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nonocanonoco

お久しぶりです。またよろしくお願い致します。

「解剖台の上のミシンとコウモリ傘の不意の出会いのように美しい」

2008年11月30日 | Weblog
 結婚式ネタ引きずってます。私の気持ちはシュールレアリスムのこの一言に尽きます。だって、結婚式に亀〇静香とMALICE MIZERって!これをシュールといわずに何をシュールというの?しかもseijiくんはともかくkayaさんが女装して歌ったって、野〇五郎の結婚式にカ〇ーセル麻紀っていうのを思い出しちゃったよ・・・。ご子息の結婚式がそんなんでカツオさんのご両親は本当に良かったんでしょうか・・・?

 Manaの日記もテンション高くて楽しい。本当に嬉しいのね~。「漆黒の瞼」ってそんな表現はじめて見ました・・・・。元はと言えば親族にひとり、この人がいたばっかりにこんなことになったわけですよね・・・。恨まれてないのかなあ?

 哲くんも日記更新しました~。哲くんのこういうところを見て、世間は「熱い」「男らしい」と言うのかな?私は「哲くんまた感激してる~。本当に感動屋さんだなあ」と微笑ましく思うのだけど。mana様の従兄弟であるカツオさんのことを哲くんは「兄弟」と表現してて。じゃ、哲くんとmana様は何になるんだろう?・・・兄弟の従兄弟だから従兄弟?2000年ごろ、哲くんはMALICE MIZERを「家族」と言ったこともあって、やっぱりmana様と哲くんも兄弟なの・・・?とか、どうでもいいことを考えてしまいます。

 nilファンにも「哲くんの親友が結婚」「MALICE MIZERと出席」って話は伝わってきてますね~。でも「哲くんの親友はmana様の従兄弟」という驚愕の事実からは、皆さん目をそむけようとしてる気が・・・。心中お察しします・・・。

 そして(ご迷惑かかるといけないのでお名前は伏せさせていただきます)いつもいつもありがとうございます!!koziくん情報だけでももったいないのに、哲くん情報まで!MALICE MIZERファンで哲くんの動向を気にしてるのは私ひとりかもしれないのに、本当にありがとうございます。私はもう一生足を向けて寝られません・・・。

 余計なことを蒸し返すと、今も仲良くしていること、そしてそれを隠さないってことは、やっぱりあれは「思い込み」ではなく「真実」だったのでしょうね。哲くんまで仲良くしてるってことはそういうことよね。一度も「思い込み」だなんて信じたことはなかったけれど、嗚呼、改めてやるせない気持ちが甦ったのでした。

おめでとうございます♪

2008年11月25日 | Weblog
  おめでとう、おめでとう、カツオさん!

 そして感動・・・もう泣いちゃっていい?ってくらい。初期ミゼルだよぉ。

 もう、その結婚式、なんで広島の結婚式場なんかでやったのよ!東京で、ホールで、一般のお客さん入れてやってよ!DVD化してよ!私も哲くんの「カツオ一本釣り」聴きたかったよぉ。それを見守るmana様も見たかったよぉ。

 Manaは普段は事後報告の人なのに、今回に限っては「次の三連休に帰省する」と予告してて。「そうなんだ~。カツオくんの結婚、そんなに嬉しいんだ~」と思ってたんだけど、まさかMALICE MIZER全員集合+哲くんとは・・・・(泣)。私のためにあるような企画だよぉ。名前挙がった全ての人が私は大好きよ!

 しかも私が以前ブログの文章で無駄に名前出してしまった、亀〇静香までいらっしゃるとは・・・!! mana様の実家ってやっぱり名家なのね・・・!もう年明けの総選挙で自民党に一票入れても良いくらいに嬉しい気分です(本当に選挙あるのかな・・・?)。

NHK 「ジュリースペシャル」

2008年11月24日 | テレビの話
 2008年11月21日放送。NHK bs2。紅白などの過去のお宝映像。

 ジュリー、ジュリー、ジュリー♪

 今週はジュリー祭。月曜日に「蔵出しビックショー」、金曜日には「ジュリースペシャル」。これだけNHKで特番組まれるということは、今年の紅白に沢田研二出ますよね、きっと。楽しみ~。

