明けましておめでとうございます。
拙ブログをご覧いただきありがとうございます。介護現場のこと、好きな音楽のこと、住んでいる東京多摩地区の風景のことなどを書いてまいりましたが、今年も少しずつ続けてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
私の勤務する特別養護老人ホームには、60名の高齢者の方々が暮らしていらっしゃいます。ご家族の有無やご自宅の有無など、その環境は様々で、中にはお正月はご家族と過ごされる方もいらっしゃいますが、今年のお正月は1名だけご自宅に帰られました。他に病気になられて病院に入院された方が4名、その他の方々は施設でお正月を迎えられます。
私は大晦日から元旦にかけての夜勤に就きました。元旦勤務は経験していますが、年越しを施設で過ごすのは初めてのことです。入所者の皆さんが、どんな年越しを過ごされるのか興味がありました。
大晦日といえば定番の<紅白歌合戦>です。
皆さん楽しみにされていて、何人かの方々は<機能回復訓練室>、通称<リハ室>に集まって、大画面のテレビに見入っていらっしゃいました。 他にもそれぞれの居室にある個人用のテレビで視ていた方もいらっしゃいます。
歌を通じて、昔の思い出話や、『やっぱり演歌がいいねぇ~』などと語り合っていました。普段は限られた方同士の接触に限られがちで、こうやって普段は接触が少ない入所者同士の交流があるのはとても良いことです。
紅白歌合戦を最後までご覧になった方はいらっしゃいませんでしたが、皆さん、いつもよりかなり夜更しされました。通常の消灯は午後9時ですが、大晦日はリハ室の消灯は午後11時をまわっていました。年に一度くらいは良いでしょう。
大晦日の夕飯です。これは夜勤職員用に量を増やしていますが、年越しそばと酢のもの、デザートの組み合わせです。
かき揚げの天ぷらも直前に揚げたり、元旦のお昼はお重を用意したりと、通常より手間もかかりますが、少しでもお正月気分を感じてもらえるよう、栄養士・厨房職員が頑張ってくれています。
お正月に限らず、毎月の誕生者の紹介を掲示しています。
一月は14名の方々が誕生日を迎えられますが、60名中14名というのは割合としてはかなり高いものです。ほとんどの方が80代以上、一月生まれは長命なのかな?と思ってしまいますが、介護主任からは違う意見がありました。
現代ほど出生届も厳格ではなかったかもしれず、役所の受付も12月に生まれた方の届けを1月になってから受付け、日付もおおらかだったかもしれません。『どうせなら1月生まれに』と、考える親も多かったかもしれません。
14名中女性が13名、これは圧倒的に女性の方が多く、女性の方が長命というのは間違いないようです。
トップの画像は、年末に雨の降った日の夕刻です。雨上がりに多摩地区から丹沢方面を見たら、同じ高さにまっすぐ横に伸びる雲が見えました。
大変な仕事だと思うけど、皆さんが少しでも幸せな時間を持てると良いですね。
今年も宜しくどうぞ。
私もこの暮れに入院生活を経験して、夜9時に寝かしつけられる生活の中で、大晦日の日の紅白はお目こぼしがあるのかな?と素朴な疑問を抱いていました。
幸か不幸かその前に退院出来たので、わからず仕舞いですが・・・
生活の場という意味では施設のほうが少しゆるくしてもらえるのかな?
こういった中でも、少しでも季節感を出そうと工夫する厨房職員さんの努力には頭が下がりますね。
もちろん365日・24時間勤務の介護職員の皆様にも、です。
特養の様子、私もこの仕事に就くまでは、どんな様子なのか見当もつきませんでした。
入ってみてビックリすることも多く、最初は戸惑ってしまうこともありましたが、おかげさまで約9年、ここまでやってこれました。
本来はご自宅に戻られることを目標にされるべきなのかもしれませんが、実情は入所者の方々の<終の棲家>です。
できるだけ楽しく、元気に過ごしていただきたいと願っています。
今年もよろしくお願いいたします。
普段のストレスやお疲れからだと拝察いたします。
今年は、ぜひ健康に留意されてください。
病院に比べて特養の方が、生活のルールなどはずっと緩やかではないでしょうか。
病院では治療を最優先されるべきでしょうし、施設では入所者の希望を優先される、というスタンスで良いと思います。
施設での生活の中で<食事>は、日々の生活の中でとても大切なものです。
近年は優れた給食業者さんも増えましたが、私たちの施設では自前の食事です。
経費も限られている中、一ヶ月単位で細かく計画的に献立を考え、作るのは大変ですが、自前の食事は私たちの施設の<ウリ>の一つです。
今年もよろしくお願いいたします。
今年もよろしくお願い致します。
施設でも在宅でも、『もっと○○してあげられたら・・・』という思いは同じなんですね。
時間やお金の制約もそうだし、サービスの提供の仕方自体などにも感じてしまいます。
食事は大切ですね。普段の食事はもちろん、季節や行事ごとの食事は、<今日>と昔の<思い出>を感じていただけるものに成り得るものだと思います。
今年もよろしくお願いいたします。