今日の公休は、日中はとても暖かく感じて出かけやすい日になりました。Lukeの日課の散歩を少し足を伸ばしてみました。足を伸ばすといっても隣町のような場所ですが...
前回のブログに載せた[矢川緑地]から南東へ2kmほど移動した下記の地図の中央辺りです。
中央道の国立府中I.C.の近く、国立市の谷保地区です。『ハケ下』とか『ママ下』と呼ばれる立川崖線に沿った地域です。
トップに載せた画像は、その崖線の下に沿って流れる用水路ですが、流れる水がとても澄んでいて、小魚(ウグイかハヤなのでしょうか?)の群れも見られました。
用水路を東へ向かったところにヤクルト社の中央研究所がありますが、道路を挟んで[城山(じょうやま)公園]があります。
ここには古民家(旧柳澤家)が保存されていて、無料で(内部も)観覧できます。
以前に、立川市にある古民家も見てきましたが、どちらも江戸時代に建築されたものですが、保存状態がとても良いように思います。
旧柳澤家は甲州街道沿いにあったそうですが、現代の甲州街道は車の往来も多く、建ち並ぶ建物は近代建築ばかりですから、元の場所よりも周囲の風景と合っているようです。
梅が咲いていたり古井戸があったりと、昔のお屋敷の雰囲気が感じられます。
屋内にはお雛様が飾られていました。八畳間の[ザシキ]です。
古民家の南側に広がる休耕地にチュウサギが居ました。こちらを警戒しているようで、近づくと飛び立ってしまいます。
この休耕地、乱開発を防ぐために区画整理事業を行うという看板が立っていました。[城山南土地区画整理事業]として平成25年までに施行されるそうです。この休耕地と中央道を挟んだ西側では、既に区画整理事業が行われており、農商工混在の地域が出来上がっています。既成市街地でなく、農地が広がる地域での区画整理事業も乱開発を防ぐためには意義があるのでしょうが、地権者の方々の権利も守りつつ、生態系をできるだけ侵さないような事業にしてほしいものです。
上の方の国立市役所あたりは、時々用事で行きますので、地図で見ると意外と近くまではいってますよね。
それなのにこんなに自然豊かな場所があるとは知りませんでした。
根川・矢川緑地・そしてこの城山公園あたりはずっと立川の崖下沿いになるんですね。
古民家を含めて、一度ゆっくり散策してみたいものです。
明治15年の周辺地図の写真を載せてみましたが、この地図では中央線の線路も無ければ、今の国立駅の辺りは農地が広がっており、現代とはずいぶん違う様子がうかがえます。
根川、矢川、城山公園と続いて歩いてみましたが、今度は更に東の府中用水沿いも行ってみたいです。
ハナミンママさまにも、ゆっくりした時間をお過ごしになられる日が来るのを願っております
矢川、谷保あたりはまだまだ畑も沢山残っていて結構気に入ってます。
でも、畑の切り売りをせざるを得ない農家も増えているようだから(国の政策のせいで)、こんな景色もあとどのくらい楽しめるのか・・ちょっと不安です。
冬場は作物が実っておらず、ちょっと風景もさびしい感じですが、お米作りが始まる頃になると、矢川・谷保辺りに広い農地が残っていることがよく分かりますね。
畑が切り売りされたときに、街区全体が歪んだ形にならないように...というのが、この地域の区画整理事業の目的の一つだと思います。
でも、整然としたアスファルトの道路に囲まれた農地というのも、ちょっと妙な風景ですね