 実は文化の日にNHKラジオで「今日は一日ジュリー三昧」という脅威の12時間番組もあったのですが、録音したはいいけどまだ全然聞いていなくって、今年中に聴き終えられるだろうか?て感じです。だって12時間ですよ?やる方(還暦)も凄いけど、聞く方(20代だけど体力は高齢者レベル)も根性要ります・・・。テレビも全部の感想を書きたいのだけど、時間もなく、とりあえず特に気に入ったところだけ。

 紅白の「勝手にしやがれ」のジュリー。超かっこいい!衣装も良い、振りも良い、顔も良い。もちろん曲も大好き。あんなにかっこいいのに、あんなにキメキメなのに、うしろのおっさんたちは何?!なんでぞろぞろ出てきて、おそろいの帽子かぶって、扇子振ったりしちゃってるの?「あぁあ、あぁあ」のところで、ジュリーの振り付けを真似しているのがまた許せん・・・。邪魔なのよ、あなたたち!

 ジュリーの後ろにいる、白いスーツのハワイの花飾りをつけて扇子降ってる満面笑顔のおじさんは加山雄三?左の小さいのはさぶちゃん?右の背の高い白いスーツは西城秀樹?ジュリーの後ろにいる人も見たことあるような、分からないような・・・。

 あれだけぞろぞろいると、そっちが気になっちゃって「これ誰だろう?」と思い始めると止まらなくて、ジュリーに集中できないよ。ジュリーは洗練されていて「that’s visual kei」って感じで1970年代とは思えないほどのかっこよさなのに、後ろの人たちがもろに1970年代の雰囲気で、そのギャップがすごい・・・。

 それにしてもかっこいいわ・・・。本当にかっこいい!ピアスは剃刀で、ブレスレットは手錠なのね。あの手につけているラインストーンのキラキラもカ〇チャークラブの真似なのは分かるんだけど、あれを真似て様になる日本人もそういないと思います。革パンも血染めのシャツも似合うし、素敵過ぎ。

 続いて「TOKIO」。

 MALICE MIZERを見慣れている私の目にも斬新なビジュアルショック。服に電飾つけてるよ~。ジャケットのダブルのボタン部分や、ズボンの横の縫い目(ジャージでいうライン入ってるところ)に、豆電球が縫わさってるぅ!いいな~。これ。MALICE MIZERが復活した暁には、電飾つけましょうよ!暗闇でピカピカ光りましょうよ。彼らはあれだけド派手であることにこだわったのに、口から血を吹きながら空飛んだことも、背中に羽根しょって降ってきたこともあったのに、どうして服に電飾はやらなかったのかな?・・・やっぱりちょっとお笑いだから?

 「パラシュートしょって!」とは言わないから、電飾はやってほしいなあ。MALICE MIZERはもうないからVersailles、やりませんか?・・・ギタリストが電飾つけて感電しちゃったら大変だから、kamijo、あなたやりましょうよ。

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 追記。調べてみるとジュリーとカ〇チャークラブでは、ジュリーの方が先でした。びっくりです・・!!なので、謹んで訂正致します。さらに、今年の紅白の出場歌手が発表されましたが、沢田研二の名前はありませんでした・・・・。残念!

MALICE MIZERの懐かしい話 1997年 グリーンティーに砂糖

2008年11月19日 | 懐かしい話
 1997年7月19日にMALICE MIZERは日本コロムビアからメジャーデビューしました(彼らの言い方では「メジャーと手を組んだ」のですが)。

 そしてデビュー曲「ヴェル・エール~空白の瞬間の中で~」(←「くうはくのときのなかで」と読みます)には一曲30分、しかもオールフランスロケのPVがあったのです。「ドゥリマージュ」というタイトルで9月にビデオ発売されたそれは、PVというより短編映画の勢いで、ストーリーは例によってワケワカラン。城に住んでるわ、馬に乗ってるわ、フェンシング始めるわ、酒場で酔いつぶれてるわ、暗いわ重いわのMALICE MIZERティスト満載でした。

 その「ドゥリマージュ」の上映会&メジャーデビュー挨拶を兼ねた全国キャンペーンが1997年初夏にありました。Kamiくん&二代目組、mana&koziくん&yu~kiちゃん組の二手に分かれてで、私の地元はkamiくん組でした。そこでもその前後の雑誌のインタビューでも彼らが度々口にしていたのが「フランス人、緑茶に砂糖とミルク入れて飲んでる事件」でした。

