昨日は予定どおり、"Red Hot Chili Peppers"の東京公演2日目が東京ドームで行われ、私も行ってきました。
3月のものが延期になっていたので、チケット入手から4ヶ月ほど待たされたライブでした。
東京ドームという、コンサート会場としては音響の悪さに定評ある(?)会場だったので、彼等の「爆音」がちゃんと聴こえるのかは不安でした。
その不安は現実のものになってしまいましたが、そんなことは差し引いても素晴らしいライブだったことは間違いありません。
1日目のセットリストがネット上に流されていたので、それとは若干違う選曲がなされることは予想していました。2日間のリストを見比べてみると、2日間とも聴いてみたかった気がしました。1日目が16曲(アンコール除く)、2日目が15曲で重複しているのは4曲です。2日続けて行っても損しないような配分で、上手く配分しているといえばいえますが、2日続けて行けるような環境にない自分が可哀想だったりしました
"FLEA"はやっぱりカッコよかったです。彼の音は聞き逃したくなくて、耳を凝らして聴いていましたが、この日の音響はバランスが今一つだったようで、ベースの音が私の席では聞き取りづらく感じました。ギターとドラムスはとても明瞭に聴こえてきたのですが...
それでも終盤にベース・ソロで大変な重低音を奏で、ドームが音圧で震えるのを感じました。そのソロから最後の曲"By The Way"に繋がっていったのですが、この曲で会場のボルテージも最高潮に達していたようでした。みんな歌詞を知っているようで、ドーム中が大合唱、しかもみんな跳ねながらですから人の動きと音の波が凄まじかったです。
"FLEA"が"Fender Jazz Bass"を使うのか、エンドース契約をしている"Modulus"のベースを使うのかとても気になっていましたが、この日の彼は終始"Modulus"を使っていました。ギターの"John Fruciante"が曲ごとにギターを持ち替えていたのとは対照的です。
最近のライブのフィルムなどを見ていたら、セーターを着込んでいたり、なんだか「おじさん」臭く見えていた"FLEA"でしたが、昨日は上半身裸、ステージ上で激しく動いていました。45歳という年齢には見えなかったです
アンコールでトランペットを吹いていましたが、これは2003年に収録されたDVDでも聴かれたものですが、DVDに収められているものよりも、ずっと上達しているようでした。時間も長かったし、オマケで演奏されたものとしてはかなりのレベルにあるものだったと思います。
ライブが終わったら、ちゃんとしたレビューを書いてみたいと思っていましたが、こと彼等のライブに関しては、いろんな思いが募っていて上手く書けません。この1年くらいの間、毎日のように彼等の音楽を聴いてきて、日常のいろんなシーンにその曲が絡んできていました。
せめて大好きな"FLEA"のことくらいは冷静に書きたいのですが、あれもこれも書きたいと思いつつとても纏まるものではありません。
ただ、とても、とても熱いものは感じています。彼らの音楽を初めて聴いたときに感じた生命力や無邪気さなどがライブを通じても伝わってきました。
好きな音楽を楽しむときに「同時代性」ということは、とても大きなポイントだと思います。"Red Hot Chili Peppers"が活動している今、同じ時間に彼等の音楽に接していられることに幸せを感じます。
下記は昨夜のセットリストです。1日目より1曲少なかった...
1.Can't Stop
2.Dani California
3.Otherside
4.Jam~21st Century
5.Fortune Faded
6.Warlocks
7.Parallel Universe
8.John's Solo~SOS
9.Snow((Hey Oh))
10.Higher Ground
11.Strip My Mind
12.Around The World
13.Right On Time
14.Hump De Pump
15.Flea's Solo~By The Way
Encore
Drum Solo
Flea's Trumpet Solo
I Could Have Lied
The Power Of Equality
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