感じでした。そのあとは続けようかどうしようか迷ってて・・・。もう終わらせて良い気もしたけれど、ブログって一年くらい書かないと消されちゃうらしいし、更新してない間もずっとアクセスがあって申し訳なく思ったり、また何かあった時に発言できる場があった方がいいし、細々とでも続けられる限りは続けようかな・・・と再開しました。

 これからはあまり堅苦しくなくまったりやっていくつもりだったのに8月になった途端、Versaillesのjasmine youさんが亡くなってしまって。6月まででkamiくんに対しても一区切りって気持ちでいたので、ショックでした。

 自分の好きなバンドでまたこういうことが起こったことも、それがずっと好きでいてしかもマリス関係者なkamijoのバンドだということも。何よりメジャーデビューしたばかりで上手くいってるものだと思い込んでいたので、呆然でした・・・。

 その直後からネット上で、関係者やファンからの「メンバーが死なせた」という物凄いバッシングが始まって、11年来のファンとして私はkamijoが可哀想で仕方なかった。今年の後半はそれに尽きる感じでした。インターネットは集団ヒステリーを生むし、人の悪意を増幅させるというのを痛感したし、「悲しみが感じられない」とか「武道館でライブやりたがってるだけ」とか世の中デリカシーのない人が結構いることにも驚きました・・・。

 (インターネットって怖いな、人を殺せるな)と思ったし、(詳しい事情の分からない段階で、よくもそんなに残酷になれるな)と思っちゃいました。私はただの芸能人じゃなく自分の好きなアーティストとして、人間的な愛着をもってVersaillesを見ていたけれど、ワイドショーかスポーツの実況中継のように当事者たちの一挙一動を取り上げては騒ぐ人もいて。人それぞれ、考え方もやり方も色々、と割り切ればいいのかもしれないけど、このブログでVersaillesを取り上げてきたのは自分が好きだというだけじゃなく、良いバンドだし他の方にも好きになってもらいたいな~と思っていたからなので、ああいう状況を見守るのは辛かったし、何だかガッカリでした。

 その反面、先日のアンケートでは思いがけず多くの方にご協力頂きました。ご協力くださいました皆様、ありがとうございました。

 田舎に暮らしてて周囲にこういうマイナー音楽の話ができる人がいない私にとって、ネットは最大の情報源だし、書くことによって好きな気持ちを再確認できたりカタチにできたりする、大事なものです。このブログを始めて以来、一度もお会いしたことのない方にコメントやメールで、メッセージや私の行けなかったライブのレポを頂けることがあって、いつもとても感謝しています。自分の好きなものを同じように好きでいる方がいると分かるのはすごく嬉しいです。インターネットそのものが良いか/悪いかというより、結局「道具」で使い方による、という当たり前のことを再確認しました・・・。

 あの8月の集団ヒステリーの最中、唯一感銘を受けたのは、hideやkamiくんや華月のファンの中にご自身の経験を踏まえてVersaillesのファンにアドバイスしている人たちがいたことでした。偉いな、と思いました。私もああいう状況で否応なく10年前のことを思い出してしまっていたけれど、自分にとってはまだ過去になってないと痛感しました・・・。まだ平然とは語れない感じ。これから先、Versaillesの10代のファンの子たちもきっと10年たっても苦しむのだろうな、と気の毒に思います。

 でも私はMALICE MIZERが今も好きだし、大切に思っているし、もし人生をやり直せるとしてもきっとまたMALICE MIZERを好きになると思います。

 MALICE MIZERはヴォーカルが2度も脱退しkamiくんは亡くなり、挙句に解散し、なんだか散々なバンドだったように世間的には思われてるかもしれないけど、ファンでいた私にとってはそんなにひどい日々ではなかったんです。楽しいことも色々あったし、音楽として哲学として人間として大好きだったし、影響を受けたし考えさせられたし、今となってはマリスなしの人生は考えられません。メンバーとファンという立場の違いを超えてバンドの苦難を乗り越えた一体感は今も忘れがたいものがあるし、あの日々があったから私は今もマリスを特別に感じるのだと思います。

 そして当時色々な憶測が飛んだ出来事や中傷の的になったメンバーの言動も、時がたつにつれ全て納得したのも事実です。振り返って思うのは、ファンが思っていた以上にバンドマンは若いファンの気持ちを大切にしてくれていたのだな、という感謝だったりして。だからVersaillesのファンもそんなに疑心暗鬼にならなくても大丈夫よ、とオバンギャとして思うのですが・・・そう簡単にいかないのが10代なんだろうな~とも思います(トホホ)。

 本当はもっと前にもっと具体的に、何か自分の経験から助言したり、励ますようなことが書けたら良かったのだけど、私に今言えるのはこのくらいです。私はkamiくんを今も忘れてないし、別に忘れる必要はないんじゃないかと思ってます。またこのブログで取り上げている3方のアーティストを人間として、音楽家として、もう10年以上ずっと好きでいるし、今後もそれは一生変わらないと思います。

 これまでも色々あったし、これから先また予期せぬことが起こるかもしれないけれど、私はテンション低めにマイペースにずっとこういう感じでいきたいな~と思っています。


言葉遊び

2010年01月11日 | weblog10
 koziくんの日記の大晦日に「よいお腰を!」と書いてあったのを、今更ながら発見しました・・・。哲くんの日記だけをを見て(今年はちゃんと「よいお年を」って書いてる。ちょっとつまんないな~)と思ってたんです。今年はkoziくんの方でした~。