 あのPVに出てくるお城は実は民家で、普段は住んでる一家がいたそうなのです。そこの家族の方が撮影期間中、休憩時間にお茶とお菓子出してくれたりMALICE MIZERと撮影ご一行様をもてなしてくれていたそうなのですが、そしてマリスも一家の飼い犬にいたずらして遊んだりしていたそうなのですが(「犬の額に『肉』って書いたりしてたんだけどね~」って、あなたたち、よそさまのペットになんてことするのよ・・・・。その呪いでなのかなんなのか、メンバーで唯一動物嫌いのmanaだけがその犬にじゃれつかれドレスの裾を噛んで引っ張られたりして大変だったそう)、ティータイムに

 「ティーにする?グリーンティーにする?砂糖とミルクは?」

 と聞かれたそう。MALICE MIZERは当時「緑茶に砂糖なんて邪道だ!」と言って怖がってました。あの言い方では全員、緑茶に砂糖は試さなかったのだと思われます。私もそれを聞いた時は「緑茶に砂糖とミルク?フランス人って気持ち悪い・・・」と思ったのですが、最近になってコカ・コーラの「スウィーチャ」を発見。これが普通に美味しいんです。

 緑茶に砂糖っていけるんだ・・・!紅茶に砂糖より美味しいかもしれない。私は最近湯飲みではなくマグカップに緑茶を注いで砂糖入れて飲むのにハマってます。スジャータ入れてもイケル。抹茶に砂糖とミルク入れてカフェラッテ状態なのは普通にあるんだから、緑茶だって別におかしくないですよね。

 「グリーンティーに砂糖とミルク」って組み合わせ、MALICE MIZERファンだった私は11年前から知ってたのに今まで挑戦しなくて損したな・・・と思っているのでした。

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 どうでもいいけど、MALICE MIZERメジャーデビュー日の7月19日ってkamijoの誕生日なんですよね・・・さっき気がつきました。MALICE MIZERとその周辺には「数字のリンク」が色々あるんですけど、ファン歴12年になろうとしている今になってもまだ気づいていないことが沢山あっておもしろいです。

 ご存知のとおりMALICE MIZERは運命論者だったのですが、ご本人たちが「運命はある」と断言する、その根拠のひとつが「数字のリンク」でした。発売日、誕生日、CDの秒数まで「意図していないところで色々繋がっている」「時々怖くなる」なんて言っていました。

 ちなみに「一期MALICE MIZERの終わりの日」=「哲くん脱退の日」は12月27日なのですが、ZIGZOの解散が発表されたのは12月28日なんです。なんなんだろう、このシンクロは・・・と思います。ご本人たちが意識してやっている部分もあったとは思うのですが(kamiくんにまつわるものは絶対意図的)、それ以上に「たまたま同じになっちゃった」という偶然の一致が多いように思いますし(コロムビアがkamijoの誕生日をねらってMALICE MIZERをデビューさせるわけない)、つくづく、謎の多いおもしろいバンドです。

 いつかヒマになったら全ての発売日やら発表日の数字を書き出して、MALICE MIZERにまつわる数字のリンクを完全に把握したいです。でもそう思いたってもう10年以上たつし、一生やらないかもしれません・・・。

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 そしてこの文章をアップするにあたって「kamijoの誕生日、本当に7月19日でよかったよね・・・?」と思って確認のためkamijoブログを見たら、過去記事に「グリーンティー」っていうのがあって腰抜かしそうになりました。私がこの文章書いてた日(パソコン内の履歴で分かる)とkamijoがあのブログの文章をアップした日も一緒!なんかシンクロしてるよぉ。これもマリスチックに「運命(キラーン)」なのかな?・・・やだなぁ。私、Kamijoとは別にシンクロしたくないんだけど・・・。

イーサン・ホーク「ホッテスト・ステイト」

2008年11月17日 | 好きな本
 桑田健訳。1997年ソニーマガジンズ。ハリウッドスター、イーサン・ホークの自伝的恋愛小説。芸能人の書いた小説ということで辻〇成っぽくおもわれるかもしれませんが、全然違います。小説として純粋におもしろい!イーサン自身が監督して「痛いほど君が好きなのに」という日本タイトルで去年映画化されました。

