Life in Tokuyo 38 写真撮らなくちゃ．．．

　私はとくに写真を撮ることを趣味にしているわけではないのですが、前職の不動産の営業をしていた頃は、物件の写真などを撮影してホームページにアップするような作業をよくやっていました。そんな経験があったので、写真を撮ることは嫌いではありません。
　施設の行事でも年に一回、自分で撮った写真を入所者のみなさんに見てもらう機会もあります。「クラブ発表会」という行事で、入所者のみなさんが書道や絵画などのご自分の作品を発表する場なのですが、職員も何かしら自分の作品を発表する場になっています。このことは以前の稿でも書きましたので下記にトラックバックした稿もご覧いただければ幸いです。
　今年も１１月にその行事は行われる予定です。去年は長野県の小諸から軽井沢にかけて出かけて写真を撮ってきました。秋の風景を撮りたいと思っていましたが、撮影した１０月２５日の風景はまだ秋が深まっておらず、ちょっと季節感が物足りないと感じました。そこで今年は、冬・春・夏・秋と四季の写真を用意できればと思っていたのですが．．．
　もう冬が終わろうとしています．．．　

　１月に雪が降ったらその景色を．．．と思っていたのに、今年の冬はとても寒かったはずが東京ではあまり雪が降らず、撮影のチャンスを逃してしまいました。今から冬の風景を撮らないと「四季」の写真が揃わなくなってしまいます。富士山にまだ雪が残っているうちに写真を撮りに行こうかと今は考えています。

　春の写真は撮影場所を決めています。春といえば「桜」でしょう。桜の名所はいろいろなところにあります。
　今年は東京郊外を走る西武多摩湖線の「武蔵大和」駅前の桜を撮影する予定でいます。この駅は高台にあって、駅へ上る坂道の脇に桜並木があります。桜並木を上ると小ぢんまりとした駅舎があって、短い編成の電車が行き来します。東京都内にある駅としてはとても長閑で、どこか田舎の駅の風情です。そして古い駅舎がレトロな雰囲気もあります。
　施設に入所している高齢者の方々のほとんどは、外出もままならない方ばかりです。そんな方々に昔の風景を思い出してもらえるような写真を撮ることをねらいにしています。

　今回の写真は電車つながりです。西武線ではなくJR中央線です。昨夜は施設を辞める職員の送別会がありました。帰りが最終電車になってしまい、待ち時間もあったため、その最終電車を撮りました。この形式の車両は２５年くらい中央線を走り続けましたが、今年の暮れから順次新しい車両に入れ替わるそうです。私にとっては学生のときも社会人になってからも、中央線といえばこの形式の車両でした。