 ちょっと分かりにくいかもしれないので説明すると、哲くんはZIGZOの頃から「よいお年をお迎えください」のことを「よいお腰をお振りください」と言ってたんです。去年もそう書いてました。nilファンの間では有名な言い回しなので、ブログとかにそう書いてる方も毎年いますよね!私も年末ここにそう書いてみようかな~と思ったんだけど、nilを知らない方が見たらギョッとされそうなので止めておきました・・・。今年は哲くんは真面目に書いてたけど、koziくんの方がふざけてました・・・。

 マニアックかもしれないけど、こういう発見が私は楽しいです。(本当に仲良いんだな~)って感じがして、見てて嬉しくなります。

 他にこういう言葉遊びには、「メリークリーニング」と「あけまして編みタイツ」があるみたいです。「メリークリーニング」はkamiくんも哲くんも言ってました。昔、仲間内で流行った言い回しなんでしょうけど、どれも大しておもしろくはないよねえ(←嗚呼、書いちゃった~)。でももう10年以上毎年聞いてると今年も聞けて嬉しいし、なんだか楽しい気持ちになってきます。

 今年はmanaとkoziくんとyu~kiちゃんがついに一緒のステージに立つし、koziくんと哲くんも相変わらず仲良さそうで、嬉しいです。「今年一年が良い年になりますように」って元旦に書いたのですが、良い年になりそうですよね!楽しみです~。

manaイベントにyu~kiちゃん出演決定♪

2010年01月02日 | weblog10
 すっごく嬉しいです。私的に2010年最大のニュースはコレになりそうです(まだ三が日中だけど)。

 元旦の「独白」にて、7月に行われるMoi dix Mois&koziのイベント「deep sanctuary 2」の東京公演に、yu~kiちゃんの出演が発表されました~~!!

 私はMALICE MIZERのファンだから、manaとkoziくんとyu~kiちゃんにはずっと元気で仲良くしていてほしいと思っていました。でもそれは「会いましたよ」みたいなファンへの報告が数年に一度くらいあればいいなって程度のもので、一緒のステージに立ってほしいとまでは思ってなかった。そこまでは期待しちゃ駄目かなと思ってた。なのですごく驚いているし、嬉しいです。

 「yu~kiちゃんがMALICE MIZER解散後どうしてるのか?」気にしてる人は気にしてたんでしょうけど、私はあんまり気にしてませんでした。もちろん忘れたわけじゃないし、ずっと変わらず大好きでいたけれど、yu~kiちゃんは芯のしっかりした人だし、穏やかで人柄が良くてちゃんと社会に適応してやってく能力もある人だし、(便りがないのは良い知らせ)って感じで、全然心配してませんでした。

 yu~kiちゃんご自身もマリス解散の時のインタビューで「音楽業界を離れる」ようなこと言っていたから、その通りになっただけだし、きっとどこかで元気でやってるんだろうな~と楽観的に構えてました。だけどもう姿を見ることはないのかな、とも思ってました・・・。

 なのに、この1年半くらいで急展開!manaの独白でkoziくんとyu~kiちゃんと一緒にお食事したことが公表されたり、manaの会報にmanaの従兄弟の方の結婚式での初期MALICE MIZER全員集合写真(←哲くん付き♪)が載ってたり、秋のmanaとkoziくんの対談ではyu~kiちゃんの合流がほのめかされていて、(ぉぉぉ・・・・!)と興奮してたら、ついにご本人が登場!

 事態の急激な進展に驚いています。本当に私がこのブログを始めた頃から色々起こり始めて嬉しいけれど戸惑います。書くネタは尽きつつありますが、新たなネタも登場してきて、まだこのブログは止められないな~と思います。

 嗚呼yu~kiちゃん・・・。一番年を取った姿が楽しみなのはyu~kiちゃんだったりします。「薔薇の婚礼」の特殊メイクも麗しかったし、さぞや素敵なナイスミドルに・・・。でも「若返っていた」という説もあるし(←manaさまいわく。「すごい若者に見えたんだよね~」って、どれだけお爺ちゃんになってる姿を想像してたのか・・・・)、どうなんだろう。

 すごい気になるけど、イベントに出る際もスッピンはありえなくて、絶対白塗り+ズラだから、結局真偽の程は分からないんだろうな~と思います(トホホ)。

 嗚呼、長生きしてて良かった・・・。この9年「歴代メンバー全員がmanaの元を去った」とか「メンバー全員不仲らしい」とか言う人もいたけれど、信じてきてよかった・・・。イベントは夏だから9年半・・・ほぼ10年ぶりの登場ですねえ。そんなに長い年月がたったんだ・・・とビックリです。

 私にとっては「人生で最後のバンドはMALICE MIZER」っていうのは初めて見た頃から心の中で決まってたし、解散後もずっと好きでいて、バンドが現在動いているかどうかは重要でなかったので、あんまり実感なかったけど、改めて数えると10年って長いよねえ。私ってしつこいなあ~と思いました(トホホ)。でもしつこくしてきて良かった。幸せです♪