 私はあまり恋愛小説を読まないのですが(だから縁遠いのか・・・)これは夢中になって読みました。20歳から21歳になるまでの、夢を追う男女の出逢いから蜜月期、そして気持ちのすれちがいと別れと新たなる一歩が綴られています。恋愛小説ではあるんだけど、根底にあるのは少年から大人への成長とアメリカの家族の問題。

 原題の「最も熱い場所」とは青春時代のことでもあり、心臓のことであり、物語の舞台のひとつであるテキサスのことでもあるのでしょうけどちょっと分かりにくいですよね。内容はまさに「痛いほど君が好きなのに」って感じで、この日本タイトルは見事!

 私はウィリアムの気持ちもサラの気持ちもよく分かる。サラはウィリアムという王子様が現れて「好きだよ、綺麗だよ」と言われ続けることによって自分に自信が持てるようになる。そこまでは所謂「シンデレラストーリー」なのかもしれないけれど、愛されることに幸福を感じる一方で独立した人間でありたい、一人の時間を大切にしたいという気持ちも強くなっていく。ウィリアムが重荷になり距離を置きたくなってくる。

 ウィリアムは夢も恋も両方叶えられるよ、という考えで、それゆえ愛して、一度は心が通いあったはずのサラの気持ちがなぜ離れてしまったのか理解できず、執拗に追いかける(このへん、ストーカー的でちょっと怖いシーンもあるのですがウィリアム=イーサンの顔に脳内変換して読むとしのげます。ハの字の眉毛をした純情系美青年。大好き)。

 ウィリアムがそれほどサラに執着して結婚をせまるのは、母子家庭に育ち、出て行った父は再婚しもう何年も連絡をくれないから。根本的な部分に欠落感を感じているからこそ、サラに愛されれば自分の心の隙間を埋められるような幻想をもっている。サラも同じような家庭環境で育った人で、ウィリアムのそういう部分に気づいているからこそ、受け入れられない。

 最後ウィリアムは父に電話し、父へのこだわりを乗り越えます。サラとも話し合い友好的に別れ、「少年」から「青年」へ成長します。このラストがなんとも切なくて良いです。

 イーサン・ホークは「恋人たちの距離」「ビフォア・サンセット」の主演映画の脚本も担当していて、アカデミー脚本賞にノミネートされたこともある、とても文才のある人。この本にもまさに「痛いほど」な名セリフが色々出てきます。訳も良い!

「ときどき思うんだ。サラが僕のことを愛してくれるようになったら、自分の中にあるいやな面が全てなくなるんじゃないかってね」p80

「私は自分の時間が必要なのに、あなたはそれを時々奪ってしまうのよ」p144

「いいこと、ウィリアム。お父さんはあなたの誕生日に電話をよこさないけれど、ある時期からそれはあなた自身が解決すべき問題になるのよ。お父さんの問題じゃないわ」p164

「これからの人生、誰もが君に向かって、弱くたっていいと言うはずだ。~~だけど口ではなんて言おうと、みんな本当は君が強い男であることを期待しているんだ。そのことは憶えておけよ」p213

 この映画化は10年ほど前に映画化権を買ってくれた会社がモタモタしているのにしびれを切らしたイーサンが自分で映画化。でももう30代後半になるイーサンがハタチの青年役はおかしいということで、本人は父親役で出演(泣)。ウィリアム役はイーサンしか考えられなかった私は映画館に行きませんでした・・・。もうDVDになったかな?今度勇気を出して観てみようと思います。

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 この本を読んだ後の最大の疑問は「なんで妻がウマ・サーマンだったんだろう?」ってことです。全然サラと違うじゃない・・・。最近ベビーシッターだった女性と再婚したそうで、うん、そういう普通な感じの女性の方がイーサンには合うと思います。


分島花音 「skip turn step♪」

2008年11月15日 | Weblog
 「マシェリ」だよぉ~(泣)。

 私がもう10年近くずっとずっと待ち続けてた「マシェリ」テイストだ・・・。このタイトルを聞いたときから、これは今度こそ「マシェリ」みたいな曲が来るか・・・!と期待してたんだけど、夢が叶いました。

 そして「マシェリ」に続いて、これまた「雨」の歌詞ですね~。どうしてmanaの作る曲には、雨とか海とか水が似合うんだろう?あんなにエレクトロニカというとかっこいいけど、要は打ち込み中心の音なのに・・・。あんなに化粧濃いのに・・・。

 あんなに人工的なのに、すごく自然で心の奥底に響く懐かしさがあるのが、manaサウンドのおもしろいところだな、と思います。

 どうしてこんな良い曲が今も書けるのに、今までMoi dix Moisで延々マンネリなメタルをやってたんだろう?本当にもったいないよ!あんなんばっかり7年もやってるから、すっかり世間的には「過去の人」になっちゃったんじゃない。私はmanaはまだ業界の第一線で活躍できる才能は枯渇してないと思う。こんな綺麗な曲を書ける人は他にいない、と思います。

 歌唱はどうかと思ったりするけど(もっと素直に歌ってほしかった)、プロデュース2作目、私は大満足です。

MALICE MIZER&ZIGZOの懐かしい話 2001年12月 同時に解散事件

2008年11月13日 | 懐かしい話
 MALICE MIZERの無期限活動休止が発表されたのは2001年12月11日でした。私はこの当時FCを更新してなかったのでこの重大な発表がどこからも伝わってきてなく、数日たってネットをしていた時偶然知って、しばしパソコンの前で呆然としてしまいました。「え・・・活動休止?・・・してたんだ・・・」みたいな。

 MALICE MIZERは当時3枚のシングルを出していて、年明けにアルバム、そしてツアーかな?と大方のファンは思っていたと思います。それが製作途中だったはずのアルバムを出さずに事実上の解散・・・という。

 9月下旬にレギュラーラジオ「真夜中deシルヴプレ」が突如終了、10月8日にmoi meme moitie一号店が閉店、10月末以降FC「マシェリ」の新規会員募集がなくなってたなど、今にして思うと悪い予兆は色々あったのだけれど、あの時は「エェ~」って感じでした。

 全くショックがなかったわけではないけれど、私にとっては1998年末~1999年6月までに起こった一連の出来事の方がよっぽどショックだった。バンドがなくなってもメンバーが生きていてくれるならそれでいいのかな・・と思ったり。でも実際は、当時私はZIGZOとの掛け持ちファンで「MALICE MIZERがなくなってもZIGZOがあるよね!」と思っていられたのも大きかったと思います。

 ・・・その2週間後でした。12月28日、今度はZIGZOの解散が発表されたのです(泣)。この時はびっくりしました。(マリスの穴はZIGZOで埋めよう)と思ってた矢先なのに!ZIGZOも2ndアルバム後、シングルを3枚出していて、年明けに3rdアルバムが出るのだろうと思ってました。ラストシングルとなった11月21日発売の「CHELSEA」は

「もう終わりの鐘がなる 突然の雨のように機関銃より無差別に
もうここからさよならしなくては! 恋焦がれ憧れの君はどうにかお元気で」

 というのがサビの歌詞なのですが、まさか『解散します』という意味だったとは・・・。でも解散を知ってから聞くと、もう事前にお別れを言われていたとしか思えないんですよね。なんて正直者な哲くん。

 彼らの仲が良いのはこの当時から周知の事実でしたから、この偶然の一致とは思えないほどのタイミングの良さ(悪さ?)に「哲くんとkoziくんが一緒にバンド組むことが内内に決まってるんじゃないか?」って噂が立ってました。そしてこれまた偶然の一致だったのか何なのか、このタイミングで3代目の元いたバンド「プ〇イドオブマインド」の復活ライブも告知されていたのです。なので3代目はそっちに戻るんじゃないか・・・とも言われていました。

 マリスの方は『年内をもって活動休止』ということだったのですが、年内には何の活動もなく、そのままフェードアウトしていきました。それに対しZIGZOの方は年明けに全国数箇所でラストツアー、そして赤坂ブリッツで解散ライブをして、それをDVDとして発売しました。ZIGZO解散に泣いている子もいたけれど、MALICE MIZERのあっさりさ加減からすれば、解散ライブがあってそれがDVDになるだなんて羨ましいくらいでした。

 そしてマリス活休でナーバスになっている人も当時ネット上にいたけれど、私はマリスに対する涙や悲しみや「なんで?」っていう気持ちは1998~1999年に全て使い果たしてしまっていたようで、「彼らの決めたことならそれでしょうがないよね。お疲れさまでした」っていうあっさりした感じでした。こういう日がいつか来るのは、kamiくんの逝去が伝えられたあの日からずっとずっと覚悟していたような気がしました。MALICE MIZERとZIGZO、どっちのファンのテンションにも共鳴できなくて、でも虚脱感は確かにありました。

 余談ですが当時、突然のことにファンも動揺して犯人探し?原因探し?がネットの掲示板では始まって、マリスの方もZIGZOの方も「事務所〇長が悪い」という結論になっていて驚きました。今にして思うと一種の集団ヒステリーだったのでしょうが、それにしてもそんなところまで同時に同じでなくっても・・・。

 翌年発売されたZIGZOのラストライブDVDの中には、前日の名古屋公演の様子も収められているのですが、その中で哲くんがいつもの小さな聞き取りにくい声で、

 「そういやさぁ、某お化粧バンドで10年前ここでライブやったことある・・・」

 とポツリと呟き、両手を肩のあたりでくるくる・・・と回してフと笑ってみせました。
 (・・・伝わりますでしょうか?「縦ロール」っていうコトです。・・・トホホ

 しんみりしがちな客席をなんとか和ませたいという、哲くんなりの優しい気遣いだったのでしょうが「ZIGZOのライブでMALICE MIZERの話をするんだ・・・!」「しかもそれをDVDに収録するんだ・・・!」とビックリでした。


LAREINE の懐かしい話 2003年お正月 「再会のエチュード ビデオ上映会&復活会見」

2008年11月12日 | 懐かしい話
 2002年の夏にNEW SODMYが解散。そして秋、まさかのLAREINE復活発表。当時、クリスマス発売だったミニアルバム「ETUDE」を予約して買うとトークイベントの整理券がついてきて、約3年ぶりにkamijoを見に行きました。

 当日会場に行って驚いたのがファン層の幅広さ!バンド好きそうな女の子が多いのはもちろんなんだけど、40~50代女性(宝塚ファン?)が10人、地元のバンド少年や男子高校生が10人以上も!私の後ろの席にいた男子高校生二人組(普通な感じの子でした)は「kamijoさんはMALICE MIZERのローディ出身だけど、tetsuさんとg000tさん、どっちのローディだったのか?」について熱く語り合ってました・・・。なんでそんなマニアックなことを知ってるの・・・。

 LAREINEもVersaillesも、Kamijoってホント男の人に人気ありますよね。男性ファンはどこでkamijoを知るんだろう?どこに魅力を感じてるんだろう?・・・気になります。

 イベントスペースには「蝶の花」「レッスン」がずっと流れてて、目の前には大型テレビが2台。LAREINEのラストライブの映像を見てからご本人の登場だったと思います・・・(あれ、本人出てきてから皆で一緒に観たのかな?ちょっと記憶が曖昧です)。この映像は今回の復活宣言のトークイベント用にソニーから借りてきたとのことでした。

 LAREINE のラストライブというのは、kamijo以外の「メンバー全員脱退事件」だったわけで、そう思って見るからか、kamijoがすごく辛そうでした。いつも笑っている人で、映像でも笑ってるんだけど、無理しているというか作りきれてない感じがして痛々しい。「あの人の愛した人なら」は歌いながら泣いているようでした(このライブは観にいってないのでよく分からないけれど・・・)。「フィエリテの海と共に消ゆ」は青いロングコートを脱いで白いブラウスで歌ってて、現世kamijo(?)と前世kamijo(??)のセリフの掛け合いが上手く再現できててなかなかかっこよかった。結局この映像はDVD発売になりませんでした。貴重なものが観れて良かったです。

 「明けまして網タイツ。新生LAREINE を代表してフルールの皆さんにご挨拶に参りました」

 基本的にこの日は真面目モードで、「ボンジュールハニー!」とか寒いことは一切言いませんでした。じゃ、「明けまして網タイツ。」は何なんだ!と思う方もいるかと思いますが、このくらいのことはkamijoの場合、寒いことの範疇に入らないのです。それにしてもこの「明けまして網タイツ」というギャグを聞いたのはこの時が初めてではなかったはずなんです。「あ、kamijoも言ってる~!」と当時思ったのを覚えているのですが、じゃ以前は誰が言っていたんだろう?MALICE MIZERかな?kamijoはVersaillesになってからも言ってますよね。覚えている方いらっしゃったら教えてください。

 衣装は黒のシフォン地にベロアの透かし模様の入ったブラウスに、ベロアのパンツにロングブーツ。胸元と袖のヒラヒラがとっても綺麗でした。MALICE MIZERの衣装を担当していた大場由香里さんの手によるもので、大場さんのサイトで今も写真を見ることができます(「ETUDE」という衣装です)。

 髪は茶に近い金色で、今と同じくらいの長さでした。アイメイクは薄く、口紅は真っ赤。すご~く綺麗でした!Kamijoは彫りが深いから、アイメイクは薄い方が好き。Kamijoはよく「顔の上半分がHYDEで下半分がYOSHIKIなんだよね」と私の周りで言われていたけれど、この日はトータルでHAKUEIっぽい感じ。お人形のように綺麗でした。

「(復活LAREINE を)絶対に成功させてみせます」
「遠いとは思うけれど、是非観に来てください」

 嗚呼本当にこの人はLAREINE が好きなんだなあ、今回の復活に人生をかけているんだなあ、というのがヒシヒシと伝わってきた。「頑張ります」「応援してください」「必ず期待に応えます」と清清しいくらいにストレートに言い切ってて、気持ち良いなあ・・・と思った(正直、いつもこのモードでいた方が売れたのでは・・・?)
 
 覚えている会話は
「お正月はどう過ごされましたか?」「実家に帰りました」
「好きなおせちは?」「カズノコ」
 役に立たなくてスミマセン・・・。

 あとは「この『ETUDE』はEMIRU、MAYU、MACHI の元メンバーで作ったけれど、復活LAREINE がこのメンバーであるとは言えない。代わる人もいるし、残る人もいます」とか含みをもたせた言い方をしてました。この当時ファンは皆、脱退の経緯からしてEMIRUは戻ってこないけど、MACHIは戻ってくる・・と思っているようでした(実際は逆でしたね)

 Kamijoは90年代LAREINE 時代、koziとは違った感じでピエロっぽいというか、よくおどけてみせては笑いを取る人でした。オーバーな口調と振り付きで「ボンジュールハニー!」と素っ頓狂に叫んだり、口を大きく開けて取ってつけたようなオーバーな笑顔をつくってみせたりして。いつも一生懸命でサービス精神が旺盛なのが彼の良いところなのですが、時として一人で度を超して突っ走り、客席がポカーンとなってしまうこともありました。

 でもこの日、三年ぶりに見たkamijoは口元で微笑むことはあっても、おどけて笑ってみせることはなかった。落ち着いたトーンの声で、知性を感じさせる真摯な態度で、客席全体に目線を配りながらよどみなく語る姿を目にし「ああ、kamijoも大人になったなあ・・・」と感心したのと同時に、すっかりまともになってしまった (←コラ!) 姿に一抹の寂しさも感じていたのです。

 ・・・しかしkamijoはさすがにkamijoでした。イベントもラスト3分を切ったあたりで「今度のLAREINE は『the world of romance』というコンセプトを基に・・・」なんて話から、またもや「リリーが」「ジェレミーが」「前世が」「現世が」「青い鳥が」とか言い出して、私はポカーン。

 「まだそんなこと言ってるのかよぉぉ・・・」と呆れてしまった反面、あまりにも変わっていない不思議ぶりが愛おしかった。「それでこそkamijoよね!」「嗚呼LAREINE は本当に復活したんだなあ・・・」としみじみ嬉しく思ったのでした。

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 結局、復活LAREINE は90年代ほど成功しませんでした。特に地方での動員は厳しいものがあって、あんなに頑張っているのに・・・と気の毒に思ってました。だからVersaillesが売れて本当に良かったね、と思ってます。

もうすぐ年末

2008年11月06日 | Weblog
 寒くなってきましたね~。この期に及んでまだ事の深刻さを分かってない私は

「でも、そんな悪い人じゃないと思うんだよね・・・」
「悪いよ!五億円も詐欺したんだから!」

「そんなに悪気はなかったんだと思うんだけど・・・」
「詐欺したって認めてるぞ」

 と家族にコテンパンに言われてます。
 
 それにしても思い出にケチがついたよ!なんか悲しいって言うか情けないって言うかそういう気分。

 これまでも華〇朋美の「I’m proud」を聴くたびに「このあと自〇未遂するんだよな・・・」って思うし、安〇〇美恵の「can you celebrate?」を聴くたびに「でも離婚したんだよな・・・」って思うし、カバちゃんをテレビで観るたびに「dosってあったよな。ボーカルは妻になったんだよな・・・別れたけど」って思うし、gl*be聴くたびに「あの結婚式は痛かったなあ・・・YOSH*KIピアノ弾いてたなあ・・・」と思って、なんだかなって感じで来てたのに、

 逮捕って!

 もう完全に駄目だよ。これから先もずっとずっと「懐メロ特集」で90年代音楽が取り上げられるたびに、カラオケで〇室サウンドを見聞きするたびに、上記のことプラス「しかも〇室は逮捕されたよなあ・・・」と思わなきゃいけないのよ・・・。つらいわ。

お金は使えばなくなるのよね・・・

2008年11月05日 | Weblog
 私の世代で〇室に一円も貢いでいない人はいないと思う。シングル買ったりカラオケで歌っちゃったりみんなしてたんじゃないのかなあ。みんなであんなに貢いであげたのに、92億も資産あったらしいのに、全部なくなっちゃってただなんて・・・。

 「一体何に使ったの?そんなに短期間に使い尽くせるものなの?」と思ったんだけど、話聞いて納得。飛行機のファーストクラスの座席全部取ったり、スイートルームのフロア全部借り切ったり、数千万円の車を色違いで何台も集めたり・・・。ああ、そういうことしたらお金なくなるのね・・・。

 私が思い出深いのは「asayan」で、まだと〇ちゃんのデビュー前ふたりがラブラブだった頃、サンリアピューロランドに行った回があって。と〇ちゃんが「きゃ~~キティちゃん可愛い!」みたいに言ってたら、〇室が「好きなものは何でも買ってあげるよ」的なことを言って、巨大なキティちゃんのぬいぐるみとか色々買ってもらってた。私はまだ小学生でお小遣い月500円の生活だったから「キティちゃんグッズを何でも買ってもらえるなんて、うらやましい!と〇ちゃんになりたい!」と思って見てた。・・・コドモでした・・。

 もうひとつは確か「ヘイ!ヘイ!ヘイ!」に出た時に「デコレーションケーキをひとりでワンホール食べてみたい」と言っていて、「そんなの今すぐできるでしょ。お金あるんだから」と共演者に言われてた。その時も私は「ケーキワンホール全部独り占めなんて夢のようだ・・・私もお金持ちになりたい!」と思ってた。・・・コドモだったのです・・・。

 あれから十数年たって思うのは、今ならあの頃の夢をたやすく実現できるって事。別に芸能人でなくっても、億万長者でなくっても、サンリオショップでキティちゃんグッズ欲しいの全部買える。ただ、そんなに沢山買っても置く場所あるのか?使うのか?そもそも欲しいのか?とか考えると、微妙なんだけど・・・。

 ケーキも20センチくらいの家族サイズの大きいのも4000円くらいだし、買おうと思えばいつでも買える。ただ、私は成長するにしたがってそんなに甘いものを欲しくなくなってきた。大人になるってつまらないな、と思う。

 お金ってなんなんだろう?「お金があれば人の心も買うことができる」みたいに豪語していた人は逮捕されてしまったし、一生使い切れないほどのお金をもっていた人も本気で使ったらあっけなくなくなってしまったようだし。宝くじが当たるのも夢なんだけど、二億円当たったがために殺されちゃった人もいる。お金がないことが犯罪の引き金になるのは分かるんだけど、お金がありすぎることもまた犯罪を呼ぶのかな・・・。

 私は何にもない人間で、お金もないし社会的地位もない。これまで生きてきて誇れるものも「成し遂げた!」ってものも何にもない。でも「なくて良かったな」というものもあって、それは借金と前科。身の丈に合ったこじんまりとした生活を大事にしようと改めて思ったのでした。